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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年2月6日

デルコンピュータと日本ユニシス
SAP®ビジネスのプラットフォーム販売で提携

〜 Windows®プラットフォームのサーバ「ES7000」と「PowerEdge™」を組合せて提供 〜

 デルコンピュータ株式会社(社長:浜田宏 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地、以下デル)と日本ユニシス株式会社(社長:島田精一 東京都江東区豊洲 1-1-1、以下日本ユニシス)は、2003年1月28日、独SAP®社製品の適用プラットフォーム販売ビジネスにおいて大規模Windowsサーバを必要とする案件に関する販売提携を結び、本年2月から協業を開始しました。

 今後両社は、SAP大規模案件に対し共同で、Windowsプラットフォームのサーバであるデルの「PowerEdge(パワーエッジ)」シリーズと日本ユニシスの「Unisys Enterprise Server ES7000(以下ES7000)」を組合せて提案、提供していきます。

 SAPは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野における世界のリーディングカンパニーであり、E-ビジネスプラットフォームであるmySAP.comを通じて、統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、電子商取引市場(eマーケットプレイス)、企業向けポータル(Enterprise Portal)、製品ライフサイクル管理(PLM)などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。

 デルは、1997年にIAサーバ市場に本格参入して以来、急速に市場でのシェアを拡大しています。高性能サーバ「PowerEdge」シリーズは、企業のワークグループから基幹システムまでの幅広い用途に対応、特に近年は、SAPのハードウェア・プラットフォームとしても採用が進んでいます。

 また日本ユニシスは、Windows 2000 Datacenter Serverを搭載し、最大32CPU構成まで可能な高信頼/高可用性IAサーバ「ES7000」を2000年から提供してきました。「ES7000」は昨今、SAP製品の機能を最大限に引き出す、UNIXサーバに代わる大規模SAPプラットフォームとして注目を集めています。

 今回の販売提携により、デルと日本ユニシスは、ユーザが必要とする様々な規模のSAPシステムをWindowsサーバで柔軟に構築、提供することが可能となり、結果ユーザは、プラットフォーム投資や運用管理におけるコスト軽減を図ることができます。特に大規模システム構成では、同等機能のUNIXサーバと比較して50%以上コストを軽減できます。(日本ユニシス社比)

 ES7000/230S(8way)、PowerEdgeサーバ、ストレージ製品を含むSAPシステム構成で、5,000万円を切る価格から提供します。

 今後デルと日本ユニシスは、連携してSAPプラットフォームのWindows化を推進し、SAPプラットフォーム分野でのトップシェア獲得を目指します。

 なお、本発表に際し、SAPジャパン株式会社並びにマイクロソフト株式会社より、以下のコメントをいただいております。



<SAPジャパン株式会社 代表取締役社長 藤井 清孝>
 SAPジャパンは、この度のSAPビジネス分野におけるデルコンピュータ株式会社様と日本ユニシス株式会社様の販売協業を歓迎いたします。ここ1〜2年、SAPソリューションの新規インストールの傾向として、Windowsサーバが全体の70%に達しております。今回両社の提携により、お客様に対してコスト軽減が図れるサーバが幅広く提供されることで、SAPのソリューションの裾野がますます広がっていくことを期待します。SAPジャパンは、ビジネスプロセスの標準化や効率化を通じて、お客様である日本企業の情報化や国際競争力、企業価値の向上のため引き続き貢献して参ります。

<マイクロソフト株式会社 取締役 眞柄 泰利>
 マイクロソフトは、この度のデルコンピュータ株式会社と日本ユニシス株式会社のSAPビジネス分野での販売協業を歓迎します。小規模システムから大規模システムに至るまで、すべてWindowsサーバで構築する両社の取組みは、SAPソリューションとして企業の基幹系システムのWindowsサーバ化を一段と促進するものとして、大いに期待します。
マイクロソフトは、Windows 2000 Datacenter Server、SQL Server™ 2000 Enterprise EditionによるSAPのソリューション分野の導入支援を積極的に行い、急激に変化するビジネス環境において、柔軟性に富み、コストパフォーマンスに優れたソリューションを実現してまいります。さらに、現在製品出荷に向けて着々と準備を進めているWindows Server 2003を活用した最新のシステム環境構築についても、積極的に評価・検証を支援しており、より強力なアプリケーション開発環境を実現することによる企業の業務効率化を目指してまいります。

SAPジャパンについて
 SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト(ERP)をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント(SRM)やサプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、18,800以上の企業で1,200万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,000社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。


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