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Foresight in sight

ニュースリリース

2005年10月31日

日本ユニシス
SOA適用サービスを体系化し、本格提供を開始

※本サービスは、販売を終了させていただきました。

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、企業や官公庁におけるSOA(注1)の採用と推進を強力に支援するため、「SOA適用サービス」を体系化し、11月から本格的な提供を開始します。

 近年、ソフトウェアの部品化や再利用を促進し、ビジネス環境の変化に柔軟かつ迅速に対応するシステムアーキテクチャとしてSOAが注目されています。SOAの実現には、ビジネスプロセス分析およびサービス定義のノウハウと、Webサービスに代表される業界標準の技術、そしてそれらを実装する開発方法とプラットフォーム製品が重要となります。

 日本ユニシスは、日本BEAシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:アリイ ヒロシ 氏)やマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役社長:ダレン ヒューストン 氏)をはじめとする、有力SOA関連ソフトウェア製品の提供元と密接な協業関係を構築しています。日本ユニシスは、各社が持つさまざまな製品群に、コンサルティング、システム構築、サポートサービスなどの付加価値を組み合わせ、多様な業種の企業や官公庁などのユーザに数多くのソリューションを提供してきた豊富な実績を持っています。

 日本ユニシスはSOAを、ビジネスプロセスの可視化と企業システムの柔構造化を実現し、ビジネスに変化対応力をもたらすことで、TCO(注2)の削減とTVO(注3)の最適化を可能にするITインフラストラクチャを構築するための設計手法であると考えています。

 今回発表する「SOA適用サービス」の特徴は以下の通りです。

ユーザの目指すIT成熟度やSOA適用レベルに応じて、導入シナリオを提供
  ユーザの目指すIT成熟度レベルやSOA適用レベルに応じたSOA導入シナリオを設定し、ユーザに最適な形でSOAを浸透させていきます。

日本ユニシスの方法論に沿ったSOA適用アプローチを採用
SOAnalyze
業務分析により最適化されたビジネスプロセスを、サービスの視点で分析し、サービスの候補を抽出します。
SOArchitect
抽出されたサービスの候補と、既存IT資産や目指すべきITの将来像から、実現可能なサービスを設計します。
SOApply
サービス設計をもとに、実行基盤となるプロダクトセットを決定し、目指すべきシステム全体を設計します。

ユーザごとに最適なプラットフォーム製品を選択可能
  実行基盤となるプロダクトセットの決定においては、特定の製品に固執することなく、ユーザの事情に合わせ、最適な製品を選択し提供します。

 日本ユニシスは、SOA適用サービスによる今後3年間のシステム・インテグレーション(ハードウェアやソフトウェアライセンスも含む)で、120億円の受注を目指しています。

以上

今回の発表にあたり、日本BEAシステムズ、マイクロソフトより以下のコメントを頂いております。

【日本BEAシステムズ株式会社 代表取締役 アリイ ヒロシ 氏】
日本BEAシステムズ株式会社は、今回の日本ユニシス株式会社のSOA適用サービスの本格提供開始の発表を歓迎します。昨年来、SOAに関する引き合いが活発化しており、弊社のお客様でも既にSOA基盤ソフトであるBEA WebLogic PlatformTMにより、SOAに基づいたシステム構築が始まっています。この度の日本ユニシスとの協業により、SOAの導入から開発までの一貫したサービスが提供され、SOA市場が一層拡大することを期待しています。また、SOA分野をはじめとして、今後とも日本ユニシスとの協力体制を強化してまいります。

【マイクロソフト株式会社 執行役 常務 エンタープライズビジネス担当 平井 康文 氏】
マイクロソフト株式会社は、日本ユニシス株式会社のSOA適用サービスの本格的な提供開始の発表を歓迎いたします。マイクロソフトでは、.NETテクノロジーをベースとした各種SOA関連ソリューションを提供しており、今回、日本ユニシスのSOA適用サービスとの連携により、エンタープライズ領域におけるお客様に対し、より最適なソリューションを提供できるものと期待しています。また今後も、SOA分野をはじめとした日本ユニシスとの協力体制を一層強化してまいります。


注1: SOA(Service-Oriented Architecture):
サービス指向アーキテクチャ。ビジネスレベルの“サービス”を組み合わせてアプリケーションの連携や統合を行なうシステム構築の考え方。
注2: TCO(Total Cost of Ownership):
コンピュータシステムの導入、運用、保守などにかかる費用の総額を指す。
注3: TVO(Total Value of Ownership):
コンピュータシステムの導入から運用・保守までの費用総額のみならず、利用者の満足度や全体の費用対効果までも指す。

注釈/リンク

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