2009年4月24日
佐賀銀行での新システムへの移行・稼働開始の延期について
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、株式会社佐賀銀行(本店:佐賀県佐賀市、頭取:松尾 靖彦氏、以下 佐賀銀行)での新システムへの移行および稼働開始を本年5月から予定していましたが、両社合意のもと延期を決定いたしました。
佐賀銀行では、新システム移行に関して次世代オープン勘定系システムBankVision®(バンクビジョン)(注)の採用を決定し順調に移行作業を進めてきました。5月6日の稼動開始を迎えられる状況にあることは両社共通の認識であります。
しかしながら、当社から申し入れたアウトソーシング料金などの再協議については現在協議中であり、協議が整う以前に移行を実行することは必ずしも適切でないと両社が判断合意し、今回新システムの移行を延期としました。
日本ユニシスは、長年にわたり地域金融機関向けのパッケージを提供してきており、特に地方銀行においては長年蓄えられてきたノウハウに基づき数多くの採用実績を持っていますが、「BankVision」は、2007年5月に株式会社百五銀行(本店:三重県津市、頭取:前田 肇氏)、本年1月に株式会社十八銀行(本店:長崎県長崎市、頭取:宮脇 雅俊氏)の2行で稼働しています。
今後、継続的に協議を実施し、移行・稼働開始に向け検討する予定です。
以上
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注:次世代オープン勘定系システム『BankVision』
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既存勘定系システム資産と専門業務ノウハウ、最新ITスキルを最大限に活用し、オープンプラットフォームで勘定系処理機能を提供する『BankVision』の主な特徴は以下のとおりです。
- オブジェクト開発技法のコンポーネント化を実装し、銀行業務に最適なオブジェクトを導出したこと、これらをSOAの考え方に基づきサービス単位でコンポーネント化(部品化)することにより、変化に対し柔軟性の高いシステムを実現。
- テーブルウェア化の採用により、顧客層に応じたきめ細かい新商品/新サービスの提供や銀行経営戦略/収益構造変革へのスピーディな対応が可能。
- オープン金融業務処理基盤「MIDMOST」採用によるポータビリティ(移植性)を備えたシステム構造により、コストと安全性のベストバランスの継続的な維持が可能。
- 銀行システムの広範な範囲を、堅牢性の高いアーキテクチャを有するミッションクリティカル・サーバー「Unisys Enterprise Server」、およびグローバルスタンダードなオープンプラットフォーム「Microsoft® Windows Server® 2003」および「Microsoft® SQL Server® 2005」にて提供し、バンキングシステム全体としての親和性と効率化を大幅に向上。
- 営業店事務を支援するチェック/省力化機能により、堅確化と合理化のさらなる促進を実現。
- 店舗形態や取引パターンに柔軟に対応する営業店連携取引機能により、柔軟かつスピーディな店舗戦略立案/営業体制の構築が可能。
注釈/リンク
* | BankVisionは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。 |
* | Microsoft、Windows、Windows Server、SQL Serverは、米国Microsoft Corporationの米国および その他の国における登録商標または商標です。 |
* | Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。 |
* | その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連リンク: 「佐賀銀行」 「金融ソリューション」 「MIDMOST」 |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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