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Foresight in sight

ニュースリリース

2004年2月27日

日本ユニシス、ICタグなどのユビキタスデバイスデータを
ハンドリングするミドルウェア「Information Wharf™」を販売開始

〜 EPCグローバルやユビキタスIDセンターの標準化技術へ対応可能なミドルウェア 〜

 日本ユニシス株式会社(社長:島田精一、東京都江東区豊洲 1-1-1、以下 日本ユニシス)は、ユビキタス時代のデータハンドリングミドルウェア「Information Wharf™(インフォメーション ワーフ)」の販売を開始します。
   「Information Wharf」は日本ユニシスが提唱しているユビキタス時代のアーキテクチャ「Resource Operation Management Architecture」*注1を実現するためのコアプロダクトです。「Information Wharf」はデバイスやアプリケーションなどのデータソース層と業務アプリケーションや各種サービス(Webサービスなど)のアプリケーション層を連携するためのミドルウェアであり、企業データの一元管理、ビジネスプロセスの自動化を分散環境において実現します。

 ICタグに代表されるユビキタスデバイスは昨今、非常に注目されています。特にICタグの実用化に向けた実証実験は数多く行われており、標準化団体(EPCグローバルやユビキタスIDセンター)の活動も実用化へとステージを進めています。このような中、

  1. 多くのデータソースから得られたデータをハンドリングし、膨大な量のデータから有用なデータを取り出すこと
  2. 複数団体の提唱する多様な標準化仕様・技術への対応をすること

は、ICタグの実用化を進めるうえでキーポイントとなります。

 日本ユニシスは平成14年4月よりユビキタス時代のシステムアーキテクチャの検討を開始し、平成14年10月に「Resource Operation Management Architecture」を発表しました。そして、平成15年より「Resource Operation Management Architecture」を実現するためのコアプロダクトの開発に着手し、このたび、「Information Wharf」の販売開始となりました。

【Information Wharf 概要】
◆価格
標準構成は900万円から
◆特長
1)マルチデバイスデータの一元化
「Information Wharf」はマルチデバイスデータへ対応し、一定の形式に従い管理します。
2)ビジネスプロセスの自動化
「Information Wharf」が収集したデータの状況に応じて、自動的なビジネスプロセスやサービスの起動ができます。
3)標準化技術への対応
「Information Wharf」を使用することで、EPCグローバルやユビキタスIDセンターが策定しているサービスやソフトウェアコンポーネントを呼び出し、標準化技術に対応することができます。
◆「Information Wharf」導入のメリット
1)システムをシンプルに構築
「Information Wharf」が業務アプリケーションの共通基盤となることで、シンプルな企業システムを構築できます。
2)効率的な業務の実現
データソースから得られるデータの状況に応じたビジネスプロセスの起動が可能になり、業務の効率化を実現します。
3)システム改修,ビジネス改善をシンプルに実施
上記2項の副次効果として、システム改修、ビジネスの改善効率が大幅に向上します。

 今後、日本ユニシスでは「Information Wharf」の提供だけでなく、「Information Wharf」を利用したシステムインテグレーション、ユビキタステクノロジの導入コンサルティング、ユビキタスデバイスを使用したアプリケーション構築といった多岐にわたるユビキタスソリューション・サービスを提供していきます。

 
*注1: Resource Operation Management Architecture
ICタグ、ICカード、GPSを含む多様なデバイスや基幹業務アプリケーションから収集されるデータを使用する“ユビキタス時代のエンタープライズシステム”に最適なアーキテクチャ。

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