日本ユニシス株式会社（本社：東京都江東区、社長：籾井 勝人、以下 日本ユニシス）が構築、運営している「信金共同利用型アウトソーシングセンター（SBOC東京^(注1)）」は、湘南信用金庫（本店：神奈川県横須賀市、理事長：服部 眞司 氏）、西武信用金庫（本店：東京都中野区、理事長：山﨑 正芳 氏）に対し、当初の予定通り、2007年1月4日から基幹系アウトソーシングサービスを開始しました。これにより、SBOC東京の参加金庫数は4信金に拡大しました。

　SBOC東京は、「地域金融機関向け次世代勘定系システム『SBI^{21 (注2)}』」を使用した信用金庫向けのアウトソーシングセンターです。SBOC東京は、日本ユニシスが長年にわたり信用金庫をサポートする中で培ってきたノウハウ、技術を活かし、2005年1月に平塚信用金庫、豊川信用金庫に対し基幹系アウトソーシングサービスを開始しました。

　日本ユニシスは、今後ともアウトソーシング加盟金庫、自営金庫向けに信用金庫のビジネスモデルに合った小回り重視のシステムを開発し、各金庫の経営戦略に合ったシステムをタイムリーに提供していきます。

1. 日本ユニシスは、湘南信用金庫、西武信用金庫に対する基幹系アウトソーシングサービスの実績を基に「地域でリーダシップを発揮している信用金庫をより強く」の戦略をさらに明確に打ち出します。
   
   
2. 信用金庫ニーズへのタイムリーな対応や情報提供、「SBI²¹」の継続的な機能拡充と競合力あるパッケージソフトウェアの開発体制の強化により、業界預金量シェア25％を目指します。
   
   
3. 最新のWeb技術を採用した次期営業店システムの提供により、各金庫個別の業務ルールやナレッジをシステムに反映することで内部統制対応を支援します。また、サブシステムとのデータ連携を大幅に強化することで情報の一元化を図り、信用金庫が目指す少人数経営に寄与していきます。
   
   
4. 情報系システムについては、各金庫のニーズや戦略に応じ、全体最適の組み合わせを提供していきます。それぞれの分野で強みを持つ先進ITベンダーとのアライアンスを含め、共通分野については共同研究、共同開発も推進していきます。
   
   
5. 信金バックアップセンターにおける機能を強化し、磐石なリスク管理態勢の構築を図ります。
   
   
6. 今後、地方銀行で稼働するオープン勘定系基盤を「SBI²¹」に適用していきます。これにより、さらなる開発コスト削減やバックアップシステムの充実を図ることで、信用金庫業界における次期共同システムのデファクトスタンダードを目指します。

以上

注1：SBOC東京（Shinkin Bankingsystem Outsourcing Center、エスボック）
	「SBOC東京」は、日本ユニシスが長年にわたる自営信用金庫サポート実績から培ったノウハウを取り入れて開発した「地域金融機関向け次世代勘定系パッケージ『SBI21』」を基に、適正規模による共同利用型でコスト削減を実現しながら、各加盟信用金庫の独自性も維持できる仕組みを取り入れた勘定系システムのアウトソーシングセンターです。「SBOC東京」で受託する内容は、加盟信用金庫からの勘定系システムの開発保守および運用全般です。アウトソーシング契約は、日本ユニシスと加盟信用金庫が個別に締結します。
注2：SBI21（エス・ビー・アイ21）
	オブジェクト指向技術によるサブシステム単位のカプセル化や、PCベースの開発環境の提供など、基幹勘定系システムに最適な開発方法論と情報化技術を採用、開発/保守の生産性の飛躍的向上を実現しています。 「SBI21」による信用金庫勘定系システムの構築実績、および受注実績は以下の通りです。 2001年1月本番稼働済みの朝日信用金庫（単独自営形態） 2003年1月本番稼働済みの札幌信用金庫、室蘭信用金庫、空知信用金庫、苫小牧信用金庫、旭川信用金庫、 同年10月本番稼働済みの北海信用金庫（北海道地区共同利用型アウトソーシングセンター加盟形態） 2005年1月に本番稼働した平塚信用金庫と豊川信用金庫（SBOC東京加盟形態） 2006年1月本番稼働した京都中央信用金庫（単独自営形態） 2006年9月本番稼働した金沢信用金庫（信金西日本ソリューションセンター） 2007年1月本番稼働した湘南信用金庫と西武信用金庫（SBOC東京加盟形態） 2007年1月本番稼働した尼崎信用金庫（信金西日本ソリューションセンター） 2007年5月本番稼働予定の埼玉縣信用金庫（単独自営形態） 2007年5月本番稼働予定の兵庫信用金庫（信金西日本ソリューションセンター）

注釈/リンク

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