2003年8月27日
日本ユニシス、XML Webサービスを適用し
ソリューションフレームワーク「Bizaction® for .NET」のサービスコンポーネントとして
ビジネスプロセス管理機能及びビジネスプロセス監視機能を開発
〜 株式会社電算の導入が決定 〜
日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、ソリューションフレームワーク「Bizaction for .NET(ビズアクション フォー ドットネット)」注1)のサービスコンポーネント(各種業務アプリケーション向け共通部品)として、この度、ビジネスプロセス管理機能およびビジネスプロセス監視機能を開発しました。これらの機能は次世代インフラの中核技術として注目されており、今後リアルタイムエンタープライズを目指す企業のビジネスインテグレーションを実現し、企業内外の業務効率化とビジネス変化へのシステム環境の柔軟な適応を目的としています。なお、ビジネスプロセス監視機能については、マイクロソフト株式会社(社長=マイケル ローディング 東京都渋谷区笹塚1-50-1)の協力を得て開発を行いました。
今回、開発した機能の特徴は以下の通りです。 | |
●ビジネスプロセス管理機能の特徴: | |
・ | GUIで直感的にビジネスプロセスを定義するツールとビジネスプロセス実行時にステータスを制御、管理するエンジンで構成。 |
●ビジネスプロセス監視機能の特徴: | |
・ | プロセス実行のステータスを随時モニタリングすることで、プロセスの状態、さらには、業務の状態をリアルタイムで監視することが可能。 |
●両機能共通の特徴: | |
・ | Microsoft® .NET Framework注2)1.1での開発。 |
・ | XML Webサービスを採用したインタフェースにより、Windows®環境だけでなくUNIX®やメインフレームなどプラットフォームが異なる各種システムとも柔軟に結合することが可能。 |
・ | 実行モジュールだけでなく、プロセス制御の基本エンジンと各種部品、ソースコードという形で提供することにより、顧客の様々なニーズに合わせ柔軟に適用することが可能。 |
・ | 短期間で安定したシステムの構築が可能となり、ユーザーのコスト削減につながる。 |
なお、今回、開発したビジネスプロセス管理機能およびビジネスプロセス監視機能は既に株式会社電算(社長=田幸淳男 長野県長野市県町451)の次期地方自治体基幹系パッケージ(Reams.NET)への適用が決定しています。株式会社電算は地方自治体の複数のシステムにまたがる業務の流れを可視化、統合的に管理し、全体の処理を滞りなく実行すること、また短期間で安定したシステムを構築することを目的として、Bizaction for .NETのサービスコンポーネントの採用を決定しました。
日本ユニシスでは、これらの機能をシステム受託開発時に利用することにより開発工数を削減し、短期間で高品質の成果物の提供を目指します。今後2年間でソリューションフレームワーク「Bizaction for .NET」を適用した開発案件の受注を300社から、システムインテグレーションを含めた売上500億円を目標としています。
なお、ソリューションフレームワーク「Bizaction for .NET」の同機能の適用例を、8月28日(木)〜29日(金)にルネッサンスセンター(渋谷マークシティWEST 17F)で開催される「Web Services Conference 2003」の8月29日(金)ソリューションリレーセミナー(S2-6)及び日本ユニシス展示コーナーにて紹介します。
【マイクロソフト株式会社 平井 康文取締役 エンタープライズビジネス担当】 | |
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「このたび日本ユニシス様に、企業間及び企業内のビジネス統合を実現するビジネスプロセス管理機能及びビジネスプロセス監視機能を開発いただいたことは、マイクロソフトとしても非常に喜ばしいことです。 それはマイクロソフトが実現しようとしているWindows ServerTM System、BizTalkTM Serverと.NET Frameworkを利用した企業間及び企業内のアプリケーション統合を実現する上でキーになるコンポーネントだからです。 また今回のBizaction for .NETの拡充のみならず、日本ユニシス様とはマイクロソフト製品ベースのサービスビジネスにおいて広範囲にわたる協業を推進して参ります。」 |
注1)ソリューションフレームワーク「Bizaction for .NET」 | |
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「Bizaction for .NET」は開発キットとサービスコンポーネント群の2つで構成されています。開発キットはアプリケーションを構成する特定の機能を自動生成し、高品質なアプリケーションの短期間構築を実現します。サービスコンポーネントは業種・業務によらないソリューションフレームワークとして、各種部品や、雛形のソースコードを集めており、生産性の向上、開発期間の短縮、品質の向上を可能とします。他に"権限管理機能"、"シングルサインオン機能"、"文書管理機能"などを用意しラインナップを充実させていく予定です。 |
注2)Microsoft .NET Framework | |
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.NET Framework はWeb アプリケーション、Windowsアプリケーション、および XML Web サービス含む、あらゆる種類のアプリケーションを開発・実行するための環境として提供されるものです。特定の言語に依存せず、かつメモリ管理やセキュリティ管理などの基本的な処理を提供するCLR(Common Language Runtime)と呼ばれるしくみを利用してアプリケーションが実行されます。 |
* | Bizactionは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。 |
* | その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連資料: 「ソリューションフレームワークBizaction for .NET」 (pdf資料、16.91KB) 「ソリューションフレームワークBizaction for .NETサービスコンポーネントを用いたシステム構成例」 (pdf資料、32.88KB) |
* | 関連URL: 「マイクロソフト」 http://www.microsoft.com/japan/ 「電算」 http://www.ndensan.co.jp/ 「.NETソリューション」 http://www.unisys.co.jp/dotnet/ 「Web Services Conference 2003」 http://www.idg.co.jp/expo/wsc/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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