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Foresight in sight

ニュースリリース

2004年4月27日

ユニアデックス
外食産業向けASPサービス『はんじょうレスQ隊』を提供開始

〜 きめ細かい売上分析と人件費管理、外食産業初の2次元バーコードによる顧客管理を実現 〜

 ユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:福永 努、以下 ユニアデックス)は、外食産業向け店舗業務支援ソフトウエア『はんじょうレスQ隊』を開発し、ASP(注)形態でのリース販売を4月28日から開始します。

 外食産業におけるインターネット企業間接続普及率は22.3%という報告(13年度外食産業総合調査研究センター調査)があり、同産業ではこれまでIT投資に消極的だったことが指摘されています。しかし、特に酒場やビヤホールを運営する企業の50%以上は、今後のIT投資に積極的な姿勢を見せている状況です。

 一方、従来の外食産業向けASPで提供されてきたサービスは、売上の前年対比や月変動分析などのきめ細かい分析機能が不充分で、本部側が分析結果を十分な戦略立案に結びつけることができませんでした。

 今回ユニアデックスでは、この外食産業向けに、戦略分析・効率化・顧客満足度の3面を充実させた機能を盛り込んだ『はんじょうレスQ隊』を開発し、また、堅牢なデータセンター運営で実績のある日本ユニシス情報システム株式会社と連携し、ASPサービスを提供していきます。

 『はんじょうレスQ隊』は、売上管理システムの「うりあげレスQ」、勤怠管理システムの「はたらくレスQ」、そして顧客管理システムの「らいてんレスQ」という3つのサブシステムで構成されます。

 「うりあげレスQ」は、日々の売上データの前年対比や月変動などをきめ細かく分析することができます。「はたらくレスQ」は、外食産業特有のアルバイトのシフト勤務管理や、他店から来るヘルプ人員の管理に対応し、人件費をより正確に管理します。また、「らいてんレスQ」は、外食産業では初めて、携帯電話と2次元バーコードを使ったポイントシステムを実現し、旧来の複数カードによる顧客の煩わしさを解消する会員システムを提供します。

 提供価格は、「うりあげレスQ」が29,400円/月(税抜き28,000円)〜、「はたらくレスQ」が7,350円/月(税抜き7,000円〜、「らいてんレスQ」が)10,500円/月(税抜き10,000円)〜(いずれも初期導入費用含まず)です。

 『はんじょうレスQ隊』の主な機能は次のとおりです。

 
■売上管理システム「うりあげレスQ」
  • 顧客がどのメニューをどれほど頼んだのか? 一人当たりの単価や売上個数は? 割引クーポンを使ったのか?など、複数の切り口で売上を分析。しかも「前年対比」「月変動(推移分析)」「日変動」などを本部に集約することで、仮説検証型の戦略経営に直結させることが可能
  • 分析データは、一般的な表計算ソフトと同様に、簡単にグラフ化することが可能
  • 店長用の画面、担当者用の画面など、表示画面の制限が可能
  • 食事メニューをWeb画面から登録可能
  • 帳票作成が簡単で、オプションでカスタマイズも可能
  • 複数のPOSメーカーとの接続を計画中
■勤怠管理システム「はたらくレスQ」
  • 外食産業に特有のシフト勤務やヘルプ勤務に対応し人件費を正確に管理
    「うりあげレスQ」と連動させることで、翌日の時間別売上を推測し、時間帯ごとに必要な人員を表示
  • 携帯電話で従業員の勤務予定の閲覧が可能
  • タイムカードの代わりにパソコンで出退勤の管理が可能
■顧客管理システム「らいてんレスQ」
一般に普及しているカード形式の会員証ではなく、携帯電話内に保存する業界初の「2次元バーコード式の会員証」でポイントシステムを実現

 なお、特定の業界をターゲットにしたソフトウエアの開発とリース販売は、ユニアデックスとしては初めてです。昨年7月、日本ユニシス株式会社からソフトウエアサポート部門が移管され、従来のサーバー稼働監視サービスなどの運用管理機能と結びついた成果といえます。

 ユニアデックスでは、5年間で約8億円の『はんじょうレスQ隊』売上げを目指しています。また、「らいてんレスQ」については外食産業以外にも拡販する予定です。

注:ASP
Application Service Providerの略。ビジネス用のアプリケーションプログラムを、インターネットを介して提供するプロバイダー、もしくはそのサービス。顧客企業は社員の個々のパソコンにアプリケーションソフトをインストールする必要がなく、情報システム部門における導入、運用コスト節減につながる。



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