2004年12月8日
日本ユニシス
日本初、IT サービスマネージメント規格「BS15000」の認証を取得
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)は、IT サービスを業務としている企業や部門を対象にした英国規格「BS15000」の最終審査を終了し、12月1日にビーエスアイジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:吉村 正道 氏)から認証を取得しました。「BS15000」ITサービスマネジメント規格の認証を取得するのは、日本で初めてのケースとなります。
顧客の事業の多様化に伴い、ITに求めるニーズも多様化しています。このような状況において、顧客のニーズを的確に捉え、適切なサービスを提供することが求められます。
日本ユニシスは、当社サービスの中で大きなウエイトを占めるアウトソーシングサービス分野で、ITサービスマネジメントの推進体制を構築してきました。日本ユニシスのITサービスマネジメントの仕組みは、独自のものではなく、認知された仕組みとして「BS15000」の認証を得ました。アウトソーシングサービスは今後も飛躍的な伸びが予想され、ITシステムの運用や開発をアウトソーシングする企業はますます増えています。
日本ユニシスは、平成13年10月1日フルアウトソーシング事業を展開する企業としては世界で初めて「BS7799注1」認証取得しました。平成14年5月には「ISMS適合性評価制度注2」における認証も受け、強固なセキュリティ管理を顧客に提供しました。この度、ITサービスマネジメントの標準と言える「BS15000」の認証を取得したことにより、企業がビジネス活動を進める上で必要となる条件を充分にそろえ、さらなる高い品質のサービスを提供する仕組みを確立しました。
今回、ITサービスマネジメントシステムの構築においては、当社で制定し運用している「OSBP注3」に、マネジメントサイクルを回すための仕組みを含めて、整備を行いました。また、顧客へのサービス提供に関する管理の仕組みに「ITIL」を取り込み、改訂しました。今後、新しいOSBPの適用を推進することにより
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を進めていきます。
また、今回の認証取得で日本ユニシスのITサービスマネジメントの仕組みが、世界の標準から見て遜色ないことが確認できました。
今後は、アウトソーシング以外のサービスにも適用していき、顧客の高い満足を得るサービスを提供していきます。
*注1: | BS7799 |
情報セキュリティにおけるベストプラクティス(最適慣行)をまとめ、基本的な管理項目を規定するために英国BSI(British Standard Institute)により作成された管理基準。審査は、英国貿易産業省によって権威付けされたUKAS(英国認定サービス)によって、BS7799審査機関と認定された企業により実施されます。 BS7799の規格は2部で構成されており、第1部は「情報セキュリティ・マネジメント・システム(ISMS)の実施基準」、第2部は「情報セキュリティ・マネジメント・システムの仕様(含:認証システム)」について記載されています。このうち第1部は、2000年、国際標準化機構ISOと国際電気標準会議IECより、ISO番号(ISO/IEC17799)が与えられ、国際標準となりました。第2部は現在検討中です。 |
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*注2: | ISMS適合性評価制度 |
従来の「情報システム安全対策実施事業所認定制度」を廃止し「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)適合性評価制度」に移行。これはBS7799をベースにしたものです。日本情報処理開発協会(JIPDEC)を中心に2002年4月より正式運用されています。審査はJIPDECによってISMS審査機関として認定された企業により実施されます。 |
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*注3: | OSBP(OutSourcing Business Process) |
日本ユニシスが品質の良いアウトソーシングサービスを提供することを目標として制定、運用している自社内のビジネスプロセス。顧客に提供するサービスの管理項目、管理方法を定めています。 |
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連URL: 「ビーエスアイジャパン」>http://www.bsigroup.com/ja-JP/ 「BS15000」http://www.bs15000.org.uk/ 「日本ユニシスのアウトソーシング」http://www.unisys.co.jp/outsourcing/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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