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Foresight in sight

ニュースリリース

2008年12月15日

日本ユニシス、マイクロソフト
SaaS型SFAソリューション分野で協業

〜 Microsoft® Dynamics™ CRM 4.0 を基盤としたSaaS型サービスを、日本初のマルチテナント方式で提供開始 〜

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)とマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下:マイクロソフト)は、SaaS型(月額課金型)によるSFA(営業支援)ソリューション分野で協業していくことに合意しました。
 その第1弾として、マイクロソフトの総合CRM(顧客情報管理)アプリケーションである「Microsoft® Dynamics™ CRM 4.0(以下 Dynamics CRM)」をベースに、SaaS型SFAソリューションを共同で開発し、日本ユニシスが、2009年1月から販売を開始、2009年3月からSaaS型サービスの提供を開始します。Dynamics CRMのマルチテナント(注)を利用したSaaS型サービスの提供は日本初となります。

 日本ユニシスでは、自社データセンターにDynamics CRMをベースとするSaaS型SFAソリューションを装備し、最新のソリューションおよび最先端のIT機器をお客さまに提供します。お客さまにとっては、初期投資を抑えると同時に、その時々の事業環境/戦略の変化に応じた最適なソリューションを最適な価格で活用することが可能となります。
 またパイロット導入をSaaS型で行い、事業規模の拡大などのビジネス環境に合わせてアウトソーシング型や企業内設置型に移行するなど、戦略に応じた様々な導入形態の選択が可能となります。

 日本ユニシスが提供するSFAソリューションの特徴は、以下のとおりです。

  1. 基本テンプレートを提供し、併せてコンサルティングサービスも実施
    日本ユニシスでは、業務テンプレートを開発しているパートナーと協業し、製造業向け基本テンプレートから開発・提供を開始し、順次、他業種向けテンプレートを提供していく予定です。また個々のお客さまの営業スタイルに合致させるべく、長年のSI構築実績のノウハウを生かしたコンサルティングサービスも併せて提供します。

  2. 利便性を向上させるため、Microsoft Office製品とのさらなる連携を実現
    Dynamics CRMの基本機能として、Microsoft Office製品との連携や高い親和性を実現していますが、営業活動の効率化、ボトルネックの解消にさらに貢献することを目指して、連携機能を強化します。Microsoft Office Outlook®との連携での情報共有、Microsoft Office Excel®とのリアルタイム連携などにより、既存のビジネスプロセスに、違和感なくSFAを取り込むことが可能となり、煩雑な二重入力作業から開放されます。これによって詳細な営業活動履歴を蓄積することが可能となり、お客さまのさらなる理解や営業力強化に貢献します。
    また属人化した様々な情報を共有することで、ベストプラクティスや売上機会を可視化でき、従来のSFAシステムでは、実現の難しかった組織としての営業力の向上が可能となります。

 なおマイクロソフトは、当該ソリューションの開発・拡張にあたり、Dynamics CRMおよび連携する各種サーバー製品を含めた包括的な技術支援を行うとともに、イベントやセミナーなどを通じてCRMシステムの導入促進、定着化を支援します。

以上

注:マルチテナント
null ユーザー企業・組織ごとに物理的なサーバー環境を個別に用意するシングルテナントモデルと異なり、物理的に同一のサーバー群を利用しながら、複数企業・組織を別々のアプリケーションシステムとして管理するサーバー運用モデル。これにより、同一サーバー上に複数のシステムを設置することが可能となり、複数企業・組織に対するホスティングサービスの提供、また設置型におけるグループ企業展開などが実現します。

注釈/リンク

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