2010年2月23日
日本ユニシス・エクセリューションズ
3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister®
」に
「CADdoctor®
」モデル検証・編集機能を組込み、3次元データの流用設計を強化
日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(本社:東京都新宿区、社長:石原 邦夫、以下UEL)は、株式会社エリジオン(本社:静岡県浜松市、社長:小寺 敏正 氏、以下 エリジオン)から3次元データ変換・活用ツール「CADdoctor」(キャドドクター)の計算エンジンを、UELの主力商品である3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」(キャドマイスター)に搭載します。それにより「CADmeister」からシームレスな利用が可能となり、設計や類似部品データの流用設計機能が大幅に強化されます。
2010年3月から提供開始予定の「CADmeister V
5.1」から販売開始します。
近年、ものづくり企業では国際競争力を高めるため高品質化と低価格化が同時に求められていますが、景気の二番底の懸念から企業の意とは反して設備投資を絞らざるをえない状況であり、またCADベンダーにおいても海外からの進出が激しさを増し、国内の製造業と同じくCADベンダーも気を抜くことができない 状態が続いています。
UELとエリジオンは、7年前から3次元統合CAD/CAMシステム「CADCEUS®
」のデータ交換エンジンのアライアンスパートナーとして共同開発を続けており、現在の厳しい経済環境の中、今回も国産CADベンダーとして協力し合うこととなりました。
新機能の主な特徴は、次のとおりです。
- 高品質な機能を低価格で利用可能
「CADdoctor 」のデータ検証・編集機能を個別のライセンスとして「CADmeister」に搭載することで、ユーザーは自社の業務プロセスに合った機能だけを選択・購入できます。 - モデルデータ変換後の手作業による修正箇所を従来比1/30
(当社比較)まで軽減
境界線が離れた面群をトリム・延長など変形して面群を結合し、取込後の単面化作業を軽減します。 - 非パラモデルのピン角化において手作業による修正箇所を従来比1/3
(当社比較)まで軽減
リブやボスなどの多様なフィレットを除去し、ピン角戻し作業を軽減します。
このたび提供を準備している新機能は、金型設計で特にユーザー要望の多い次の3点で、それぞれの概要と価格は以下のとおりです。
- モデル比較 《販売価格:50万円(消費税別)》
モデルの形状を比較し、変更形状の表示と複写などデータ流用工程を支援します。 - ヒーリング 《販売価格:100万円(消費税別)》
境界線が近い面群を自動的にトリム・延長など変形して、結合します。 - フィレットはずし 《販売価格:70万円(消費税別)》
リブやボスなどのフィレットを除去し、フィレット掛け前の状態に復元します。
「CADmeister」ユーザーを対象に今後5年間で各300本、6億6千万円の売り上げを目指します。
以上
注釈/リンク
商標、登録商標:
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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