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ニュースリリース

2006年4月19日

日本ユニシス
データウェアハウス専用アプライアンス「Netezza Performance Server® 」製品群を拡充

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、日本ネティーザ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ダグラス・エッツェル 氏、以下 日本ネティーザ)の提供するデータウェアハウス(注1)(以下 DWH)専用アプライアンス(注2)「Netezza Performance Serverシリーズ(以下 NPSシリーズ(注3))」の新製品群の販売を本日から開始します。今回の新製品群の販売開始によって、DWH市場のニーズによりきめ細かい対応が可能となります。
 日本ユニシスグループでは、昨年10月27日付で日本ユニシス・ソリューションと日本ネティーザ間でNPSシリーズの販売代理店契約を締結しました。今回のNPSシリーズ新製品群の販売開始と同時に、日本ユニシスがNPSシリーズの販売代理店となります。

 企業においては社内に蓄積された顧客情報などを統合化し、その中から新たな価値情報を見つけ出そうとするDWHの導入が進んでいます。例えば、流通業などにおいては、売上情報の基本であるPOSデータの分析から購買活動のトレンドを見つけ出し、新たな販売促進活動の企画立案につなげるなど、DWHの利用は大きく広がっています。

 しかしながら、対象となる業務データの急増に伴い、当初想定していた性能が発揮できない事例も見受けられます。従来はこうした性能の問題を解決するために、データベースに対し様々な対応を施す必要がありました。NPSシリーズでは、データベースの変更をせず、直接、かつ高速に大容量のデータを検索することができます。

 今回、製品群を拡充したNPSシリーズは、特に複雑な条件を非定型に設定してDWHを数多く活用している企業に最適なDWH専用アプライアンスサーバーです。NPSシリーズを利用する顧客は、以下のメリットを享受することができます。

  1. 従来のDWHでは困難だった、高速な大容量データの検索・分析を実現
  2. ハードウェア、ソフトウェアはコモデティ、かつオープンな技術を採用し、高いコストパフォーマンスを実現
  3. 導入作業は数時間で完了し、かつ物理的な設計やチューニングが不要

 NPSシリーズ新製品群は、従来のNPS8000シリーズの後継であるスタンダード製品NPS8000z(対象容量:2.75TB〜33TB)、エントリー製品NPS5000(対象容量:1.5TB〜3TB)、エンタプライズ製品NPS10000(対象容量:10TB〜100TB)から構成され、中規模から大規模DWHに対応しています。また、従来比1.3〜2倍の性能向上を実現しています。

 日本ユニシスは、これまで数多くの顧客にDWHシステムを構築、提供してきました。当社はこれまでに培った豊富な構築ノウハウに加え、NPSシリーズ新製品群の取扱い開始により、大量データを格納するテラバイト級のDWH分野でのビジネス拡大を目指します。
 日本ユニシスは、性能面の課題を抱えているDWH導入済顧客を対象に販売活動を展開し、今年度10億円の売り上げを目指します。

以上

注1:データウェアハウス
企業内のデータを統合的に格納し、ビジネスの意思決定や分析を行う環境。狭義には、そのためのデータベース。
注2:アプライアンス
特定の機能に特化したもの。電気製品のように、顧客が導入後にすぐに利用できるという意味も持つ。
注3: NPSシリーズの特徴
  1. 高パフォーマンスを発揮するデータウェアハウス専用アプライアンスとして提供。データベースソフトウェア、サーバー、ストレージを統合し、既存のシステム環境とも容易に統合可能。
  2. ハードウェアを市場標準機器から構成。ネティーザの独自開発技術であるAsymmetric Massively Parallel Processing™非対称型超並列処理)、Intelligent Query Streaming™により、低価格化と高性能化を実現。数10テラバイトのダイナミックなデータに対し、複雑な検索が可能。従来の同様なシステムに比べ低コストで、10〜50倍のパフォーマンスを発揮
  3. 数時間で導入が可能で、物理的な設計とチューニングは不要。さらにデータベースサーバーとしてのインタフェースには業界標準技術を採用し、既存のアプリケーション、ツールをそのまま利用可能。

注釈/リンク

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