JP/EN

 

Foresight in sight

ニュースリリース

2003年7月1日

日本ユニシス情報システム
ドットヨム社と提携し、インターネット文芸サイト「文芸コペルニクス」を運営開始

〜 全く新しい視点による文芸コミュニティ創造を目指す〜

 インターネットサービス「U-netSURF®」を展開している日本ユニシス情報システム株式会社(社長=石田英雄 東京都江東区豊洲1-1-1 以下、日本ユニシス情報システム)は、株式会社ドットヨム(社長=江藤誠晃氏 大阪府大阪市福島区福島6-8-10-9F 以下、ドットヨム)と提携し、新しい視点のインターネット文芸サイト「文芸コペルニクス」を立ち上げます。
 「文芸コペルニクス」は文学作品を中心に、日本ユニシス情報システムが運営するデジタルコンテンツポータルサイト「どりまぐ.com」の中のひとつのサイトとして、本日よりサービスを開始します。

 従来の出版界は、作家やその作品の存在を核にして、出版社、"取次ぎ"、書店などが関連する周辺業界と、その末端に読者が存在する、いわゆる「天動説」的出版形態を取ってきました。これに対し、ドットヨムが展開する「文芸コペルニクス」は、作家自らが積極的に読者や社会に作品を発表していこうとする「地動説」的出版形態を目指しています。同サイト名の由来は、この「地動説」的出版形態から取ったものです。

 「文芸コペルニクス」のコンセプトは『ひとりでアクセスするオンライン文芸紀行』=『単独飛行』です。読書の持つ私的な非日常体験を「見知らぬ国を目指す一人旅」とみなし、文芸コペルニクスの会員登録をすることでチケットを手にしたツーリストがエアポート「Coper21@irport」から数々の文芸コンテンツへの旅へと旅立っていく、という演出で構成されています。サイト自体をひとつのフィクション作品とみなしてその作品性を追求していくことによって、単なる情報集積ではなく、情操プログラムの機能をもったデジタル文芸エンターテイメントを展開していきます。

 「文芸コペルニクス」は、読書端末としてパソコンや移動型端末(PDA)を想定しており"電子書斎"として、単なる情報集積型サイトではなく、ゲーム性を持たせたデジタル文芸エンターテイメントとして"読む楽しみ"、"書く楽しみ"を実現したサイトとなっています。また、これまでの紙の書籍では表現できない、リンク機能やマルチメディア機能、双方向コミュニケーション機能を備えたコンテンツを提供しています。

 「文芸コペルニクス」は、会員制のインターネット文芸サイトであり、ID、パスワードなどを登録する必要があります。会員が利用できる代表的なコンテンツは以下の通りです。

 
【地動説的読書記録(無料)】
読書を物語への旅と定義し、会員は、随時読書録を記録することで「知の紀行記録」をストックしていきます。
【地動説的文芸番付(無料)】
全ツーリスト(読者)の「マイベスト10」を集計し、週間ランキングとして発表し続けます。
【空想出版Write兄弟(月額300円)】
読書ファンのみならず、「物語を書いてみたい」という夢にも対応。5分で読める文学作品をカテゴリーに、毎月変わるテーマに投稿する同人誌的コミュニティを準備。優秀作品は「時計仕掛けのブンガク」に掲載されます。
【時計仕掛けのブンガク(月額300円)】
パソコンやモバイル端末などのデジタル環境で読まれることを想定した5分程度の短編小説作品集で、月額課金で読み放題のサービスです。
【連載超説TransIsland(月額200円)】
読者があたかも物語の世界(島)に暮らしているかのような感覚で読むことが可能なハイパーフィクションです。毎週更新の同時進行小説は、"島民登録(有料)"することで読書可能に。なります。

 なお、読書の旅(読書録)の回数に応じ、図書券や読書端末(PDA)などのプレゼント企画を随時提供していく予定です。

 今後、日本ユニシス情報システムでは、長引く不況に苦しむ出版業界に対し、IT技術、IT環境を提供し、インターネット文芸サイト「文芸コペルニクス」を通じ、過去の概念にとらわれない価値観、新たなスキームを創造していきます。


[Back]