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Foresight in sight

ニュースリリース

2009年8月5日

日本ユニシス
東山動植物園にて、3D動画を用いた学習ツールの効果検証を実施

〜ナイトZOO(注1)に合わせ、ゾウ・ライオン・キリンなどの動物を迫力ある3D画像で再現〜

   日本ユニシス株式会社(以下 日本ユニシス)は、名古屋市東山動植物園(以下 東山動植物園)と共同で、3D動画を用いた学習ツールを8月7日から30日の開園日に展示(注2)します。またその効果検証を8月7日から9日・14日から16日のナイトZOOにて実施します。

   なお、本検証は、三井物産プラントシステム株式会社はじめ、沖電気工業株式会社(以下 OKI)の協力により実施します。

■背景

   日本ユニシスは、高いアイキャッチ力を持つ3Dディスプレイの活用をはじめ、効果的なサイネージ情報配信サービスの提供を目指しています。今回は、その展開の一つとして、最新のサイネージ技術を用いた学習ツールをご提供します。

   日本では少子化社会を迎え、社会全体の子供の数が減少傾向にありますが、親の教育に対する関心は高く、近年では知育玩具などの「楽しみながら勉強できる」商品やサービスが生まれています。
   このことから、博物館や動物園などの教育施設においても、子供の目を惹く演出を備えた「楽しく学べる学習ツール」のニーズは高まると考えています。

   今回はその効果検証として、3Dディスプレイで動物の生態を楽しく学べるコンテンツを放映し、その注目度を検証します。

■実証実験の内容

   本実験では、3D動画表示装置*1を園内に設置し、動物の3D動画(14種類)を放映するとともに、併設のタッチパネルディスプレイで動物の解説と園内の展示情報を提供します。

*1:米国Provision Interactive Technologies, Inc.社製
  1. リアルな3DCG動物の動画で、生態を立体的に理解

    3Dディスプレイにより、特別なメガネを掛けずに見える3D動画を前方90cmに表示することができます。このディスプレイを使い、立体的な動物CGを放映します。
    使用するCGは、筋肉の躍動、皮膚の光沢など細部までこだわった迫力あるものになっています。

    また、自宅に帰った後の教育効果を期待し、3Dコンテンツの視聴者限定で、放映する動物のペーパークラフト(3種類)*2を配布します。(先着配布/ナイトZOO期間の16:00から20:30のみに実施)

    *2:(出典)キヤノン クリエイティブパーク

  2. タッチパネルによる、さまざまな動物の情報提供

    併設のタッチパネルディスプレイにより、3Dディスプレイで放映している動物の生態についての説明や興味を持った動物の展示場所を地図で見ることができます。(ナイトZOO期間の16:00から20:30のみに実施)

  3. 顔認証技術*3を用いた効果検証

    OKIの「Signage Eye」により、3Dディスプレイの視聴者数・視聴時間とその属性(年齢・性別)をカウントし、3D動画による注目度を測定します。(ナイトZOO期間の16:00から20:30のみに実施)

    *3:個人情報保護に配慮し、分析後の顔画像を保持しない仕組みとなっています。

■今後の展開

   日本ユニシスは、今回の検証結果をもとに、東山動植物園をはじめとする全国の教育施設に対して、最新のサイネージ技術を用いた最適な学習ツールを提供します。また、教育コンテンツを持つ企業・団体との提携により、楽しく学べるコンテンツ制作を展開し、効果的な学習ツールの提供を目指します。

■各社の本社所在地ならびに代表者名

日本ユニシス株式会社
本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人
名古屋市東山動植物園
所在地:愛知県名古屋市、公園長:原口 辰郎 氏
三井物産プラントシステム株式会社
本社:東京都港区、社長:奥野 淳 氏
沖電気工業株式会社
本社:東京都港区、社長:川崎 秀一 氏

以上

注1:ナイトZOO
東山動植物園で8月7日・8日・9日および14日・15日・16日に動物園区域のみ、夜8時30分まで開園し、普段見ることのできない夜間の動物の生態を見ることができる夏休み特別企画です。
 
注2:3D動画表示装置の展示日時
8月7日から30日の開園日の9時から16時30分までです。ただし、ナイトZOO(効果検証)期間は、16時から20時30分となります。

注釈/リンク

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