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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年6月25日

日本ユニシス・エクセリューションズ、ネットワークボックス・ジャパン
ゲートウェイタイプのインターネット・セキュリティ機器「Network Box」販売において提携

〜 6種の機能を1台のハードウェアに集約し、低コストで高いセキュリティを実現 〜

 日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(社長=河村 元樹 東京都新宿区若松町)と株式会社ネットワークボックス・ジャパン(社長=坂野 直人 東京都渋谷区恵比寿西)は、このたび、ネットワークボックス・ジャパンのインターネット・セキュリティ機器「Network Box」の販売提携を行うことで合意しました。

 近年、インターネットが企業ネットワークの必要不可欠なインフラとして急速に普及してきたことにともないWebサイトへの不正アクセスや、改ざんなどの被害が急増しています。それらの被害を防ぐために、インターネット・セキュリティの仕組みの整備が急務といえますが、現実には、特に中小規模の企業では、コスト不足やセキュリティ技術者の不足から、適切な対応を行うことが困難な状況です。

 「Network Box」は、ゲートウェイタイプのインターネット・セキュリティ機器で、インターネットと企業LANの間に設置することにより、インターネットに潜むハッカーやウィルスなどの脅威をネットワークの入り口で遮断します。
 同製品は、英国人企業家グループが2000年から開発に着手、Network Box Corporationが設立され、2002年3月から同社が販売を開始しました。国内においては、2003年3月に設立されたネットワークボックス・ジャパンが販売を行っています。既に全世界において、販売開始以来1年3ヶ月の間に3,000システムが導入されており、7,000万件以上のハッカーやウィルスの侵入を100%撃退しています。

 日本ユニシス・エクセリューションズは、「CADCEUS®(キャドシアス)」、「DigiD®(デジド)」など、CADを中心としたシステムとサービスの提供を行っています。約1,500社のユーザは、企業間でCADデータなどのデータ交換を行っていますが、中小企業を中心にインターネット・セキュリティに未対応な企業も多く、今後、低コストで高いセキュリティを実現できるシステムに対するニーズが急速に高まってくることが予測されました。
 日本ユニシス・エクセリューションズは、ネットワークボックス・ジャパンのインターネット・セキュリティ機器「Network Box」の、

  • 特に中小規模の企業に実績がある点
  • 低コストで高いセキュリティが実現できる点

を評価し、このたびネットワークボックス・ジャパンと販売提携することで合意しました

「Network Box」は、以下の6機能を1台のハードウェアに集約し、複合的なインターネットの脅威に対応したコストパフォーマンスの高い製品です。

  1. ファイアウォール:非公開サービスへのアクセスを拒否
  2. ウィルス対策:ウィルス添付メールを阻止
  3. スパム対策 :迷惑メールを阻止
  4. Intrusion Detection System/Intrusion Detection and Prevention(IDS/IDP):侵害検知システムで、不正アクセス行為を阻止
  5. カンパニー・ポリシー(コンテンツ・フィルタリング):企業のセキュリティ・ポリシーに従い、正規外利用を阻止
  6. VPN(Virtual Private Network):インターネット伝送路を暗号化

また、ネットワークボックス・ジャパンが年間サービス料金で提供するサービスは、以下のとおりです。

  1. 事前のサポートで個々のユーザの環境に合わせた設定を納品前に完了
  2. 専門のサービス要員により、納入から起動まで約1時間
  3. 1日平均8回の自動化されたウィルスのシグニチャ(パターンファイル)、ソフトウェア・パッチ更新
  4. 香港、オーストラリア、英国の3箇所の海外拠点「Network Operations Center」から、ハードウェアの状態、ネットワークの状況を24時間監視(筐体の温度、CPUの温度、冷却ファンの回転数もモニタします)
  5. ハードウェアはライフタイム交換を保証

「Network Box」は、ユーザの規模やニーズに合わせ、下表のような製品体系があります。(各ニーズに該当する製品を●で示しています)


ニーズ   /   製品系列 SOHO Pack Mount Mission Critical Giga Bit
LANに接続したコンピュータ台数 1〜30 30〜200 30〜200 200〜1,000
インターネットを同時利用するユーザ数 1〜20 20〜50 20〜50 50〜300
セキュリティに掛けられる年間経費 \500,000程度 \700,000程度 \800,000程度 \4,000,000程度
自前のWebまたはメールサーバを持っている  
情報システムが少しでも停止すると困る    
ネットワークの速度を最優先している      

 販売価格は、最小のSOHOモデルでハードウェア本体が320,000円から、年間サービス料金は、210,000円からです。

 「Network Box」の主な提供先は、インターネットに同時接続するユーザが300名程度でLANに接続するコンピュータが1000台以下の中小規模ユーザを中心に想定しています。
 日本ユニシス・エクセリューションズとネットワークボックス・ジャパンは、協力して今後3年間で3000台の販売を目指します。



<株式会社ネットワークボックス・ジャパン>
  • 設立:2003年3月12日
  • 本社:東京都渋谷区恵比寿西 1-32-16 Com-Boxビル6F
     株式会社ネットワークボックス・ジャパンは、複合的なインターネットの脅威に対応した世界最先端のインターネット・セキュリティ機器の販売と、その有効活用のためのサービス提供を行っています。
     6種の機能を1台のハードウェアで実現した「Network Box」の優れた特性を活かし、できる限りお客様の手を煩わせることなく利用していただくため、技術の確立に取り組んでいます。

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