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Foresight in sight

ニュースリリース

2010年6月2日

日本ユニシスと京セラコミュニケーションシステム
変更管理ソリューション「Tripwire®」の販売で協業

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)と京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:小林 元夫、以下KCCS)は、変更管理ソリューション「Tripwire(トリップワイヤ)」(米国のTripwire, Inc.社の製品群)の販売における協業を開始いたします。

 最近のセキュリティ事故に例を見るように、Webサイトのセキュリティ維持は企業経営の必須要件であり、意図しない改ざんなどを瞬時に検知するソリューションが求められています。このような時代背景を受け、日本ユニシスはKCCSと協業し、情報セキュリティサービスシリーズ「iSECURE®(アイセキュア)」のラインナップに変更管理のリーディングソリューション「Tripwire」を本日より追加、「iSECURE Tripwire」として販売開始します。

 「iSECURE」は、日本ユニシスが提供するセキュリティサービス、セキュリティ製品、ICTセキュリティサービスなどの総称です。お客さまのセキュリティ向上のため、セキュリティ・コンサルティングサービス、セキュリティ製品の販売、実装、保守サービスからICTセキュリティサービスまで、お客さまの要望に応じたサービスおよびセキュリティ製品の提供をしています。

  KCCSは、1999年よりTripwire製品を取り扱っており、2003年以降はTripwire, Inc.社の在日法人トリップワイヤ・ジャパン株式会社の販売代理店として、製品販売に加え、導入・運用・保守などの各種サポートサービスを幅広く提供し、日本国内におけるトップクラスの販売実績があります。また、KCCSは「Tripwire」 により、Webサイトのコンテンツ変更検知に加え、「Gumblar(ガンブラー)(注1)」、「改ざん」、「情報漏えい」への対策、さらに内部統制やPCI DSS(注2)などのコンプライアンス対策といった、お客さまからのさまざまなご要望にお応えしています。

 この度の協業により、日本ユニシスは「iSECURE」のラインナップに「Tripwire」を追加し、お客さまのセキュリティ維持やシステム管理に対する強力なソリューションを提供いたします。また、KCCSは「Tripwire」の運用ノウハウを活かしサポートを担当いたします。

 両社協業の特長は、以下のとおりです。

  1. 変更管理ソリューションとして非常に高い知名度を誇るTripwire 製品がiSECUREシリーズに加わることにより、お客さまの変更管理に対するご要望に応じたセキュリティ・ソリューションをトータルでご提供できるようになります。

  2. Tripwire製品国内トップクラスの販売実績とトリップワイヤ・ジャパン株式会社発行・製品導入認定資格者のノウハウを活かしたKCCSのサポートにより、お客さまのご利用シーンに応じた変更管理環境を構築できます。また、自社内への構築のみならず、今後日本ユニシスが提供予定のSaaS型サービスでは、堅牢なICT基盤を持つ日本ユニシスのiDCを利用することから、安心、安全な変更管理機能の利用が可能となります。

  3. クラウドの登場により、システムの環境は日々変化しています。この度の協業により、Tripwire製品でサーバ設定や環境の変更管理を行うことができ、より安全で確実なクラウド環境をご利用いただけるようになります。

 日本ユニシスは、「iSECURE Tripwire」にて今後3年間で1億円の売上を目指します。

以上

<エンドースメント>

今回の協業を通じ日本ユニシス殿のマネージド・サービス導入の実績に裏付けられた専門性の高いインテグレーションとKCCS殿の豊富なTripwireの導入実績による、より一層のシェア拡大が期待されます。既存の改ざん検知やシステムの変更管理に加え、クラウドでの積極的な変更管理でのご利用など、新たなニーズにも幅広く対応するサービスとして大きな可能性を持っていると考えます。
Tripwire製品輸入販売元  トリップワイヤ・ジャパン株式会社
代表取締役社長   杉山富治郎氏   
<Tripwire製品について>

「Tripwire」は、企業システムのデータとネットワークの整合性を常に監視。外部のみならず、内部からの不正な操作やオペレーションミスによる変更を検知し早期復旧をサポートする、情報資産保護ソリューションです。


注1:Gumblar(ガンブラー)
2009年5月頃に流行したウイルスです。スクリプトが不正に埋め込まれたWebページを閲覧した場合に感染してしまうというもので、別名「GENOウイルス」とよばれています。サイトを閲覧すると別のサイトへ誘導され、不正なプログラムを埋め込まれることがあり、利用者のパソコンにウイルスを感染させてしまう恐れがあります。

注2:PCI DSS
Payment Card Industry Data Security Standard の略称で、クレジットカードの加盟店・決済代行事業者が取り扱うカード会員のクレジットカード情報や取引情報を保護するために、国際的なカードブランドで あるVISA・JCB・MasterCard・American Express・Discoverの5社が共同で策定したクレジットカード業界におけるグローバルセキュリティ基準のことです。


注釈/リンク

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