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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年7月31日

日本ユニシス情報システム
クリエータとファンの夢を具現化するインターネット博覧会「コミックス・アニメ祭」開催

〜 100人のクリエータによる「デビルマンアート」を発表、販売 〜

 インターネット上でコンテンツサービスを展開している日本ユニシス情報システム株式会社(社長=石田英雄 東京都江東区豊洲1-1-1 以下、日本ユニシス情報システム)は、当社が運営しているデジタルコンテンツポータルサイト「どりまぐ.com」の中で、インターネット博覧会「コミックス・アニメ祭(http://matsuri.dreamag.com/)」を7月31日から開催します。
 「コミックス・アニメ祭」の中心的パビリオンである「テーマ館」では、漫画界の重鎮、永井豪先生、および、その所属事務所ダイナミックプロの協力を得て、若手クリエータの作品発表を提供します。

 ネットワーク社会の拡大とデジタル化の進展は、メディアを通じて私達の暮らしの中に多彩かつ大量の情報を送り届けることを可能にしました。また、テレビ、ラジオ、雑誌といった従来型のメディアも劇的な変化を遂げています。
 しかしながら、こうした技術の進歩とは裏腹に、コンテンツに対する評価は向上したとは言いがたい状況にあります。「これからはコンテンツの時代」、「コンテンツこそが重要」という声はあがっていても、クリエータを発掘し、育成する環境が充分に整っているとはいえません。インターネットは、クリエータがマーケットに直接的にアプローチできる有効な手段ですが、現状では既存のメディアを脅かす存在までには至っていません。

 日本ユニシス情報システムは、平成7年にISP事業「U-netSURF®」の運営開始以来、技術力とサポートで高い評価を得てきました。昨年末には、それまでのISP事業で培った実績と設備環境を基盤にデジタルコンテンツポータルサイト「どりまぐ.com」を立上げ、コンテンツビジネスへ参入しました。
 「どりまぐ.com」を立上げるのと同時に、デジタルコミックサイト「FRANKEN(フランケン)」の運営を開始、2月にはWebクリエータ、Webデザイナをターゲットにした「Flashour(フラッシュアワー)」、4月にインディーズミュージックサイト「Mumix(ミューミックス)」、今月1日にインターネット文芸サイト「文芸コペルニクス」の運営を開始し、コンテンツの充実を図ってきました。

 今回、日本ユニシス情報システムでは、デジタルコンテンツの企画・製作を行っている株式会社インター・コムズ・コーポレーション注1)(社長=池田治彦氏 東京都目黒区大橋2-16-23)をイベントパートナーに、7月31日から10月31日までの間、デジタルコンテンツポータルサイト「どりまぐ.com」の中で「アニメ・コミック祭」を開催します。"MANGAはART"をテーマに、クリエータの夢とファンの夢が融合する新しいサイト空間を提供し、日本が世界に誇れる「マンガ」、「アニメ」という文化、アートのバックアップと、新しい日本マンガ文化の創造を図ります。

 「コミックス・アニメ祭」の中心パビリオンに位置付けられる「テーマ館」では、新人クリエータによる永井豪先生の代表作「デビルマン」をモチーフにした様々な作品が公開されるほか、モーショングラフィックの第一人者である田所貴司注2)氏を初めとした新進気鋭のクリエータ達と永井豪先生との対談映像も見ることができます。
 その他のパビリオンとしては、コミック作家がマンガ雑誌などで発表できなかったオリジナル作品を展示、発表するパビリオン、人気コミックス、アニメーションに登場したアイテムを「コミックス・アニメ祭」でしか入手できないオリジナル商品として、オークション形式で販売するパビリオンなどが展開されます。

「コミックス・アニメ祭」の各パビリオンと、その内容は以下の通りです。
●テーマ館
「コミックス・アニメ祭」の中心パビリオン。永井豪先生と著名クリエータとの対談映像や、デビルマンをテーマに100人の新人クリエータ達が作品(デビルマンアート)を制作、発表します。デビルマンアートは、「デビルマンアート集」として出版を予定しています。
●作家館
  国内の著名コミック作家の作品展示、発表のパビリオン。作家達の自由な創作活動から産み出された、他のメディアでは見ることができない作品が展示されます。
●物販館
  協力企業から出展される商品の販売、「コミックス・アニメ祭」でしか入手できないオリジナル商品を販売します。一部オークション形式の販売になります。
●アニメ館
  現在公開中、発売中の"一押し"アニメーションや、これから発表されるアニメーションの予告ムービーを観ることができます。
●企業館
  「コミックス・アニメ祭」に賛同、協力してくれた企業を紹介します。

  日本ユニシス情報システムでは、「コミックス・アニメ祭」開催期間中のサイトアクセス数を、10万人、40万アクセスと試算しています。

 今後、日本ユニシス情報システムでは、「コミックス・アニメ祭」での実績を、当社のデジタルコミックサイト「FRANKEN」の活性化につなげていきます。また、テーマを絞り込んだ同様のインターネット博覧会を季節ごとに開催していく予定であり、当社のデジタルコンテンツポータルサイト「どりまぐ.com」の充実を図るとともに、会員へのきめ細かなサービスを提供していきます。

 
注1)株式会社インター・コムズ・コーポレーション(http://www.inter-comms.co.jp):
インター・コムズ・コーポレーションは、エンターテイメントを機軸として、コンテンツ側とコンテンツを求める側との絆をより深めるという、インター・コムズ・コーポレーション独自の概念「BOND」を基盤に、ビジネス展開を行うITエンターテイメント企業です。
「消費者それぞれの志向性による小規模なクローズドマーケットを創出し、これらを数多く束ねることで、より強力で巨大なマーケットを形成させてゆく」という従来のマス思考とは反対のアプローチを取ることにより、消費者とのより深いOne to Oneコミュニケーションをブロードバンドなどのデジタルインフラを利用することで創り上げています。
注2)田所貴司:
  1969年生まれ。1993年多摩美術大学絵画科卒業。独自のスタイルでCM、ミュージッククリップなどの演出をしながら、そのモーショングラフィックスを自身で行っている。

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