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Foresight in sight

ニュースリリース

2007年9月10日

日本ユニシス
山梨中央銀行が「次世代オープン勘定系システム『BankVision®』」の採用を決定

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、株式会社山梨中央銀行(本店:山梨県甲府市、頭取:芦澤 敏久氏、以下 山梨中央銀行)から、同行の次期勘定系システムに日本ユニシスが提供する「次世代オープン勘定系システム『BankVision』(注1)」を採用する決定を受けました。これにより地方銀行における『BankVision』採用ユーザーは7行になります。

 日本ユニシスは山梨中央銀行に対して、基幹系システム構築を始め33年間にわたりITパートナーとしての役割を担ってきました。一方、山梨中央銀行は地方銀行において経営戦略上、今後必要となる新しいバンキングシステムの共同研究、企画、およびその実現に向けた対応策の策定と実証モデルの開発を行うため、2000年(平成12年)に設立されたS-BITS®コンソーシアム(注2)に積極的に参加してきました。

 今回、山梨中央銀行はオ−プンシステムでの次期勘定系システム構築を決め、『BankVision』の採用決定に至りました。今後、日本ユニシスと山梨中央銀行は、日本ユニシスが提供する共同形態でのアウトソーシングサービス利用を視野に入れ、移行方法、スケジュールなどについて協議を進めていきます。

 山梨中央銀行が『BankVision』の採用を決めた主な理由は以下のとおりです。

  1. 『BankVision』は、Windows環境における新技術を全面的に採用した最新オープンシステムであり、将来の銀行ビジネスモデルの変革に対して柔軟に対応できること。

  2. 『BankVision』の採用により、新規業務への対応や、新商品/新サービスへの迅速な開発、提供が可能になること。

 日本ユニシスでは、これまで培った地方銀行基幹系システム構築の実績をベースに、今後さらに販売体制を強化し、地方銀行からの新たな受注を目指していきます。

以上

注1:次世代オープン勘定系システム『BankVision』
既存勘定系システム資産と専門業務ノウハウ、最新ITスキルを最大限に活用し、オープンプラットフォームで勘定系処理機能を提供するもの。
次期オープン勘定系システム『BankVision』の主な特徴は以下の通りです。
  1. オープン金融業務処理基盤『MIDMOST®』採用によるポータビリティ(移植性)を備えたシステム構造により、コストと安全性のベストバランスの継続的な維持が可能。
  2. テーブルウェア化/コンポーネント化(部品化)の採用により、顧客層に応じたきめ細かい新商品/新サービスの提供や銀行経営戦略/収益構造変革へのスピーディな対応が可能。
  3. 銀行システムの広範な範囲を、堅牢性の高いアーキテクチャを有するミッションクリティカル・サーバ「Unisys Enterprise Server ES7000」、およびグローバルスタンダードなオープンプラットフォーム「Microsoft® Windows Server® 2003 Datacenter Edition」および「Microsoft® SQL Server™ 2005 Enterprise Edition」にて提供し、バンキングシステム全体としての親和性と効率化を大幅に向上。
  4. 営業店事務を支援するチェック/省力化機能により、堅確化と合理化のさらなる促進を実現。
  5. 店舗形態や取引パターンに柔軟に対応する営業店連携取引機能により、柔軟かつスピーディな店舗戦略立案/営業体制の構築が可能。
注2:S-BITS(Succeeding Banking Information Technology for Success consortium、エスビッツ)コンソーシアム
2000年11月15日に設立。現在の参加行は、山梨中央銀行、百五銀行(07年5月稼働)、紀陽銀行、筑邦銀行、佐賀銀行、十八銀行、大分銀行、鹿児島銀行の8行。


注釈/リンク

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