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Foresight in sight

ニュースリリース

2005年1月27日

日本ユニシス
九州日本信販「次期クレジット基幹システム」の構築に着手

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)は、このたび九州日本信販株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:金田 道明 氏、以下 九州日本信販)の「次期クレジット基幹システム」の構築に着手しました。当社は、九州日本信販におけるこれまでのメインフレームによるクレジットの基幹システムを、「Unisys Enterprise Server ES7000(注)」(以下「ES7000」)を中心とするオープン系サーバ上に移行します。
 九州日本信販の「次期クレジット基幹システム」の本番稼働は、2006年月1月の予定です。

 今日、クレジットは一般消費者の決済手段として、もはや欠かすことのできない存在となっています。これを支えるコンピュータシステムには、銀行の勘定系システムと同等の可用性、オンライン処理における即時応答性、バッチ処理における大量データ処理時の処理効率などが求められています。

 九州日本信販は、九州エリアを基盤とする独立系の信販会社です。地域密着型の営業展開と企画力を強みに独創性の高いカードの開発を続け、新規会員の着実な増加により取扱高も拡大の一途にあります。
 カード提携先や個品クレジット提携先の開拓、既存加盟店へのサポート・支援、オリジナルカードの企画や会員雑誌の編集・発行など、カード会員のサービスに注力しています。

 九州日本信販は、「次期クレジット基幹システム」の構築に際し、日本ユニシスの大規模ミッションクリティカル・システム構築のプラットフォームとして既に多くの実績を持つ「ES7000」の信頼性、拡張性を高く評価した結果、日本ユニシスが提案したシステムの採用を決定しました。
 日本ユニシスは、「ES7000」をはじめとするハードウェアのほか、オペレーティングシステム、ミドルソフトウェアを含めた全体のインフラを提供します。


九州日本信販の「次期クレジット基幹システム」の特徴は以下のとおりです。


メインフレームからWindows®サーバに移行することでダウンサイジングとコスト削減を実現。

アプリケーションプログラムには、株式会社ゆめカード(本社:広島県広島市、社長:滝本 繁 氏、以下 ゆめカード)が開発した、全面的オープンシステムであるクレジット基幹系システム「YCS」を導入し、システムの再構築と、カスタマイズによる機能強化を短期間で実現する。

自社ノウハウ蓄積のため、アプリケーションプログラムのカスタマイズは、九州日本信販が実施。ゆめカードは、アプリケーションプログラムのカスタマイズを支援する。

新システム移行に際し、加盟店、会員サービス機能および個品クレジット機能の強化と拡充を図る。

関連会社における業務の統一と、処理の集中化を図る。

 日本ユニシスは、今後も九州日本信販が推進する全社的なインフラ整備に対し、最新テクノロジーの積極的な導入を提案していきます。

以上

注: Unisys Enterprise Server ES7000(ES7000)
 ES7000は、インテル製プロセッサを最大32個搭載、64GBメモリまで増設可能な大規模Windowsサーバであり、パーティショニングによりひとつのサーバ上に複数オペレーティングシステムを搭載し、並行稼働させることが可能です。最大8つまでパーティションごとに独立稼働させることができるほか、パーティション間でのクラスタリング構成が可能です。


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