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Foresight in sight

ニュースリリース

2004年1月30日

日本ユニシス
EAIコンセプトのオープンシステム連携ツールコミュニケーションハブ
「COMHUB®(コムハブ)」提供開始

〜 基幹系システムの、オープンシステムへのスムーズな移行と適用を実現 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、金融機関におけるネットワーク・システム基盤を構築するEAI(Enterprise Application Integration)コンセプトに基づいた、オープンシステム連携ツールコミュニケーションハブ「COMHUB®(コムハブ)」の提供を開始しました。

 金融機関を取巻く環境が目まぐるしく変化する中、金融機関は生き残りをかけ経営ニーズを迅速に反映し、短期間かつ低コストで堅牢性と耐障害性を兼ね備えたシステムを構築することを強く求めています。これらの要求に対する解決策として基幹系システムも含め、システムのオープン化への期待が高まっていますが、既存資産を継承しオープンシステムに移行するには膨大な労力と時間を要している、というのが実情です。
 また、金融機関は競争力強化のため多様化するニーズに応え新サービス・新チャネルの導入を推進しています。新チャネルの追加にともない、勘定系システムとその他サブシステム、さらに外部システムとの間では新たな連携が必要になり、さまざまなシステム対応が発生します。従来は、これらシステム間連携への新たな対応は、それぞれのシステムにおいて個別に行っていました。そのため、対応にともなうシステム負荷や開発工数は増大し、保守の複雑化も招いていました。

 日本ユニシスはこれらの問題に対応するため、Windows® Server System(Windows Server 2003プラットフォームを基盤にする マイクロソフトのサーバーミドルウェア製品群の総称)、オープンミドルウェア「MIDMOST®(ミッドモスト)」をシステム基盤にしたネットワーク・システム基盤構築ツールとして、このたびコミュニケーションハブ「COMHUB」を開発し、提供を開始しました。

 「COMHUB」は既存コンピュータ資産を継承しながらネットワークのマイグレーションを可能にし、基幹系システムのオープンシステムへのスムーズな移行と適用を実現します。
 また、ホスト間連携、チャネル連携にともなうシステム構築の複雑さ、保守の煩雑さを解消し、システムの負荷分散、開発工数の最適化、保守の容易性を可能にします。

「COMHUB」の特徴は以下のとおりです。

1. 現行コンピュータ資産を継承しながら、ネットワークマイグレーションのスムーズな移行と適用を実現。
2. チャネル統合による勘定系システム対応負荷を軽減。チャネルの追加にともなう、勘定系アプリケーションの対応負荷を削減可能。
3. システムのシームレスな切り替え機能、動的メンテナンス機能などにより24時間365日連続稼働を実現。
4. 各チャネルやサブシステムとの連携機能を提供。

 「COMHUB」の販売価格は1セット6800万円からとなります。

 日本ユニシスは、今後、金融機関のミッションクリティカル・システムのオープン化を推進するにあたり、オープンシステムによるネットワーク・システム構築基盤段階的移行ツールとして「COMHUB」を積極的に展開し、3年間で24セットの販売を見込んでいます。


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