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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年12月3日

日本ユニシス、ユニアデックス、ノーテルネットワークス、ブロケード
4社が広域SANソリューションで協業
DWDMを利用した広域SAN環境におけるミラーリング、バックアップ、クラスタの実証実験開始

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:島田精一、以下日本ユニシス)、ユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:竹内 新、以下:ユニアデックス)、ノーテルネットワークス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長: ジョン・ジアマテオ、以下:ノーテルネットワークス)、ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 松島 努、以下:ブロケード)の4社はこのたび、協同で広域SAN(Storage Area Network:ストレージ・エリア・ネットワーク)環境における各種ソリューションの実証実験を日本ユニシスの検証センターにて開始することを発表した。ノーテルネットワークスがメトロ(都市圏)・アクセス網を増強する製品を、ブロケードがSANスイッチを導入し、ユニアデックスのネットワークインテグレーション技術と日本ユニシスのシステムインテグレーション技術を活かし実験が実施される。これによりストレージソリューション技術の充実が図られ、SANビジネスのさらなる拡大が期待される。

 今回、日本ユニシスの検証センターにおいて開始される実証実験では、ノーテルネットワークスのメトロ向けDWDM(高密度光波長分割多重)光伝送装置である「OPTera Metro 5200」(オプテラ・メトロ5200)を利用し、データのバックアップ時に増大するトラフィックを効率よく伝送することを検証する。当製品は広域SANの分野において、既に全世界的に高い実績を持ち、通信速度やプロトコルに依存しない高い品質と信頼性を有する光ネットワークを提供する。また、FC-SAN(fibre channel/ファイバ・チャネル-SAN)インフラ業界のリーディングカンパニーであるブロケードの毎秒2ギガビットの高速ファイバチャネルスイッチSilkWorm 3000シリーズを採用することにより、業界最高レベルの信頼性とコスト効率を実現する広域SANの構築を可能にした。また、将来的には、128ポートのSilkWorm 12000も大規模エンタープライズSANの検証の対象として視野に入れている。さらに、ユニアデックスがこれらの製品を組み合わせ、設計から構築、運用管理、保守サービスまでをワンストップで提供し、エンドユーザーとなる企業及び通信事業者に、TCO (トータル・コスト・オブ・オーナーシップ)の削減とシステムの効率的な運用管理、災害復旧機能の提供を図る。

 現在様々な企業の間では、2001年9月11日に米国で発生した同時多発テロの影響もあり、ディザスタリカバリ(災害復旧)としてのSANの構築に対する需要が急速に拡大している。その中で、今回4社が参加した実証実験のような、地理的に離れた場所にあるストレージ同士の同期をとる、リモート・ミラーリング、リモート・バックアップ、リモート・クラスターへの注目が特に高まっている。国内においても、大企業だけでなく中小企業にもSANの重要性が浸透してきており、調査会社IDC Japan株式会社によると、ネットワーク接続型ストレージ市場は年平均50.7%もの成長率が見込まれている。今回の実証実験ではこれらのニーズを満たすことができる信頼性の高い広域SANソリューションの構築を図る。



日本ユニシス株式会社は、ブロードバンドの進展を見据え、サーバおよびストレージ分野において長年にわたり培われた豊富な技術と経験をベースに、ブロードバンド分野においても顧客が求める価値を提供するためストレージとネットワークを中心とした新たなブロードバンド・ソリューションの開拓に取り組んでいます。
今回の協業に基づき、日本ユニシスは東京ベイ開発センタ ユニシス・ストレージ・ソリューションセンター(USSC)に設置されている「SANARENAストレージ・ファミリ」、「ES7000サーバ」等を提供し、このたび開始される実証実験をバックアップするとともに、ストレージ・ビジネスの更なる強化とブロードバンド・ビジネス分野へ本格参入を図るものです。

ユニアデックス株式会社は、日本ユニシスのサービス部門とネットワーク技術部門が分離独立し、1997年3月に設立されたITサービスの専門企業です。コンピュータネットワークの設計・構築・導入・保守・運用管理までを一貫して行い、顧客企業の生産性向上に向けたIT基盤づくりをバックアップしています。
ユニアデックスでは、サービスアーキテクチャーとして「マネージドITサービス」を唱えており、顧客が最小のコストで最大のパフォーマンスを実現することをサポートしています。今回の協業は、この全方位的なサービス体制と、ストレージ事業をさらに強化していくものです。

ノーテルネットワークスは、情報通信分野のリーダーおよび改革者として、世界中の人々の通信、情報のやりとりの効率化に尽力しています。サービス・プロバイダーおよび企業の皆様に、最新の通信技術およびインフラストラクチャーを提供し、ワイヤレス・ネットワーク、ワイヤライン・ネットワーク、エンタープライズネットワーク、オプティカル・ネットワークの各分野において、付加価値の高いIPデータ、音声データ、マルチメディア・サービスの提供を可能にします。ノーテルネットワークスは、世界規模の企業であり、現在150を超える国々で事業を展開しています。詳しくはウェブサイトwww.nortelnetworks.co.jpをご覧ください。

Brocade(NASDAQ:BRCD)は、業界をリードするインテリジェントなストレージ ネットワーキング プラットフォームを提供しています。BrocadeはSAN(Storage Area Network)向けファイバチャネル ファブリック ソリューション市場のリーディングサプライヤであり、ファイバチャネル ファブリック スイッチ市場において90パーセントを超えるシェアを獲得しています。BrocadeのSilkWorm®ファブリック スイッチ ファミリーとソフトウェアは、企業におけるデータの可用性とストレージ、サーバー資源を最適化するように設計されています。企業では、Brocadeのソリューションを使用することによって、SANを簡単に実現し、データストレージ環境のTCO(Total Cost of Ownership)を低減し、ネットワークとアプリケーションの効率を高めることができます。Brocadeの詳細については、Webサイトhttp://www.brocadejapan.comをご覧いただくか、電子メールjapan-info@brocade.comにお問い合わせください。

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