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Foresight in sight

ニュースリリース

2005年5月12日

ユニアデックス
ITサービス機能を集中化した「マネージド・サービスセンター(MSC)」を開設

〜 ハードウエア/ソフトウエア/ネットワークに対応する3つのサポートを集結し、 障害完結力を大幅向上へ 〜

 ユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:福永 努、以下 ユニアデックス)は、ITサービス提供基盤の整備・強化の一環として、統合型の新組織「マネージド・サービスセンター」(以下「MSC」)を開設、5月9日(月)からサービスを開始しました。

 「MSC」は、ハードウエア/ソフトウエア/ネットワークに対するサポート窓口を一カ所に集結した統合型コールセンター機能と、情報システムの運用管理機能を一元化して効率を図った組織です。ユニアデックスでは「MSC」開設により、ユーザー企業の情報システム運用や障害時の問合せに対して迅速にサービスを提供していくほか、障害完結力を大幅に向上させ(コールセンターでの1次完結率を95%以上)、ユーザー企業のIT運用負荷軽減と利便性の向上を図ります。

 企業戦略を支える情報システムに必要な、“いつでも安全に安心して使えるITインフラ“を実現するためには、迅速な障害対応、システム監視、ヘルプデスク運営およびセキュリティー対応が必要不可欠であり、近年、IT運用管理とそのアウトソーシングに対してユーザー企業の関心が高まってきています。特に、情報セキュリティーの強化とコスト削減の観点で、部分対応ではなく情報システム全体の運用管理を求める声が大きくなっています。

 ユニアデックスは、こうした高度化するユーザーニーズに応えて「MSC」を開設しました。運用管理機能を統括する「ITマネジメント・オフィス(ITMO)」では、監視機能の強化やユーザー企業ごとの構成情報の確実な管理によりサービスデスクとしての機能を充実していきます。また、ISO9001をはじめ、ITIL(注1)、ISMS(注2)/BS7799(注3)認証などに基づいたプロセスと品質によって、運用管理負荷の低減やコスト削減に繋がるサービスを提供していきます。

 また、従来のハードウエア寄りのコール対応だけでなく、オープン系ソフトウエアやネットワークの障害にも一元的に対応する機能を持った「コールレセプションセンター(CRC)」により、的確で迅速な一次対応と障害の切り分けを実現し、情報システムに対する安全・安心な運用に結び付けていきます。

 今回はさらに、重大障害や災害発生時の司令塔となる「コマンドセンター機能」を常設したほか、GPS機能付き携帯電話を利用して、外回りの技術員を迅速に派遣する自社開発のシステム(昨年10月から国内初稼働)とも連動させ、サービス提供基盤を強化しています。

 ユニアデックスでは、「MSC」開設にともない、一連の体制を確立し定着させるために、常駐の技術者を従来の150名から400名に、また施設面積も従来の1.5倍に拡大しました。

 なお、「MSC」には各機能をショールーム的に見せることができる販売促進機能も付加しており、ユニアデックスではマネジメントサービスの拡販にも努めていきます。

以上

注1:ITIL
英国政府商業室(OGC)が作成したITサービス管理のための体系づけられたフレームワーク。運用管理を効率化するベストプラクティスが網羅。このITILに則した管理をすることで、従来見えにくいとされていたIT投資コストを浮き彫りにすることなどが可能。
注2:ISMS
企業や組織が自身の情報セキュリティーを確保・維持するために、ルール(セキュリティーポリシー)に基づいたセキュリティーレベルの設定やリスクアセスメントの実施などを継続的に運用する枠組みのこと。
注3:BS7799
BSI(英国規格協会)によって規定される、企業・団体向けの情報システムセキュリティー管理のガイドラインのことを指す。特にセキュリティーの運用管理に重点が置かれている。

注釈/リンク

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