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Foresight in sight

ニュースリリース

2005年10月13日

日本ユニシス
最新64ビット インテル® Xeon™プロセッサMP 搭載モデル
「ES7000/600」シリーズ販売開始
〜 最大32プロセッサまで柔軟に拡張するx86/64ビット サーバー 〜

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、「Unisys Enterprise Server ES7000(以下 ES7000)」に最新64ビット プロセッサ「64ビット インテルXeonプロセッサMP」を搭載したx86/64ビット サーバー「ES7000/600シリーズ」6機種を、本日10月13日から販売開始します。

 「ES7000」は、400システムを超えるミッション・クリティカル基幹システムを構築した実績を持ち、Microsoft® Windows Server™ 2003 Datacenter Edition機能を最大限利用できるWindows®サーバとして、99.99%以上の高可用性を実現しています。また複数の金融機関にも導入/採用が決定し、ES7000と「次世代オープン勘定系システム:BankVision®」の組合せにより、フルバンキング基幹システムに要求される最高水準の高信頼性・高可用性を提供しております(注1)

 「ES7000/600シリーズ」は、4プロセッサから最大32プロセッサまでの拡張性を持ち、最新64ビット プロセッサ「64ビット インテルXeonプロセッサMP」とMicrosoft Windows Server 2003, Datacenter x64 Editionにより、従来の32ビットソフトウェアの共存(WOW64:Windows On Windows 64テクノロジを利用)を可能にし、IT投資保護を図りながら、今後の業務量増大に対応するためにプログラム・メモリ領域の拡張と高速処理を実現する64ビットシステム環境を提供します。

 
「ES7000/600シリーズ」の特徴は次の通りです。
1. 「ES7000/600シリーズ」は、64ビット インテルXeonプロセッサMP」3.33GHz(8MB L3キャシュ)、2.83GHz(4MB L3キャシュ)を最大32個、メモリを最大512GBまで搭載可能で、高速なフレックスバー(注2)や大容量のL4キャッシュ(注3)など独自のパフォーマンス拡張により、インテルExtended Memory 64-bit Technology(EM64T)(注4)の性能を最大限に発揮します。
(関連資料:「ES7000/600シリーズ」仕様諸元参照 )
2. ミッション・クリティカル基幹システムを支えてきたCMP®(Cellular Multi Processing)アーキテクチャーを、さらに発展・進化させたCMP2(Cellular Multi Processing 2)アーキテクチャー(注5)に基づいて設計され、デュアル・コア・プロセッサ(注6)にも対応するUnisys独自のチップセットを搭載しております。
3. 「パーティショニング機能」は、ラックマウント・タイプの従来機種であるES7000/540の最大4パーティションから最大8パーティションに拡大しております。それぞれのパーティションごとにWindows、Linux®のオペレーティング・システムを並行稼働させ、適時システム構成を柔軟に変更することも可能です。パーティション機能により、サーバ統合、大規模データベースシステムなどの一元化、システム運用管理の効率化など運用コストの低減が実現できます。
4. 独自のサーバ管理ソフトウェアである「サーバ ナビゲーション・ツール」と統合通報システム「IMSS(Integrated Maintenance Service System)」を標準装備します。
「サーバ ナビゲーション・ツール」は、ハードウェア・プラットホームおよびオペレーティング・システムを集中管理できます。
また「IMSS」を用いES7000、ディスク・サブシステム(SANARENA®など)、システムを構成するIAサーバなどを統合した通報システムを構築することにより、管理者の負荷を大幅に軽減でき、ES7000システムの全体的な性能、復旧能力の向上、保守管理の向上を実現します。


価格は、4プロセッサの最小構成モデルで正価450万円(税別)からです。
日本ユニシスは、本年11月下旬からの量産出荷を予定しています。

以上


注1:平成17年5月20日付、日本ユニシス、筑邦銀行、佐賀銀行、十八銀行共同ニュースリリース
「筑邦銀行、佐賀銀行、十八銀行が「次世代オープン勘定系システム『BankVision』」の採用を内定」
ニュースリリース: http://www.unisys.co.jp/news/NR_050520_bankvision.html
注2:フレックスバー
CMP2(Cellular Multi Processing 2)アーキテクチャーの1つの技術として、ES7000/600の「セル」(4プロセッサ単位の筐体のこと)間を高速転送ができるフレックス・ケーブルで接続しており、ES7000/600の「セル」間の接続部分を示しています。
注3:L4キャッシュ
64ビット インテルXeonプロセッサMPには、1次キャシュ、2次キャシュ、3次キャシュがプロセッサに内蔵されており、L4キャシュ(Level 4キャシュ=4次キャシュ)として、外部に高速なメモリを設けることにより、ES7000システムの高速処理を可能にします。
注4:インテルExtended Memory 64-bit Technology(EM64T)
"インテル エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ"の略。インテル株式会社が2004年6月に発表した、ワークステーション向けCPU"インテルXeonプロセッサ"で始めて採用された、"IA-32"(x86命令対応の32bitアーキテクチャー)で64bit命令や4GB(32bit CPUで管理できる最大容量)を超えるメモリを扱うための拡張技術。
注5:CMP2(Cellular Multi Processing 2)アーキテクチャー
米Unisysがメインフレームで蓄積した高信頼性、拡張性の技術をインテル・プロセッサとWindowsで大規模システムを実現する為に設計されたアーキテクチャーがCMP(Cellular Multi Processing)アーキテクチャーです。
CMP2(Cellular Multi Processing 2)アーキテクチャーは、CMPアーキテクチャーをさらに進化させたことにより、ES7000/600の「セル」(4プロセッサ単位の筐体のこと)を柔軟に拡張でき、またデュアル・コアにも対応可能にさせたアーキテクチャー。
注6:デュアル・コア・プロセッサ
物理的に1つのCPU上に2つのCPUコア(演算処理を実行するユニット)を搭載したプロセッサのことです。


注釈/リンク

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