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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年8月8日

日本ユニシス情報システム
フラワーアレンジメントの通信教育サイト「花の館」開設

〜 インターネットにより、時間と距離の制約を越えて女性にチャンスを 〜

 インターネットプロバイダ「U-netSURF®」を運営している日本ユニシス情報システム株式会社(社長=石田英雄 東京都江東区豊洲1-1-1 以下、日本ユニシス情報システム)は、当社が運営しているデジタルコンテンツポータルサイト「どりまぐ.com」の中で、フラワーアレンジメントの通信教育やキット販売を行うインターネットサイト「花の館(http://www.hananoyakata.com/)」を8月8日から開始します。

 もともと「花の館」は、関西地区を中心に30年以上にわたり幅広く活動を続けている「タカコアートスクール」が3年前に開設した、神戸北野の異人館にあるフラワーアレンジメントの教室です。開設以来、アートスクールの本拠地として数々の教育コースやイベントを開催し、神戸異人館の名物になっています。「花の館」は、フラワーアレンジメントの第一人者であり、日本トータルフラワー協会理事長でもある天野剛子注1)氏が中心になって活動しており、その指導には定評があります。 今回開設したサイトは、神戸異人館の「花の館」で行われている講座と同等の内容をインターネットで受講できるようにしたものです。

 インターネットサイト「花の館」で使用する通信教育の教材は、日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)が、30年以上前から取り組んで来たCBT(Computer Based Training:コンピュータを使った教育システム)のノウハウを駆使して作り込まれています。システム基盤とインターネット環境は日本ユニシス情報システムのデジタルコンテンツポータルサイト「どりまぐ.com」が提供します。
 インターネットサイト「花の館」は、「高い技術力と顧客サポート力を誇るインターネットのプロ(日本ユニシス情報システム)」、「フラワーアレンジメントの第一級のプロ(花の館)」、「コンピュータによる教育システムの長年の実績を誇るプロ(日本ユニシス)」の3つの異なる分野の技術力を結集して開設する通信教育サイトです。

 インターネットサイト「花の館」で、フラワーアレンジメントの教育を受ける会員には、インターネットからの申し込み後、1週間から10日間ほどで教材が届きます。同サイトは、とかく閉鎖的で独りよがりになりがちな自宅での作品製作を、教室での学習と同じように双方向のコミュニケーション感覚に近づけることで、楽しみながら最大限の効果を引き出す工夫が施されています。

インターネットサイト「花の館」の主な特徴は、以下の通りです。
  • フラワーアレンジメントの初心者向けに、気軽に作品製作できるキット販売(3,000円より)を実施します。また、通信教育で体系的に学習したい人のために、プリザービングフラワー注2)初級コース(65,000円)を皮切りに順次展開の予定です。
  • 全く初めての人でも楽しみながら、しかも自分のペースで作品作りができるように画像と音声を使ってわかりやすく製作のポイントを説明しています。
  • コンピュータによる評価システムを搭載しており、明示されている評価ポイントに従い自己評価を入力することで自分の作品を客観的な視点から見ることができます。
  • "努力を認め"、"やる気を引き出す"ためのKR情報注3)を会員に提示することで、学習のモチベーションを保ちます。会員は、Eメールにより質問や感想を送付し、「花の館」の先生から改良点や進捗の上での悩みなどに対するアドバイスを受けることが可能です。
  • 本格的に学習し、「フラワーセラピスト注4)などの資格を取りたい」、「ブライダルプロデュースや各種ディスプレイの場でプロとして自立したい」、「ビジネスチャンスをつかみたい」人のために、各コースには認定試験が用意されています。合格者には、日本トータルフラワー協会公認の免状が発行されます。

 「花の館」は、家事や育児や介護などのために時間を取れない、社会から取り残されているという感覚を拭えない、それでも何かやりたい、そのような向上心を持っていながら時間や場所の制約から外へ出て行くことができない女性を応援するインターネットサイトです。毎日の生活のストレスから開放されて美しいものに触れたり、創作する喜びで癒されたり、資格取得やプロとしての自立を励みにして未来に希望が持てたり、時間空間の枠を越えて学べるインターネットであればこそ届けられるフラワーアレンジメントの楽しみ、醍醐味を女性に伝え、将来への夢や自立を支援するサイトに発展することを目指しています。

 
注1)天野剛子(アマノタカコ)
東京都世田谷区多摩川奥沢に生まれ、6歳から華道を学び、高等学校時代に草月流師範取得。松蔭女子大学時代、田中千代服装学院専科時代に、フラワーデザイン、造花(布、ビーズ、ナッツ)服飾等を学ぶ。1966年タカコデザインスクールを設立。独自のデザイン製法で新しい分野を開拓、フラワーデザインを手掛ける。1971年からロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、ハワイ、カナダで研修。1979年デザインフラワー用材料の製造方法に関する特許を取得。ドイツのビチェンシュテファン国立学校オットー氏、ドイツのグレゴリッシュ氏、オランダのレン・オークメイト氏に師事。ダニエルオスト氏、ギ・マルタン氏に受講。多数のイベントに出展、「兵庫県フラワー装飾技能顕功賞」等多数受賞。現在、展示会、イベントを多彩に開催、各教室での指導、花の館企画運営など幅広く活躍中。タカコアートスクール校長、日本トータルフラワー協会理事長、神戸ラン展審査委員。
注2)プリザービングフラワー
  生花に特殊な加工をして、枯れないようになった花。一般にプリザーブド・フラワーとも言う。生花はせっかくアレンジしても数日で枯れてしまうが、このプリザービングフラワーは「生花のような見た目と触感」と「ドライフラワーのような長持ち性」を併せ持つ新しい素材で、現在注目を集めている。
注3)KR情報
  Knowledge of resultの略。教授者が情報を提示し、学習者が解答を返し、その解答に関して教授者から学習者に示される情報のこと。学習評価などの「知的KR」、「励ましや叱責などの情的KR」などがある。
注4)フラワーセラピスト
  介護や医療の治療の際に、その効果を十分引き出すためにフラワーセラピーを用いることのできる資格者。医療現場にとどまらず、あらゆる職業において社会に貢献できる資格となっている。

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