2005年2月22日
日本ユニシス
安全・安心な社会環境を実現する
「データ共有プラットフォーム」の実証実験を開始
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)は、安全・安心が求められる今後の社会環境で不可欠となる"ICタグをはじめとするデバイスデータの共有"を実現する「データ共有プラットフォーム」の実証実験を開始します。
本実験では、各種デバイスから収集したデータをセキュアなネットワークを介して処理および共有する「データ共有プラットフォーム」を開発し、そのシステムパフォーマンスの計測と、様々なビジネスモデルやニーズへの適合性を検証します。
「Information Wharf」
今回、日本ユニシスが実証実験を開始する「データ共有プラットフォーム」は、当社が開発したデバイスデータを処理するミドルウェア「Information Wharf®」、NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:鈴木 正誠 氏、以下 NTTコミュニケーションズ)が開発した次世代セキュリティ技術(開発コードm2m-x(注1))、データを利用する際の標準的なサービスを備えたアプリケーションソフトウェア基盤で構成されます(関連資料参照)。このプラットフォームの主な機能は以下のとおりです。
■ 多様なデバイスから得られたデータの処理 |
■ データの状態に応じたビジネスロジックの起動 |
■ ユーザ毎のアクセス権限管理 |
「m2m-x」
NTTコミュニケーションズの「m2m-x」は、次世代のIPプロトコルIPv6に最適化されており、現行のIPプロトコル(IPv4)より安全な通信が可能です。「Information Wharf」と組み合わせた「データ共有プラットフォーム」を利用することで、企業は、低コストでセキュリティを必要とするシステムに対して多様なデバイスを適用することができます。例えば、サプライチェーンマネジメントシステムでは以下のことが実現できます。
■ バーコード、ICタグを用いた在庫情報の管理や在庫位置の特定 |
■ 安全在庫を下回った場合の自動発注処理 |
■ 必要に応じた他社への在庫情報の公開 |
日本ユニシスは、実証実験の第一段階において、製造・流通業界におけるトレーサビリティシステムやサプライチェーンマネジメントシステムへの「データ共有プラットフォーム」の適合性を検証します。その後、GPSやセンサーを用い、サービス業など、他業界向けのアプリケーションソフトウェアと併せたソリューションシステムの販売も予定しています。
なお、今回の発表にあたり、NTTコミュニケーションズから以下のコメントを頂いています。
■ | NTTコミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長 鈴木 正誠 様 NTTコミュニケーションズは日本ユニシスの「データ共有プラットフォーム」の実証実験開始を心より歓迎いたします。この「データ共有プラットフォーム」は、物流をはじめ様々な分野で事業展開をしている企業のビジネスに貢献すると確信しております。NTTコミュニケーションズとしても新たな事業分野の拡大に、弊社のネットワークセキュリティ技術で貢献できることを光栄に思います。今後とも今回のようなパートナー企業との協業により、「安全」「安心」「簡単」を実現する良質なITサービスを提供していきます。 |
注1: | m2m-x NTTコミュニケーションズが提唱する、モノ-to-モノの双方向リアルタイム通信を「安全」「簡単」に実現する技術。IPv6インターネット上での利用に最適化されている |
* | Information Wharfは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。 |
* | その他の記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連資料: 「「データ共有プラットフォーム」全体図」 (pdf資料、416.09KB) |
*リンク |
関連URL: 「NTTコミュニケーションズ」 http://www.ntt.com/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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