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Foresight in sight

ニュースリリース

2006年3月7日

ユニアデックス、KDDI
無線LAN対応ケータイ「E02SA」を利用したモバイルソリューション販売で提携

〜 OFFICE FREEDOM認定パートナーとして、ユニアデックスが独自アプリケーションなどとともに販売/保守 〜

 ユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:高橋 勉、以下 ユニアデックス)ならびにKDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼会長:小野寺 正、以下 KDDI)は、KDDIが提供する無線LAN機能を搭載した、法人向けのau携帯電話「E02SA」を用いたモバイルソリューション販売と保守サービスを共同で展開していくことに合意しました。

 これに伴い、ユニアデックスはKDDIの無線LANケータイ内線ソリューション「OFFICE FREEDOM」(注1)認定パートナーとして、「E02SA」独自の特徴を生かした「AiriP® (アイリップ)ワイヤレスIP電話ソリューション」を7月から提供開始します。

 KDDIの「E02SA」は、オフィスでは無線LAN対応のVoIPによる内線電話として、外出時にはau携帯電話として活用でき、効率的なオフィス環境を実現します。無線LAN規格「IEEE802.11b」に加え「IEEE802.11g」(注2)にも対応したほか、無線区間のQoS(注3)には「IEEE802.11e」(注4)を採用しているため、通信速度の高速化と音声の高品質化が図られています。また、ユーザーの利用環境を効率化する各種アプリケーションソフトの開発が容易なBREW® (注5)を採用し、通話用としてだけではなくアプリケーション開発の自由度をもったイントラネット端末としても期待されています。

 ユニアデックスはこれまで、高度なセキュリティー機能と高速ローミングで定評のあるアルバワイヤレスネットワークス製無線LANスイッチ、ユーザーの多様なニーズに柔軟に対応可能なネクストジェン製SIPサーバー(注6)などを組み合わせた「AiriPワイヤレスIP電話ソリューション」を販売してきましたが、今回、この「E02SA」を新たにワイヤレスIP電話機のラインアップに加えることで、ワイヤレスIP電話事業の一層の拡大を図ります。

 また、ユニアデックスとKDDIの両社は、本ソリューション以外の法人向けモバイルソリューション・サービスについても、共同で企画・開発していくことに合意しています。

 ◇ユニアデックス「AiriPワイヤレスIP電話ソリューション」au無線LANケータイE02SA対応の特徴

 「E02SA」をオフィスでは無線LANを利用した内線電話・イントラネット端末として利用でき、パソコンなどと同一無線LANネットワーク上で音声とデータの共存を実現します。また、オフィスでは検知したアクセスポイントの位置から、外出先ではGPS機能を使い位置情報を表示するロケーショントラッキング(社員の所在位置確認)機能や、社内電話帳システムとの連携などユニアデックス独自開発の特徴を備えたソリューションを提供していく予定です。

以上



注1:OFFICE FREEDOM(オフィスフリーダム)
KDDIが提供する無線LAN対応ケータイ電話とBREWRによる内線アプリケーションを用いて構築した無線LAN内線ソリューションの総称。
注2:IEEE802.11g
2.4GHzの周波数帯を使った最大速度54Mビット/秒の無線LAN国際仕様。2003年6月に標準化。
注3:QoS(Quality of Service)
パケットに何段階かの優先順位をつけてサービス品質に差をつけること。
注4:IEEE802.11e
パソコンで無線LANを使用してデータ通信をしていても、音声通話トラフィックを優先的に流すことで音質を確保することができる規格。
注5:BREW(Binary Runtime Environment for Wireless)
米国クアルコムが提供する携帯電話向けのアプリケーション開発プラットフォーム。プログラムをインターネット上のWebサーバーに置き、携帯電話に直接ダウンロードし実行する。
注6:SIP(Session Initiation Protocol)サーバー
IPネットワーク上で電話の呼制御を行うサーバー。



注釈/リンク

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