2003年6月11日
日本ユニシス
金融機関向けソリューション体系を一新
〜「Business & IT Strategy 2003」において、
統一コンセプト「Unisys Financial-Solutions on New Environment」を発表〜
日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、当社が主催する「Business & IT Strategy 2003」のセッションにおいて、金融機関向けソリューション・パッケージソフトウェアの統一コンセプトである「Unisys Financial-Solutions on New Environment」を発表します。
日本ユニシスは、これまで、金融機関で必要とされる全業務処理を支援するソリューション・パッケージソフトウェア商品を開発し、多くの金融機関で利用されてきました。
金融機関を取り巻く環境が激変する昨今、金融機関の情報システムは、経営ニーズの迅速な反映、開発・運用コストの低減、業務システム相互の連携を、高セキュリティ、高信頼性のもとで実現できることが求められています。
日本ユニシスは、こうした要求に応えられるよう、金融ソリューション商品をオープン環境のもとで安全確実に稼働する、各業務システム間の統一と連携を重視した新しい体系にします。
日本ユニシスの新しい金融機関向けソリューションコンセプト「Unisys Financial-Solutions on New Environment」は、以下のとおりです。
- オープンプラットフォームによる基幹系システム構築を可能に
これまでのソリューション商品は、汎用機など、特定のハードウェア・基本ソフトウェアに依存したものでした。個々の金融機関様での処理量や機能要件にあわせた最適な選択ができ、さらに業務の拡張にあわせて連続的にシステムの規模を拡大できるようにするため、PCアーキテクチャ、Microsoft® Windows®をはじめとするオープンプラットフォームの利用を前提としています。
- 共通基盤「MIDMOST」を採用
日本ユニシスは、汎用機で培ったノウハウをもとに、オープンプラットフォームで大量のトランザクションを確実に処理するためのミドルソフトウェア「MIDMOST」を、2002年7月から提供しています。 各ソリューションの共通基盤としてこの「MIDMOST」を採用し、金融情報システムの基本条件である安全性と堅牢性を実現しています。
- ソリューション間の統一性を確保
従来のソリューション商品は、単独での利用を前提に設計、開発されていましたが、金融業務の複雑化、利用部門の拡大にともない、業務別システム間の連携、データの共用の実現に加え、操作性の統一も重要になってきました。新ソリューションは、ソリューション間の統一性を確保します。
- 従来のソリューション製品からの継続性を確保
従来のソリューション製品で提供していた機能範囲を維持し、さらに最新の機能を追加しています。また、従来のソリューションから、安全、容易な移行を行えるツールを用意します。
- 新制度、新基準への対応 制度、基準の頻繁な変更に即応できるよう、ソリューション製品の維持、拡張を継続的に実施します。このためソフトウェア部品化の徹底など、ソリューション設計に際しての考慮のほか、調査、保守体制の維持を行います。
- 金融機関向けITサービスの豊富な経験と実績に基づくサービスを提供
日本ユニシスは、数多くの金融情報システム構築から得た豊富な経験と実績を持っています。ソリューションの販売だけでなく、個々の金融機関システムの基本設計から、運用、監査にいたるまで、金融機関IT化のあらゆる場面で適切なサービスを提供していきます。 日本ユニシスは、新しい金融機関向けソリューションコンセプト「Unisys Financial-Solutions on New Environment」に基づくソリューション製品として、以下の表のような業務分野向け製品を順次販売していく予定です。
業務分野 | 製品名 | 提供時期 |
勘定系 | (次期勘定システム) |
平成19年度より提供 |
国際系 | BankForce-NE | 平成17年度より提供 |
対外系 | ETAIGAI | 平成15年度より機能別に順次提供 |
営業店系 | (次期営業店システム) | 平成17年度より提供 |
顧客情報系 | CRMS®21 | 提供中 |
バンキングミドル | ComHub® MIDMOST |
提供中 |
資金証券系 | Siatol®-NE | 平成16年度より機能別に順次提供 |
証券決済系 | Preseak®21 | 提供中 |
事務集中系 | (次期事務集中システム) | 平成18年度より提供 |
電子取引支援 | TradeBase21 | 提供中 |
経営情報系 | Princia®-NE(仮称) | 平成16年度より機能別に順次提供 |
※上記製品名、提供時期は現時点での予定であり、今後変更される可能性があります。
新ソリューション製品群の標準稼働環境は、以下のとおりです。
- プラットフォーム:Unisys Enterprise Server ES7000 / rE5000シリーズ
- オペレーティング・システム:Windows® 2000 Datacenter Server / Advanced Server / Server
今後はLinuxおよびUNIX®など、他のオープンプラットフォームにも順次対応していく予定です。
日本ユニシスは、今回の金融機関向けソリューション体系の一新により、金融システムの生産性、保守性を向上させるとともに、ソリューションマーケットの維持・拡大を目指します。
* | 「MIDMOST」,「CRMS」,「ComHub」,「Siatol」,「Preseak」,「Princia」は、日本ユニシス株式会社の登録商標です。 |
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連URL: 「MIDMOST」 http://www.unisys.co.jp/solution/midmost/ 「Preseak21」 http://www.unisys.co.jp/solution/PRESEAK21/ 「業種別ソリューション&サービス/金融」 http://www.unisys.co.jp/solution/fs/ 「サーバーES7000」 http://solution.unisys.co.jp/ 「rE5000シリーズ」 http://www.unisys.co.jp/es/products/re5000/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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