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Foresight in sight

ニュースリリース

2007年10月16日

日本ユニシス
災害対策を装備した電子メールシステムをワンストップサービスで提供

〜 災害時に電子メールシステムの停止を防ぐ、電子メール向け災害対策ソリューションを提供開始 〜

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、災害対策を装備した、電子メール向け災害対策ソリューション「DR_Exchange ™」を、本日から提供開始します。DR_Exchangeは、電子メールシステム専用のディザスターリカバリ(注1)(以下 DR)対策システムです。DR_Exchangeは、マイクロソフト社の電子メール用ソフトウェアMicrosoft® Exchange Serverを対象に、現状分析からシステム導入までワンストップで電子メールシステムのDR対策を実現します。

 電子メールシステムは、活用が進み企業内外で「最も使われている」システムとなっているため、障害時に「与える影響が最も大きい」システムの一つになっています。近年、DR対策への取り組みが活発化していますが、電子メールシステムの対策まで実施されていない現状があります。

 DR_Exchangeは、これまでのDR対策が企業のIT基盤全体を対象としていたのに対し、具体的な電子メール(アプリケーション)に的を絞っています。企業は、DR_Exchangeを導入することで、電子メールシステムが万一災害などでデータセンターがダウンしても、バックアップセンターに設置したバックアップ機に処理が引継がれ(フェイルオーバー)ます。メール利用者は、データセンターのダウンに気づくことなく、メール処理を継続することが可能になります。また、サーバー内のメールボックスも継続的に最新のデータが、バックアップ側にレプリケーション(複製)されます。
 日本ユニシスは、自社のメールシステムをDR_Exchangeで構成し、災害に備えています。

 DR_Exchangeは、(1)マイクロソフト社の提供する電子メール用ソフトウェアMicrosoft Exchange Server、(2)米国ユニシス社の提供するDR専用機器GlobalRecovery 30m® (注2)、(3)これらなどを動かすためのDR_Exchangeデザインサービスおよびインプリメントサービス、で構成されています。

 DR_Exchangeのサービスの特徴は、以下のとおりです。

1. デザインサービス
お客さまのメール災害対策の対応方針に基づき、具体的なシステム設計などテクニカルデザインを実施します。利用機器はGlobalRecovery 30m、ソフトウェアはMicrosoft Exchange Serverなどを想定しています。

2. インプリメントサービス
デザインサービスによって作成されたシステム設計およびテスト計画に基づき、DR_Exchangeシステムを実装します。対象ハードウェアは、ES7000シリーズ、SANARENA® およびGlobal Recovery 30mなどです。

 日本ユニシスは、今後3年間で、DR_Exchangeを50社に適用することを目指します。なお価格は、クライアント数、対象システムの適用範囲ならびにボリュームによって異なりますが、新規導入でサービス2種単体の場合3000万円から。
 また、DR_Exchange一式導入(サーバーなど、Microsoft Exchange Serverライセンス、Global Recovery 30m、サービス2種)の場合、約2億円程度からと見込んでいます。

以上

日本ユニシスが提供するExchange環境でのDRシステム
日本ユニシスが提供するExchange環境でのDRシステムの概要図

注1:ディザスターリカバリ
大規模災害などの発生に伴い長時間にわたる情報システムの機能停止によって事業に重大な影響を及ぼすことを防止するため、あらかじめ復旧手段を準備することで、想定する時間内にシステムを復旧し、サービスを再開するための対策です。

注2:米国ユニシス社製災害対策システム「Global Recovery 30m」
災害対策システム構築に必要なハードウェア、ソフトウェアで構成され、低コストで容易に災害対策システム構築を可能とします。

【イベントのご案内】
■イベント名 :EMC Forum 2007
■日本ユニシスセッション情報 :(B-1)ディザスターリカバリ対策の第一歩
■開催日時 :10月30日(火)9:00〜18:00
■開催場所 :セルリアンタワー東急ホテル B2F
■お申込 :http://www.emcforum2007.com/session.htm#B-1

注釈/リンク

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