2006年7月31日
クライムエヌシーデーと日本ユニシス・エクセリューションズ
中国大連市において、金型用CAD/CAMデータセンターを共同運営開始
〜協業体制を確立し、高品質な金型づくりに貢献 〜
株式会社クライムエヌシーデー(本社:神奈川県相模原市、社長:高橋 百利、以下 クライムエヌシーデー)と日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(本社:東京都新宿区、社長:山本 敏郎、以下 UEL)の両社は、中国大連市に自動車用プレス金型のCAD/CAMデータ作成を目的とした共同センター「GDC-CLIMB(ジーディシー・クライム)」を開設、このほど運営を開始しました。
「GDC-CLIMB」は、UELが2004年、中国大連市に設置した「グローバルデザインセンター(GDC)」内に開設し、クライムエヌシーデーの上級技術者でもある、常務取締役 大隈 博がセンター長として常駐します。同センター長を中心に現地技術者の採用から、教育および実務指導を行い、今後各種金型のCADモデリングからCAMデータ生成に至るまで、中国大連市において対応していきます。
日本の金型業界は、主要自動車メーカーの海外進出に伴い、グローバル化を加速させています。しかしながら、長年にわたる経験と実績に基づくノウハウが必要な金型設計業務や、処理に多大な時間と熟練度を要するCAD/CAMデータ作成は、設備の初期投資、要員の採用・教育面が大きな負担となるため、未だにほとんどが日本国内で対応しているという現状です。
このCAD/CAMデータ作成業務を効率よく、かつ低コストで実行していくことが、今後の金型業界の重要なテーマとなっていくと予想されています。
この課題に、いち早く対応するためクライムエヌシーデーとUELの両社は、日本で最高級品質と評価されているクライムエヌシーデーのCAD/CAMデータ作成ノウハウと、UELが保有している大連市での施設、現地技術者の採用・養成実績という互いの強みを活かし、協業体制を組む運びとなりました。
日本国内の金型業界各社は、コスト削減を優先する必要があるCAD/CAMデータ作成については「GDC-CLIMB」を利用することで、投資抑制、業務負荷軽減などを実現し、グローバルな競合の中での生き残りを図ることが可能となります。
なお「GDC-CLIMB」は、当初5人でスタートし、2006年度末には30人の現地採用職員体制となる予定です。また、2007年度の売上げは1億5,000万円を見込んでいます。「GDC-CLIMB」は、当面日本国内からの発注分について対応していきますが、世界の主要自動車メーカーが近い将来、中国で金型を調達するということになった場合でも、迅速に対応できる体制を整える計画です。
以上
注釈/リンク
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連URL: 「日本ユニシス・エクセリューションズ」 http://www.excel.co.jp/ 「クライムエヌシーデー」 http://www.climb-ncd.co.jp/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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