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ニュースリリース

2007年7月25日

日本ユニシス
クアッドコア・プロセッサを搭載し、処理性能を50%向上した
エンタープライズサーバー中小型機を販売開始

〜 「Unisys ClearPath® Plus Server CS400Lシリーズ」を提供 〜

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、MCP(注1)環境で稼働するエンタープライズサーバー中小型機「CS400Lシリーズ」を本日から販売開始します。本シリーズは、インテル®クアッドコア・プロセッサ(注2)を搭載し、処理性能を前機種と比較して約50%向上させています。

 「CS400Lシリーズ」は、「CS300Lシリーズ」の後継機に位置付けられる機種です。本シリーズでは、処理性能を向上させ、さらにカートリッジテープ装置として高い信頼性を持つLTO(Linear Tape Open)Ultrium(注3)テープ装置を基本パッケージに含めているため、安全かつ効率的なデータの外部保管を可能にしています。また、提供メモリ容量や内蔵ディスク容量の倍増化を図り、顧客の運用効率と価格性能比を大幅に向上したシリーズです。

 本シリーズの主な特徴は、以下のとおりです。

1. 高性能クアッドコア・プロセッサを搭載し、処理性能を50%向上
本シリーズは、米国ユニシス社製メインフレームで初めてクアッドコア・プロセッサを搭載し、処理性能を前機種と比較して約50%向上しています。
顧客の設置環境に合わせてタワー型とラックマウント型を用意しています。タワー型は100V電源供給方式を採用しています。

2. 安全かつ効率的なデータの外部保管が可能
MCPシステム上で作成されたデータをテープで外部保管する場合は、MCPテープスタック機能を利用して従来の18/36トラック形式のテープを最新の高密度LTO Ultrium2および3形式のテープに集約することにより、保管スペースを大きく縮小できます。
また、MCPテープ暗号化機能の適用で、さらにデータの機密性を高めることができます。テープ暗号化/複合化処理は、専用のプロセッサで処理を行いますのでMCPシステムに負荷をかけることなく効率的に実行することができます。

3. 必要に応じて、処理性能の動的な再配置が可能
本シリーズは、必要なときに必要な性能が得られるキャパシティオンデマンド機能(注4)を提供します。業務ピーク時、あるいは別システムの障害バックアップ用として動的に増強することができます。
また、プロセッサ間で処理性能を動的に再配置する機能(Performance Redistribution機能)を標準装備、適用業務に合わせ柔軟かつ迅速な対応が可能です。

4. 基本ソフトウェア・パッケージにセキュリティ機能を強化し標準提供
標準で提供される基本ソフトウェア群(IOE:Integrated Operating Environment)に、高度なセキュリティ機能を提供するソフトウェア・コンポーネントを追加します。本機能は、これまでオプションとして提供していましたが、昨今のセキュリティ対策への重要性の高まりに対応して、新たにIOEのコンポーネントとして標準提供することで、より高度なセキュリティ環境の構築を実現します。

 「CS400Lシリーズ」の価格は、以下のとおりです。
 最小構成価格52万円/月額(ハードウェア、ソフトウェアの合計、税別)から。

以上

注1:MCP
Master Control Programの略称であり、米国ユニシス社製メインフレーム(大型汎用機)用オペレーティングシステムの1つです。

注2:クアッドコア・プロセッサ
1つのソケット上に、4 つのコアを搭載しているプロセッサのことです。

注3:LTO(Linear Tape Open)Ultrium
LTOは、大容量高速読み書き用磁気テープ装置の規格で、大容量記録を目的とした「LTO Ultrium」(ウルトリウム)と、高速処理を目的とした「LTO Accelis」(アクセリス)の2種類があります。

注4:キャパシティオンデマンド機能
MCPのプロセッサ性能を、業務ピークやシステム障害対応として、必要に応じ動的に追加・増強、あるいは再配置する機能です。

注釈/リンク

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