2010年1月4日
日本ユニシスグループ
籾井勝人社長、年頭所感
2010年の年頭にあたり日本ユニシス社長 籾井勝人は、以下の年頭所感を発表しました。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
当社はお客さま企業のITコスト削減を実現するためにすべての経営資源を集約し、ITコスト削減のためのソリューション開発に取り組みます。情報技術とネットワーク技術を融合・統合したクラウドコンピューティングは、ITコスト削減やCO2削減などの環境問題に対して重要な役割を果たすと言われていますが、運用やセキュリティ面で不安を抱えるお客さまが多いのも事実です。また、すぐに利用できるサービスの品揃えも少ないなど課題もありますが、当社は長年のメインフレームで培ったミッションクリティカルな業務領域での豊富な経験と技術を結集し、お客さまにさらなる価値を提供する「サービスインテグレーター」として、時代の要請に合わせ、お客さまの立場に立ったベストプラクティスなICTサービスを提案、提供していきます。
2010年に当社が注力する事業は以下の2点です。
1.ICTサービスの拡販
- 経営資源を集約しICTサービスを強化します。その一環としてSaaS型ソリューションも充実させます。必要なものを、必要なときに、必要なだけ利用できるITコスト削減のためのサービスを拡充します。
- 組織体制面では、営業とシステムの一体型組織により営業力を強化してお客さまのニーズに的確に対応します。
- またグループ企業の総合力を結集したワンストップサービスを提供することで、多くのお客さまに安心して利用いただけるサービスの提供に最善を尽くし、ICTサービスのリーディングカンパニーを目指します。
2.金融機関向けオープン勘定系システム「BankVision®」(注)のマーケット拡大
- BankVisionはオープンプラットフォームで金融機関の勘定系処理機能を提供する唯一のシステムです。現在、すべてのシステムが安定稼働しています。
- 2010年は、複数のお客さまでの新たな稼働が予定されています。さらに多くのお客さまの採用に向けて積極的な提案を行います。
- また適用の効率化およびコンパクト版BankVisionを用意するなどお客さまのニーズにあったサービスの品揃えを強化し、マーケット拡大に努めます。
これからも日本ユニシスは、常に新しい発想でお客さまを全力で支援していきます。
以上
- 注:次世代オープン勘定系システム「BankVision」(バンクビジョン)
- 既存勘定系システム資産と専門業務ノウハウ、最新ITスキルを最大限に活用し、オープンプラットフォームで勘定系処理機能を提供する「BankVision」の主な特徴は以下のとおりです。
- オブジェクト開発技法のコンポーネント化を実装し、銀行業務に最適なオブジェクトを導出したこと、これらをSOAの考え方に基づきサービス単位でコンポーネント化(部品化)することにより、変化に対し柔軟性の高いシステムを実現。
- テーブルウェア化の採用により、顧客層に応じたきめ細かい新商品/新サービスの提供や銀行経営戦略/収益構造変革へのスピーディな対応が可能。
- オープン金融業務処理基盤「MIDMOST®」採用によるポータビリティ(移植性)を備えたシステム構造により、コストと安全性のベストバランスの継続的な維持が可能。
- 銀行システムの広範な範囲を、堅牢性の高いアーキテクチャを有するミッションクリティカル・サーバー「Unisys Enterprise Server」、およびグローバルスタンダードなオープンプラットフォーム「Microsoft® Windows Server®」および「Microsoft® SQL Server®」にて提供し、バンキングシステム全体としての親和性と効率化を大幅に向上。
- 営業店事務を支援するチェック/省力化機能により、堅確化と合理化のさらなる促進を実現。
- 店舗形態や取引パターンに柔軟に対応する営業店連携取引機能により、柔軟かつスピーディな店舗戦略立案/営業体制の構築が可能。
注釈/リンク
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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