2008年1月4日
日本ユニシスグループ
籾井勝人社長、年頭所感
2008年の年頭にあたり日本ユニシス社長 籾井 勝人は、以下の年頭所感を発表しました。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
当社は本年、創立50年を迎えます。日本で初めて商用コンピュータを納入して以来、業種を問わず、お客様企業の基幹系情報システムの構築と運用、保守サポートを行ってきました。企業の情報システムの利用形態も大きく変革し、コンピュータシステムは所有する時代から企業が必要なサービスを利用する時代へと変りつつあります。また、ネットワーク環境も、より速く大容量で安心な「次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)」の商用サービスも近く開始されます。今まで以上に「情報システムと情報通信網が結合された技術(ICT: Information Communication Technology)」を活用することが企業経営にとってますます重要になっています。
昨年は、品質向上や品質管理のために自動車の組立工場に導入されている「アンドンシステム」をヒントに、システム開発の工程にその仕組みを導入しました。行灯の紐を引くことで早い段階で問題を顕在化させ、関連する全ての組織で情報を共有し、さらに問題を先送りさせない自由闊達な企業文化を定着させることで、より安心、安全なシステム構築が可能と考えます。2008年は、従来の基幹系情報システムの構築事業に加え、新たにユニアデックス、ネットマークスのネットワーク関連技術をITと融合し、いわゆるICT事業へ本格的に参入します。
当社は、少子高齢化や家庭における親と子のコンタクトを増やし、少年犯罪防止のために仕事と私生活を両立させる「ワーク・ライフ・バランス」にも取り組んでいます。特に少子高齢化については、育児、子弟教育、介護関連制度を大幅に見直し、制度を定着させるために「社員の権利」として制度の活用を促進しています。
今、国の問題として地域格差が挙げられています。また、国際的には、地球温暖化の問題があります。当社は、ICTが地域格差の解消に寄与すべく、環境問題についても我々は何ができるのか、ICTを使って何ができるのかについて検討を行っており、今年はさらにこれを加速させていきます。働きやすい環境を整え、社員が誇りとする会社、すべてのステークホルダーから信頼され続ける企業グループを目指します。
以上
注釈/リンク
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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