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Foresight in sight

ニュースリリース

2004年12月22日

日本ユニシス
東京金融先物取引所の外国為替証拠金市場の創設をサポート

〜 電子取引システム「TRADEBASE® 21」と「Unisys Enterprise Server ES7000」を採用し、
日本初、Microsoft® Windows Server SystemTM ベースでの金融先物取引システムを構築〜

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)は、株式会社東京金融先物取引所(本社:東京都千代田区、社長: 齋藤 次郎 氏、以下 東京金融先物取引所)が開設する外国為替証拠金取引市場のシステム開発を受託し、2005年上期の市場開設に向けて開発を着手しました。 日本ユニシスは、本システムを電子取引システム「TRADEBASE (トレードベース)21」と「Unisys Enterprise Server ES7000(以下 ES7000)」で構築します。
 また、本システムは、全てをMicrosoft Windowsベースとした日本初の取引所システムとなります。

 日本ユニシスは、激変するビジネス環境において、柔軟かつ迅速に対応可能なシステムを提供するために、ビジネスモデル構築からプログラム開発・運用までのシステム構築工程をシームレスにつなげる方法論やオープン基盤上でミッションクリティカル処理を安全・確実に行うためのミドルウェア「MIDMOST® 」などの開発を行い、次世代金融ソリューションの提供を強化しています。

  今回、東京金融先物取引所は、初のリテールビジネスとなる外国為替証拠金市場の開設にあたり、日本ユニシスをリテールビジネスの戦略パートナーと位置づけています。従来の外国為替証拠金システムでは、一部、悪質業者によるトラブルなども発生しており、今回、構築する取引システムには非常に高い透明性が求められています。日本ユニシスは、自社で推進する次世代金融ソリューションを利用し、短期間に柔軟かつ高品質で信頼性の高いシステム基盤およびアプリケーションシステムを構築するとともに、システムのアウトソーシングを行い、東京金融先物取引所を全面的に支援します。
  また、日本ユニシスは、取引市場システムだけではなく、新たな試みとして、取次業者が利用する共同センターでのサービスシステムも構築し、透明性の高い取引を支援します。

  今回、東京金融先物取引所は以下の点を評価し、日本ユニシスにシステム開発を委託しました。

 
  • 日本ユニシスの電子取引システム「TRADEBASE 21」が取引所システムとして、柔軟かつ迅速な構築が可能であり、マルチ市場を実現していること。
  • 短期間に、予定した水準のシステム構築が期待できたこと。
  • 外国為替取引、先物取引に精通したコンサルティング型システムインテグレーターであること。
  • システム運用のアウトソーシングを含めたトータル・サプライヤーとして信頼できたこと。

 日本ユニシスの「TRADEBASE 21」は、複数市場、複数市場形態、複数商品を実現できる日本初の取引所向けソリューションシステムです。同一システムに異なる市場を搭載することを前提にデザインしており、市場間の独立性を保ちながら1台の市場参加者の端末から複数の市場への参加を可能としています。
 更に、複数市場で最適な注文付け合わせ方法を選択することができ、外国為替証拠金取引市場だけでなく新たな商品の追加が容易で、低コストで短期間に新規商品の上場が可能です。「TRADEBASE 21」はソフトウェア構造を基盤フレームワーク、業務フレームワーク、商品コンポーネントの3階層で構成することにより、業務アプリケーションの変更に迅速な対応を可能としており、システム基盤と業務アプリケーションを分離独立させることにより、システムインフラの変更が容易に可能です。

 日本ユニシスは金融機関の基幹系システムのWindows化を積極的に推進しており、「ES7000」は、Microsoft® Windows® 2003 Datacenter Edition機能を最大限利用できるWindows サーバとして、99.99%以上の高可用性を実現し、数多くのミッションクリティカル・システムに採用されています。       

以上


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