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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年8月21日

日本ユニシス情報システム
トーリューモンと携帯電話用 「着うた」配信ビジネスで提携

〜 権利処理、配信技術を一手に統括するダウンロードサイトを運営 〜

 デジタルコンテンツポータルサイト「どりまぐ.com」を運営する日本ユニシス情報システム株式会社(社長=石田英雄 東京都江東区豊洲1-1-1 以下、日本ユニシス情報システム)は、楽曲のプロモーションを行うエージェント、株式会社トーリューモン注)(社長=刀根伸弘氏 神奈川県川崎市中原区丸子通1-640 以下、トーリューモン)と提携し、両社での統括的運営により、携帯電話向け着うたダウンロードサイト 「うたう!ターンテーブル」を8月21日から運営開始します。

 今回の提携により、トーリューモンは、音楽関連(うたの入った曲)の配信/ダウンロードに関わる諸権利関係の処理を担当し、日本ユニシス情報システムは、これまで培ったインターネットにおける音楽配信技術やIDC(インターネットデータセンター)運用ノウハウを提供します。

(1)サイト運営の統括
これまでの着メロ、着うたのダウンロードサイトでは、それぞれのサイトが独自に楽曲の保有、エンコード作業、サーバ管理などを行ってきました。「うたう!ターンテーブル」は、各着うたサイトが保有する楽曲を日本ユニシス情報システムのサーバ上で一括保持し、各サイト別にそのサイト固有の楽曲が配信できるようにする統括的なダウンロードサイトです。
スタートと同時に、株式会社大宮西武ビルが運営する「Club de ARCHE」にも楽曲の配信を行います。
(2)権利処理の統括
  これまで音楽業界で楽曲配信をビジネスとして利用する場合、曲ごとに「著作権者(作曲家や作詞家など)」、「実演家(歌手)」、「原盤権利者」の3種類の権利者全てと利用許諾契約に合意し、それぞれに対価を支払うという大変な労力が必要でした。
「うたう!ターンテーブル」では、登録楽曲権利者の権利を全て預かり、難解で複雑だった音楽の利用許諾業務を大幅に簡略化します。従来の楽曲販売ビジネスのスピードアップや使い勝手向上を実現するとともに、携帯電話、ブロードバンドなど特に新しいメディアでの利用を促進し、新たな用途を生み出します。

 スタート時の配信可能楽曲数は、トーリューモンの約200曲、日本ユニシス情報システムのインディーズミュージックサイト「Mumix(ミューミックス)」で保有するインディーズミュージック約30曲のあわせて230曲です。今後、順次配信可能楽曲数を拡大していきます。提供価格は1曲70円、5曲で250円です。日本ユニシス情報システムでは、年商2億円程度のビジネスを見込んでいます。

 今後、日本ユニシス情報システムとトーリューモンでは、互いの音楽サイトとの相乗効果により利用者拡大を目指します。また、さらなる着メロ、着うたサービス業者の参入を見込んでおり、音源などの権利保有者のダウンロード販売を拡大し、各携帯電話業者にもサービスを提供していきます。

 
注) 株式会社トーリューモン
2001年8月、ソニー株式会社からの事業買収により設立、東京、イギリスを拠点に活動しています。未契約楽曲収集や,楽曲データのフォーマット変換や加工、エンコードなどの編集、契約楽曲の営業、販売促進を行っています。コンピレーションCD、Broadband用途、携帯電話着メロ、着うた、動画、映像用BGM、などの作成を手掛け、アーティストのプロモーション(DJ Kaoru, Gionなど)や、イベント企画運営(Broadband Carnival, The Hearty)も行っています。

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