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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年6月24日

日本ユニシス
次世代国際勘定系システム「BankForce(バンクフォース)」の販売を開始

〜 オープンプラットフォーム環境で稼働するミッションクリティカル・システム 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一、東京都江東区豊洲1-1-1、以下、日本ユニシス)は、本日6月24日から、国際金融業務のビジネス環境の変化に対応した次世代国際勘定系パッケージ「BankForce™(バンクフォース)」の販売を開始しました。

 国際勘定系システムは、金融機関において、輸出入、海外送金、外貨両替、外貨預金、外貨市場取引等の勘定処理・取引管理を行う基幹システムです。
 金融機関の国際業務は、国内取引に比べ取り扱い量が少ないが、商品/サービスが多様で、事務取り扱いが複雑であるという特徴があります。特に近年、新型外貨預金、あるいはインターネット経由での各種外為サービス提供など、新しい商品・サービスが登場しており、業務範囲が急速に拡大、変化しつつあります。

 そのため金融機関は、顧客サービス向上、営業拡大のために、国際業務の変化にシステム面でも迅速に対応することが必要になり、新しい国際勘定系システムが求められるようになってきました。

 日本ユニシスは、このような金融機関の要請にこたえ、オープンプラットフォーム環境で稼働する国際勘定系パッケージ「BankForce」の販売を開始しました。
 「BankForce」には、日本ユニシスが国際業務分野で長年培った業務ノウハウやシステムノウハウと、次世代金融ソリューション体系「UNIFINE™注1に基づく最新の開発技術が活かされています。また金融機関業務としての堅牢性、安全性を実現するオープンミドルウェア「MIDMOST™注2の採用などにより、低コストで新商品・新サービスや新技術へ柔軟に対応できる、コストパフォーマンスに優れた国際勘定系システムです。

■次世代国際勘定系パッケージ「BankForce」の特徴
  • オープンプラットフォームによるミッションクリティカル・システム Windows®サーバをプラットフォームとし、「MIDMOST」を採用し、オープンかつ安定したシステム基盤上で国際勘定系システム機能を提供します。またエンドユーザはWebブラウザを通じてオンラインで業務取引を行うことができます。
  • 国際業務の一貫処理を実現 国際業務における複雑な事務を一貫処理できるよう、国内勘定系システムとのリアル連動を始め、国際業務バックオフィスシステム、外国証券システム(いずれも当社パッケージ)、S.W.I.F.T.(国際金融取引決済データ通信システム)などとのオンライン連動インタフェースを提供します。 またバックオフィス事務のアウトソーシング化あるいはサービスビューロとの連携についても柔軟に対応することができます。
  • 取引チャネルへの多様化に対応 インターネット、ATM、国内勘定系端末など様々なチャネルでの取引、サービス提供ができるシステム構成となっています。
  • システムの柔軟性 コンポーネント(部品)化されたシステム構成を採用し、取引チャネルの拡大、制度改正対応等に伴うシステム変更が容易に行えます。
  • 国際系事務におけるBPRを促進 オンライン、バッチ全帳票のレーザープリンタ出力、計算書・残高証明などの電子化、パスワードによる異例取引照査など、外為事務のBPRを促進する多くの新機能を搭載しました。 ・ 長年のノウハウを生かした商品開発 日本ユニシスは「IBS/FX」、「IBS21/E 'ARK」、「FX-10II」など、長年にわたり地域金融機関向け国際勘定系パッケージを開発・提供しており、地方銀行では第一位の販売実績を持っています。 こうした実績から得られた豊富な国際業務ノウハウが「BankForce」に生かされており、機能、品質、導入・運用・保守サポートのいずれも充実しています。
■販売について
金融機関のニーズに合わせ、モジュール単位での販売を予定しています。
  • 基本モジュール:
    BankForce 基本パッケージ
  • オプションモジュール:
    国内勘定系リアル連動インタフェース
    国際業務バックオフィスシステム、SWIFTシステム、資金証券システムなど連動インタフェース
    他各種システムとのインタフェース

 本パッケージ使用料金は、最小構成で約5,000万円からとなります。

 日本ユニシスでは、「BankForce」を地方銀行/第二地方銀行を中心に販売する予定で、出荷開始後3年間で約50ユーザでの採用を見込んでいます。
 また当社は、より多くの金融機関への「BankForce」導入を目指し、今後他システムベンダーとの販売協業も視野にいれ、販売・サービス体制をさらに強化していく予定です。
■製品提供時期
2005年4月出荷開始予定


注1:「UNIFINE」(Unisys Financial-Solutions on New Environment)
日本ユニシスの次世代金融ソリューション体系。
オープン環境のもとで金融業務を安全確実に稼働させることができる共通基盤、各業務システム間の相互連携を考慮した設計などにより、経営ニーズを迅速に反映でき、開発・運用コストが低く、高いセキュリティ・信頼性を持った金融ソリューションを提供するものです。
注2:「MIDMOST」
オープン基盤でミッションクリティカル処理を安全・確実に行うために日本ユニシスが開発したミドルソフトウェア製品です。

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