日本ユニシス株式会社（本社：東京都江東区、社長：籾井 勝人、以下 日本ユニシス）は、株式会社ライフコーポレーション（本社:大阪市東淀川区、社長:岩崎高治 氏、以下ライフコーポレーション）向けに新基幹システムを構築、本年5月中旬より発注業務から順次稼働を開始し、10月末に管理系業務を含む全業務が本番稼働しました。

 本システムは、他社ホストコンピュータ2台を用いて別々に稼働していた首都圏・近畿圏の基幹業務を、日本ユニシスのチェーンストア向けソリューション「OpenCentral^{®( 注1)} (オープンセントラル）」を基盤にミッションクリティカルWindows^®サーバーであるES7000^{( 注2)} に統合してオープン環境で構築しました。商品マスタ管理、特売・企画管理、本部・店舗の発注管理、仕入・買掛・支払管理、売上精算・売掛管理、手数料管理、予算・営業成績、自動仕訳など、発注から会計までデータが連動するシステムです。内部統制にも対応したライフコーポレーションのチェーンストア事業を支える基幹業務システムとして、食品スーパー業態におけるWindowsベースの基幹システムとしては国内最大規模のシステムとなっています。

 ライフコーポレーションは、首都圏・近畿圏に200店舗以上を構えており、新基幹システムはさらなる店舗数拡大に対応可能なマスタメンテナンス機能や各種処理機能を備えています。
 システム運用面では東西システムの集約とともに自動運転が可能な運用管理ソフトウェアを導入することで、専任のオペレータが多数必要であったホスト環境からの脱却をはかり、運用コストの削減を実現しました。
 併せて新基幹システムの構築と同時に、すでに稼働済みの情報系システム（日本ユニシスで開発）についても、高速情報検索用アプライアンスサーバ「Netezza ^{( 注3)}（ネティーザ）」の導入を図り、より大量・高速なデータ検索が可能な基盤を構築しました。
 また、本年10月から稼働開始した近畿圏新常温物流センターに対して、店舗へのカテゴリー配送を可能とするデータ連携も行い、陳列品出しの作業時間の短縮など、業務効率化をサポートしています。

 今後、日本ユニシスは、食品スーパー最大手のライフコーポレーションとの構築事例をもとに「OpenCentral」のさらなる拡販に努めてまいります。

以上

注1：OpenCentral（オープンセントラル）／OpenCentral plus（オープンセントラルプラス）

サプライチェーン全体最適を支援する、スーパーマーケットなどのチェーンストア向けソリューションです。基幹業務システムを提供する「OpenCentral」と、計画・予測・Web-EDIなどを提供する「OpenCentral plus」、情報系オプションなどで構成されます。

同ソリューションの特徴は、以下のとおりです。

1. 数値計画・品揃計画、実行、進捗検証までのプロセスをトータルに支援
   売上高、荒利高など 8 種類の指標による週別計画支援、4 種類の指標による商品改廃支援、週ごとに計画と実績を把握する仕組みを実現
   
   
2. データマイニング (MiningPro21^®) と連携して高度な予測を実現
   販売予測、客数予測 x PI 値の2種類の予測手法により、カテゴリーごとに最適な仕組みを実現
   
   
3. マーチャンダイジングフローのあらゆる局面でお取引先とリアルタイムに情報を共有
   インターネットを通じて、取引先への情報提供（POS売上、店頭在庫、販促計画、販売予測）、電子商談、商品登録等を実現
   
   
4. 全業務をブラウザ / Smart client で実現
   売上高、荒利高など 8 業務系：ブラウザ/Smart client、情報系：ブラウザ（一部 Ajax に対応）、PDA/GOT：ブラウザ/Smart Client、取引先：ブラウザ/XML EDI
   
   
5. データベースによる一元管理
   売上高、荒利高など 8 商品マスタ・共通マスタの一元管理、実績情報の一元管理
   
   

注2：ES7000

堅牢性の高いアーキテクチャを有し、ミッションクリティカルな基幹業務システムに使用可能なWindowsサーバーです。メインフレーム・クラスの高可用性を実現します。

注3：Netezza

データベース、サーバー、ストレージを構造上、単一の使いやすいシステムに統合し、高度で複雑な分析処理にあらかじめ最適な設計および設定がなされたデータウェアハウス専用サーバーです。

注釈/リンク

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