2007年4月2日
日本ユニシスグループ
籾井勝人社長「平成19年度入社式 挨拶要旨」
「平成19年度入社式」にあたり、日本ユニシスグループの新入社員を前に日本ユニシス社長 籾井勝人は、以下の通り挨拶しました。
今日は入社おめでとう。日本ユニシスグループの一員になられたことを心からお祝いし、歓迎します。
今日という日は、みなさんの人生の中で一番大きな変化の日でしょう。人生の大きな一歩を踏み出し、社会人として責任を背負って立つことに気持ちが高ぶっていることと思います。みなさんを前に、私も40数年前、 "不安"と"新鮮"な気持ちで新社会人を迎えたことを思い出しました。今日感じたエキサイティングな気持ちをいつまでも持ち続けることが大事です。今後の社会人人生で思い悩むことがあっても、今日の張り切っていたフレッシュな気持ちを思い出せば、きっと立ち直れることでしょう。
日本ユニシスは会社創立50年を迎えようとしています。歴史と伝統がある会社ですが、新入社員のみなさんは"白紙"の状態です。私は日本ユニシスの社長に就任して3年目を迎えようとしています。1年目にははっきり見えたものが、2、3年して見えなくなってしまったものがあるかもしれません。新鮮な感覚はとても大事なのです。どうかみなさん、会社の至らない点を感じたら恐れず発言してください。社長就任直後から私専用のメールボックスを持っています。思ったことがあったら、ぜひEメールを送ってください。私が直接返事を書きますし、会社として対応が必要だと思ったら、すぐに指示します。
会社は「自由闊達」でなければならないというのが私の持論です。私は40数年前三井物産に入社したときに、その入社式で当時の会長から次のような訓辞を頂きました。「言いたい事があったら課長に言いなさい、課長が駄目なら部長に言いなさい、部長が駄目なら常務に言いなさい、常務が駄目なら社長に言いなさい。それが自由闊達です。」
私は新入社員のころからこの言葉を信じて行動してきました。部長職になっても変わらず行動しました。"自分の意見を主張する"、これが自分が燃焼する上で最良の方法ですし、問題解決の一番の近道です。ぜひこの習慣を身につけてください。
みなさんへのお願い事がいくつかあります。まずは"常識"を身につけてください。みなさんは今日から日本ユニシスグループの社員です。「自分は迷惑をかけていない」と思っても、世の中の人から見たら迷惑だと感じる行動もあるのです。それから、人に会ったら必ず挨拶をしましょう。世の中の常識を一つひとつ身につけていって欲しいと思います。
みなさんはこれから、10月まで新入社員研修に入ります。"勉強"をしてください。机の上でやる勉強と、会社生活の中で学ぶ勉強の二種類があると思います。どちらも大事です。そして、もしその"勉強"の中で困ったことがあったら身近な先輩に質問してください。悩み事は抱えてはいけません。
みなさんは、日本ユニシスグループというITのリーディングカンパニーに入社されました。しかし、世の中でITが正しく理解されているでしょうか? 現代社会の中でITがなかったら世の中は動きません。鉄道/バスの運行、銀行システムの稼働、航空会社の発券システム、電子マネーに至るまで、ひとたびシステムが停止したら社会が大混乱するでしょう。すでにITは人々の生活に不可欠なものになっているのです。
我々は「ITが人と社会にできること」というスローガンを掲げています。みなさんは人々の生活に影響を与える大事な仕事に携わるのです。皆さんの仕事次第で、世の中が良くなったり、悪くなったり、便利になったりするのです。大きな誇りを持って、ITで世の中のためになる仕事をしてください。
みなさんは、まずは"勉強"です。ITは奥が深い。社長である私も日々勉強しています。「自分次第で社会が動く、日本ユニシスグループが社会に貢献できる」、「自分の仕事が国のためになっている、世界のためになっている」という意識を持って欲しいのです。
日本ユニシスグループの次の50年はみなさんが担っています。幅広い知識を身につけ、素晴らしい会社生活を送られることを祈念しています。
以上
注釈/リンク
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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