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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年9月19日

日本ユニシス、日本ユニシス・エクセリューションズ
「CADCEUS®/MoldDesign」Ver4.0シリーズを販売開始

〜 昭和精機グループとの「3次元ソリッド設計開発プロジェクト」による成果を実装 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲 1-1-1)は、内燃機関・金型・同部品・付属品製造の関西における最大手である昭和精機工業株式会社(社長=岡隆一氏 兵庫県尼崎市塚口本町5-3-1)と、同社連結子会社の徳島昭和精機株式会社(社長=同上 徳島県名西郡高川原字高川原1505)の3社で構成する「3次元ソリッド設計開発プロジェクト」において、日本ユニシス製3次元モールド(樹脂)金型設計・製造システム「CADCEUS/MoldDesign(キャドシアスモールドデザイン)」の現場への適用・検証を行いました。日本ユニシスは、このプロジェクト推進によって得た成果を「CADCEUS/MoldDesign」Ver4.0シリーズの新機能として実装し、日本ユニシスと同社連結子会社の日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(社長=河村元樹 東京都新宿区若松町 33-8アール・ビル新宿)が9月から販売を開始します。

 「3次元ソリッド設計開発プロジェクト」は、モールド金型製品設計業務への3次元ソリッド設計の本格適用による業務効率化と設計コスト・納期の半減を目的とし、1999年1月に発足しました。本プロジェクトでは、日本ユニシス製の「CADCEUS/MoldDesign」を導入し、約3年間、現場での適用/検証を行いました。日本ユニシスは、本プロジェクトの開発および設計現場からの機能要求・アイデアとプロジェクトでの成果を「CADCEUS/MoldDesign」の標準機能として開発・実装を行いました。

 「CADCEUS/MoldDesign」Ver4.0シリーズの実装機能としては、「3次元ソリッド設計開発プロジェクト」の成果である
1)大物樹脂金型特有の複雑な形状に対するソリッド設計効率を向上させる機能
2)標準規格品で対応できない独自部品登録機能および設計効率を上げる機能
3)複雑かつ高度な特殊型構造部全体の設計検証を容易にする機能
等を標準搭載します。

 また、日本ユニシスは、「CADCEUS/MoldDesign」に対し、これまで以上にソリッド設計の定着および後工程へデータの有効活用を図るため、2003年1月〜3月を目標に
1)部品調達最適化支援ASPの立ち上げ
2)次世代Viewer機能の商品化
3)CAE商品の拡充
を実施する予定です。

 今後、日本ユニシスは、「CADCEUS/MoldDesign」に型構造部の直感的オペレーションによる配置設計効率化および知識設計の仕組みを実装すべく、開発強化を図っていく予定です。
 なお、「CADCEUS/MoldDesign」のVer1.0からVer3.0シリーズまでの出荷累計シート数は1000シートを超え、好調に販売を続けています。今回販売を開始するVer4.0シリーズでは2003年度単年で400シートの販売を目指します。


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