ユニアデックス株式会社（本社＝東京都江東区豊洲1-1-1、代表取締役社長＝福永　努）は、処理量の増加やシステムの変更によるシステム性能低下を未然に防止し社会的信用失墜を回避、さらに最適なシステム構成によるTCO削減など、企業情報システムの適正化を診断する「システム性能管理サービス」を、8月1日から提供開始します。

　近年企業の情報システムは、経営戦略の中核を担うものとなっており、情報システムを安定的に稼働させることは企業にとっての最重要課題の一つとなっています。例えばBtoB、BtoCなどに代表されるEビジネスの世界では、システムの性能劣化に起因する応答時間の遅延等がエンドユーザの不満を誘発しビジネスに直接的な影響を与えるほか、最悪の場合は社会的信用の失墜にもつながる問題です。

　一方でIT化が進み日々加速的に増加するデータ量と処理量は、システム性能を維持しかつユーザが満足するサービスの提供を一層困難にしています。このケースでは単なる利用者やデータの増加だけでなく、ウィルス対策や不正アクセス防止のための処理の追加、機密情報漏洩防止のための暗号化などセキュリティ対策などによっても起こる可能性があり、また知らず知らずのうちに処理やデータ量が増加してサーバへの負荷が増大していきます。

　さらに業務改革や企業の合併・統合などが積極的に行なわれる昨今では、システムの運用変更、仕様変更、頻繁に行われるソフトウェアの入替えやバージョンの変更などもその要因となっています。

　このような状況下でシステムの安定的な稼働を維持するためには、定期的なシステム性能分析と診断（つまりシステムの健康診断）が不可欠となります。分析・診断結果を基に、早めの対策を打っておくことは、健全なシステムを維持し顧客との信頼関係を保持する上での重要な要素となってきています。

　今回提供開始の「システム性能管理サービス」は、システム性能の分析・診断を行なうだけでなく、日常のシステム性能監視を顧客自身が開始する際の支援、定期的な分析・診断の実施、など予防的な"受診"と、顕在化したシステム性能問題の改善を支援やシステムのキャパシティ計画立案の支援といった、顧客システムのライフサイクル全般における様々な悩みや要望に応えるトータルなサービスがあります。

　なお「システム性能管理」サービスは、Windows^®、UNIX^®、Linuxなどのマルチプラットフォーム、マルチレイヤに対応しており、個別のサービスとして提供するほか、IT基盤からアプリケーションまでフル・ライフサイクルをサポートする統合運用管理サービス「MSPサービス」のメニューとしても提供します。

　また日本ユニシス・グループの再編により、ユニアデックスでは本年7月1日からソフトウェア・サポート部門を400人規模で増強しており、今回提供開始の「システム性能管理サービス」では各種プラットフォーム分野で経験を積んだスペシャリストが対応します。

　「システム性能管理サービス」には、システム・ライフサイクルの様々な局面に対応する5つのサービスがあります。

（1)監視支援サービス
	性能監視ツールの導入支援と閾値（しきいち、注）の設定支援を行なうサービスです。
（2）分析・診断サービス
	システム性能の現状を様々な角度から詳しく分析し、評価結果を報告するサービスです。
（3）簡易分析・診断サービス
	分析項目を限定した分析・診断サービスの試供版で、低価格手軽にお試し戴けます。
（4）改善支援サービス
	分析・診断サービスで報告した評価内容を基に、顧客システムの性能改善の支援を目的としたコンサルティング・サービス。投資に見合うシステム性能を引き出すことを目指します。
（5）キャパシティ計画サービス
	将来の業務負荷の増加やトランザクション変動に対応可能かを予測し、必要なハードウェア 規模と性能を見積もるもの。計画的かつ早期に改善策を実施することにより、顧客の情報システムにおけるROIの改善、TCOの削減を支援します。

　「システム性能管理サービス」の料金は、監視支援サービスが50万円から、分析・診断サービスが100万円から、簡易システム性能分析・診断サービスが30万円からとなっており、改善支援サービスとキャパシティ計画サービスは個別見積となっています。またサービス期間は、簡易分析・診断サービスの場合、結果の報告まで約2週間となっています。

　注：問題が発生する目安となる値

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