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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年7月3日

益田建設、日本ユニシスグループの
3次元住宅設計システム「DigiD®(デジド)」と連携した
工務店用自動積算・発注システム「MASIDEA(マスイデア)」の販売を開始

 株式会社 益田建設(社長=益田修一、埼玉県八潮市緑町5‐29‐32、以下益田建設)は、日本ユニシス株式会社(社長=島田精一、東京都江東区豊洲1‐1‐1、以下日本ユニシス)と日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(社長=山本敏郎、東京都新宿区若松町33‐8、以下日本ユニシス・エクセリューションズ)が提供する3次元住宅設計システム「DigiD®(デジド)」と連携した、工務店向け自動積算・発注システム「MASIDEA(マスイデア)」を開発し、8月から販売を開始します。

 従来、工務店向け積算・発注システムは、操作の習得に時間がかかる、また自社で部材データの価格変動に対応することが難しいなどの問題があり、一般工務店ではあまり利用されていませんでした。

 益田建設は、多額の住宅ローンを組む施主に対し、慣例である工事別の「一式見積り」説明を行うことに疑問を持っており、使用資材数量などを明示した「明快な見積書」の提出を行ってきました。また、営業においては、いかに適切価格での受注ができるかが建築業者の生命線であるとして経営してきました。

 「見積書」が、正確な積算で常に「原価管理」されたものであれば、採算割れの受注は全て回避することができます。今回益田建設が開発した「MASIDEA」は、これまでの多くの工務店経営者の悩みを解消すると同時に、「明快な見積書」の提示により、施主からの信頼度を更に高めることができます。

 「DigiD」は、日本ユニシスと日本ユニシス・エクセリューションズが提供する、大手住宅メーカーを中心に約10,000セット以上の稼働実績を持つ住宅CADソフトウェアです。3次元の部材データを組合せて、立体的な「家モデル」をつくることにより、正確な数量情報を出力でき、他の業務システムとの連携も容易です。

工務店向け自動積算・発注システム「MASIDEA」の特徴は以下のとおりです。
  • 入力画面を捕捉して行くことにより、使用する資材・数量を正確に拾い出し自動積算を行なう、工務店の観点で開発した実践的なシステム(特許出願中)です。
  • 操作が容易であり、全く知識がなくても、2〜3日の練習で基本的なプランの操作が可能であり、図面作成と積算で、30〜50分で仕上ります。
  • 「DigiD」との連携により、正確な自動積算・正確な数量の掌握および原価管理ができることから、採算チェックが容易です。
  • 発注の際は、発注書を連動して作成することができます。

 工務店は、「MASIDEA」の導入により、積算業務において省力化と迅速化を図ることができ、顧客対応への俊敏性を高めることができます。

 今後、益田建設は販売組織をつくり、「MASIDEA」を「DigiD」とセットで工務店を中心に販売する予定で、出荷開始後5年間で約1,000ユーザでの採用を見込んでいます。

 また、日本ユニシス・エクセリューションズは今後、従来のように「DigiD」を設計ツールとして提供していくだけではなく、パートナー企業とともに、「DigiD」をベースにした新しい住宅供給プロセスを提案し「DigiD」の拡販を目指していきます。




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