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Foresight in sight

ニュースリリース

2003年1月20日

日立電子サービス、日本ユニシス・ラーニング
eラーニング事業分野に関する包括的な業務提携に合意

〜 第三世代LMS、ID技法などeラーニング関連技術を相互供給 〜

 日立電子サービス株式会社(社長:古厩 賢一 本社:神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2)と日本ユニシス・ラーニング株式会社(社長:斎藤哲郎 本社:東京都江東区豊洲1丁目1番1号)の両社は、ますます高度化、多様化が加速する情報・通信技術を積極的に活用した人材育成の分野で、近年注目を集めているeラーニング事業で包括的な業務提携を行うことに合意しました。

 eラーニングを研修システムのIT化にとどめることなく、人材情報管理、ナレッジマネジメント、ERP(Enterprise Resource Planning)など他のシステムと連携させ、企業の事業戦略を実現するために活用する傾向は、2000年に米国で普及し2001年には日本でも広く認識されることとなりました。eラーニング市場として、2005年には2,100億円の市場規模になると推計されています。(矢野経済研究所「e-Learning Business Report2002」)

 このような状況のなかで、両社は、情報・通信技術を積極的に活用した人材育成に貢献する製品開発、製造、販売、保守など各方面に亘って業務提携関係を確立し、長期的に継続、強化していきます。両社が保有する技術、製品、販売面における長所を生かした業務提携を行うことで、eラーニング市場における顧客ニーズに的確に応える体制を構築します。

 日本ユニシス・ラーニングは、今後ますますその重要性が増すと言われている研修管理プラットフォームLMS(Learning Management System)の分野において、国産初の第三世代LMS「HIPLUS on Web V8」(2002年12月に発表済み*1)に関連する技術を日立電子サービスから提供を受け、「VirtualCampusⅡ」として2003年3月から提供開始する予定です。

 この結果、従来の「VirtualCampus」におけるWBT(Web Based Training)型研修の提供に加えて、ブレンディング研修(WBTと集合研修の効果的な融合)、HRM(Human Resource Management)システムとの連携などLMSの機能強化を計ることにより、戦略的な人材育成に貢献する統合eラーニング・ソリューションの提供が可能になります。

 一方日立電子サービスは、日本ユニシス・ラーニングから同社が長年に渡る教育知識と経験を生かして体系化したID(Instructional Design)技法*2「UNIKIDS」とそれに関連する各種ノウハウの提供受け、今後のコンテンツやコース開発に役立てます。

 また両社はそれまで人材育成に関連した製品開発で培ったノウハウに基づき、eラーニングのコンテンツや関連製品開発においても協業し、コンテンツや製品のさらなる充実を計り、日本におけるeラーニング分野の先駆的な企業として、今後ますます需要が高まる企業向け人材育成戦略をトータルにサポートするeラーニング・ソリューションの拡充を目指します。



日立電子サービス株式会社
日立電子サービスグループは、全国約330 ヵ所に拠点を配置しており、24 時間365 日、リモート&オンサイトで高品質なITシステムのサポートサービスを提供しています。eラーニングの分野においては、LMSの開発・販売、およびeラーニング関連ソリューションサービスをワンストップで提供しており、日本で初めて国際標準規格に準拠したHIPLUSを軸に既に170社への納入実績があります。

日本ユニシス・ラーニング株式会社
日本ユニシスの教育部門が長年にわたって蓄積してきたノウハウや経験を活かし、各種研修やeラーニング、ならびに人材育成のためのコンサルテーション・サービスなどを提供するために2002年7月1日に設立されました。以来、eラーニングの分野においては企業業績の向上に貢献できる商品の提供を目標に活動しております。


*1)「HIPLUS on Web V8」:
国産初の第三世代LMSとして日立電子サービスが開発、平成14年12月に発表。
第三世代LMS:
第一世代は、CD-ROM教材などに代表され、個人のPCにてスタンドアロンで利用する形態。第二世代は、Webブラウザを利用しサーバ上と接続して学習を行う。教材の情報や学習の履歴など学習者の利便性を高める機能が付加されている。第三世代は、ERP(統合業務パッケージ)やHRM(人材管理)システムとの連携性を高めるとともに、学習の結果や獲得した知識を再利用するためのナレッジマネジメントなどの機能が加えられ、これからのeラーニングの主流になるもの。

*2)ID(インストラクショナル・デザイン)技法:
コンテンツ開発や教育に対する工学的アプローチのノウハウの蓄積を、最新のシステム工学の成果も取り入れて体系化した技法。

* 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
* 関連URL:
 「株式会社日立システムズ」
(2011年10月1日付けで日立電子サービスと日立情報システムズが合併)
 「日本ユニシス・ラーニング株式会社」
(2010年5月1日付けで日本ユニシス株式会社に吸収合併)
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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