2004年12月6日
日本ユニシス
XBRLの適用を支援する「Unisys XBRLサービス」の提供を開始
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)は、財務情報の国際標準データ形式であるXBRL(注1)を使用したシステムの構築を容易にする「Unisys XBRLサービス」の提供を本日12月6日から開始します。「Unisys XBRLサービス」を日本ユニシスグループの標準開発技法「LUCINA®」(注2)とあわせて適用することにより、XBRLを適用したシステムを確実に、容易に構築することができます。
昨今、財務・信用情報の電子化、国際標準化に向けて動きが加速しています。インターネットでのデータ交換において主流となっているXMLをもとに財務情報の国際標準データ形式としてXBRLが開発され、世界有数の金融先進国が、官公庁、証券取引所を中心に導入を推進しています。
国内においては、平成15年4月に東京証券取引所でXBRLが採用されたのをはじめとし、今年6月には、国税庁がXBRLを利用した電子申告を開始しました。また銀行も企業に対する融資業務の改善とサービス向上を目指し、XBRLを使用したシステム化に取り組みはじめています。
「Unisys XBRLサービス」は、「XBRL適用範囲コンサルティング・サービス」「XBRLタクソノミー(注3)作成サービス」「XBRLシステム・インプリメント・サービス」の3つのサービスからなります。サービス内容と導入効果は以下のとおりです。
1. XBRL適用範囲コンサルティング・サービス | |
ユーザーの業務要件と日本ユニシスのXBRLについてのノウハウをもとに、最も効果的なXBRL適用範囲を提案するサービスです。XBRLの適用範囲を広げすぎて、システムのパフォーマンスの低下や、開発期間の長期化を引き起こしたり、XBRLの適用範囲を小さくしすぎて、XBRLによる財務情報交換の便利性が損なわれたりすることを防ぐことができます。 | |
2.XBRLタクソノミー作成サービス | |
XBRLのタクソノミーを作成するサービスです。ユーザーはタクソノミーに関する詳細な知識を学習する必要がないので、学習にかかる時間とコストを節約することができます。 | |
3. XBRLシステム・インプリメント・サービス | |
XBRLの専門知識を有するシステムエンジニアがおこなうシステム実装サービスです。日本ユニシスの専門知識と経験によって、セキュリティに配慮し安全で、また十分なパフォーマンスを持つXBRLを適用したシステムを構築できます。 |
日本ユニシスは、「Unisys XBRLサービス」を企業会計、融資など財務情報、会計情報を取り扱うシステム・インテグレーションサービスとあわせて販売し、本サービスにより今後3年間で5億円の売上を見込んでいます。
以上
注1:XBRL | |
eXtensible Business Reporting Language。財務情報の作成・流通・利用が容易になるように、XML(eXtensible Markup Language)を用いて標準化された財務・事業報告用のデータ記述方式。 | |
注2:LUCINA® | |
日本ユニシスグループの標準開発手法。実行環境に最適な設計技術や開発プロセスを体系化したドキュメントと、アプリケーションフレームワークやサンプルプログラムから構成される。 | |
注3:タクソノミー | |
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財務情報で利用する勘定科目や注記事項などの項目を定義するもの。 |
* | LUCINA®は、日本ユニシス株式会社の登録商標です。 |
* | その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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