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Foresight in sight

ニュースリリース

2006年6月22日

日本郵船、日本ユニシス
物流管理システム“NEXT”を構築

〜 お客さまのサプライチェーン構築を、迅速かつ柔軟に実現可能に 〜

 日本郵船株式会社(本社:東京都千代田区、社長:宮原 耕治、以下 日本郵船)は、このたび、お客さまのサプライチェーン構築を支援するための物流管理システム“NEXT”を開発、導入いたしました。

 これまでの物流管理システムは、受発注管理、輸送進捗管理、在庫管理など機能ごとに開発してきました。“NEXT”は、日本郵船関連会社の株式会社NYKシステム総研(本社:東京都千代田区、社長:二連木 隆志)が日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下日本ユニシス)とともに、お客さまの利便性を考慮して一つのシステムに統合して提供するものです。

 企業活動のグローバル化にともない、昨今、「国際一貫輸送」、「VMI(Vendor Managed Inventory)(注1)」、「三国間取引」など国際間の物流ビジネスモデルは、これまでにも増して複雑化しており、お客さまの物流システムに対するニーズはますます多様化しています。
 このような状況に、ロジスティクス事業者はお客さまごとに異なる複雑なニーズに対応するため、個別のお客さまごとにシステムの構築やカスタマイズを実施してきましたが、このたび運用を開始した“NEXT”は、お客さまごとのカスタマイズも容易であり、多様なビジネスモデルに柔軟に対応できることが大きな特徴です。
 機能別の主な特徴は以下のとおりです。

  1. 高度な情報検索機能を提供
    インボイス番号や発注番号など、任意のキーワードであらゆる検索が可能です。

  2. 輸送在庫と手元在庫の一元管理が可能
    品目ごとに、輸送在庫、手元在庫、出荷予定などの在庫管理を一元的に把握できます。

  3. 発注情報の進捗管理も実現
    個々の発注に関する進捗状況(船積み、到着、倉庫納入など)を管理する機能を備えています。

  4. 情報通知機能を装備
    輸送スケジュールの変更や、安全在庫水準割れなどの通知機能を備えています。

 また、倉庫管理システムなどの業務システムやお客さま業務システムとのEDIによるデータ交換機能、そして多言語表示機能なども備えています。

 なお日本郵船および日本ユニシスは、多額の初期投資を必要とせずに短期間でお客さまのサプライチェーン最適化のために必要な物流システムを構築できる“NEXT”を両社共同で、一般のロジスティクス事業者向けにも販売していくことを検討しています。

以上

注1:「VMI(Vendor Managed Inventory)」
 ベンダー管理在庫方式。工場の部品在庫を納入業者である部品サプライヤが管理する、または小売業者の仕入れ在庫を納入業者が管理する在庫管理手法。

注釈/リンク

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