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Foresight in sight

ニュースリリース

2005年10月27日

日本ユニシスグループ
データウェアハウス専用アプライアンス「Netezza Performance Server®」を販売開始

〜 従来システムの半分の価格で10〜50倍のパフォーマンスを実現 〜

 日本ユニシスグループの日本ユニシス・ソリューション株式会社(本社:東京都江東区、社長:丸山 修、以下 日本ユニシス・ソリューション)は、このほど日本ネティーザ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ダグラス・エッツェル 氏、以下 日本ネティーザ)とデータウェアハウス(注1)専用アプライアンス(注2)「Netezza Performance Serverシリーズ(以下 NPSシリーズ)」の日本市場初の販売代理店契約を締結しました。当社は、日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)と同時に11月初旬からNPSシリーズの販売を開始します。

 大規模データウェアハウス環境におけるハブであるデータベース・サーバは、高価格、高性能なサーバ、ストレージ、およびRDBMS(注3)で構成されていますが、同環境でのデータ量の増大に伴い、これまでのような高パフォーマンスを得ることが困難になりつつあります。

 日本ユニシス・ソリューションは、これまで数多くの顧客に、データウェアハウス・システムを構築、提供してきました。今回、当社はこれまでに培った豊富なデータウェアハウス・システム構築のノウハウに加え、日本ネティーザとの販売代理店契約に基づくNPSシリーズの取扱いにより、大量のデータを格納するテラバイト級のデータウェアハウス分野でのビジネス拡大を目指します。

 
 NPSシリーズの特徴は以下の通りです。
高パフォーマンスを発揮するデータウェアハウス専用アプライアンスとして提供。データベース・ソフトウェア、サーバ、ストレージを統合し、既存のシステム環境とも容易に統合可能。
ハードウェアを市場標準機器から構成。ソフトウェアはLinux®(注4)を採用したことに加え、ネティーザの独自開発技術であるAsymmetric Massively Parallel Processing™(非対称的超並列処理)(注5)、Intelligent Query Streaming™(注6)により、低価格化と高性能化を実現。数10テラバイトのダイナミックなデータに対し、複雑な検索が可能。従来の同様なシステムに比べ約半分のコストで、10〜50倍のパフォーマンスを発揮。

数時間で導入が可能で、物理的な設計とチューニングは不要。さらにデータベース・サーバとしてのインタフェースには業界標準技術(注7)を採用し、既存のアプリケーション、ツールをそのまま利用可能。

  日本ユニシスグループは、ビジネスにおける戦略的意思決定のためにデータウェアハウスを利用、あるいは構築を検討している顧客を対象に、今後2年間で20億円の売上げを目指します。

以上

注1:データウェアハウス
企業内のデータを統合的に格納し、ビジネスの意思決定や分析を行う環境。狭義には、そのためのデータベース。
注2:アプライアンス
電気製品のように、搬入後、顧客がすぐに使用でき、手間がかからないサーバという意味に使用される。
注3:RDBMS
リレーショナルデータベースを管理するソフトウェア。リレーショナルデータベースとは、1件のデータを複数の項目(フィールド)の集合として表現し、データの集合をテーブルと呼ばれる表で表す方式で、ID番号や名前などのキーとなるデータを利用して、データの結合や抽出を容易に行うことができる。データベースとしては最も広く普及している方式。
注4:Linux(リナックス)
1991年にフィンランドのヘルシンキ大学の大学院生(当時)Linus Torvalds氏によって開発された、UNIX互換のオペレーティング・システム。その後フリーソフトウェアとして公開され、全世界のボランティアの開発者によって改良が重ねられている。NPSシリーズのオペレーティング・システムには、オープンソースであるRed Hat Linuxが使われている。
注5:Asymmetric Massively Parallel Processing(非対称型超並列処理)
テラスケールの複雑なクエリー処理を行うためにSMP(Symmetric Multiple Processor:対称型マルチプロセッサ)とMPP(Massively Parallel Processor:超並列プロセッサ)の優れた点を組み合わせた超並列アーキテクチャ。
注6:Intelligent Query Streaming(インテリジェント・クエリー・ストリーミング)
ストレージのすぐそばに処理能力を移動し、複雑なクエリーをストレージの物理速度に近い速さで高速処理することにより、システム内でボトルネックとなるデータの流れを効率化する技術。(特許出願中)
注7:業界標準技術
データベースAPI:ODBC 2.X、3.X、JDBC Type 4、ANSI SQL 92(w/SQL99分析機能)。

注釈/リンク

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