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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年9月5日

日本ユニシス情報システム
パノラマ画像によるライブ配信サービスを開始

〜 360度カメラで撮影した画像をライブ配信する「Pal-Viewシステム」 〜

 インターネットサービス「U-netSURF」を展開している日本ユニシス情報システム株式会社(社長=石田英雄 東京都江東区豊洲1-1-1)は、9月5日から、360度カメラで撮影したパノラマ画像をライブで配信できるシステム「Pal-Viewシステム」の機器と画像配信サービスの販売を開始します。

 「Pal-Viewシステム」は、CCDカメラ、MPA(カメラ側の制御装置)、サーバ、インターネットを有機的に組み合わせ(関連資料参照)、以下の機能により監視、観光ガイドなど様々な用途に活用できるサービスを提供します。

1. 360度のパノラマ映像を小型高性能カメラで撮影。
2. 撮影したパノラマ映像は、MPAを介して画像圧縮し、インターネットに送出。
3. インターネットを通じ映像を受け取ったサーバは、複数の視聴者に映像を送れるような処理を行うとともに、ストレージ上にアーカイブファイルを作成。
4. 視聴者は360度のパノラマ映像全体はもちろん、そのパノラマ映像から自分が見たい部分だけを切り出した映像をみることが可能。また、パノラマ映像は複数の視聴者が同時にアクセスでき、各々が見たい部分の画像を切り出すことが可能。フォーカス、ズームなど映像の切り出しはブラウザ上から指示。

 「Pal-Viewシステム」は、次の企業とのアライアンスに基づき、当社が素材を調達し、仕様を定めインテグレーションしたものです。

・本田通信工業株式会社(社長=本宮莞爾氏 東京都大田区下丸子1-2-3)
カメラシステム:
小型高性能CCDをベースにした360度パノラマ映像撮影カメラでNTSC(注)とUSBインターフェースがあります。カメラは3.5センチ径と小型であり、かつレンズ面のみ露出していれば撮影可能なので設置場所を選びません。
・株式会社フォラックス(社長=平山勝彦氏 岩手県盛岡市みたけ5-17-17)
MPAシステム:
カメラから送られてきた映像を圧縮してインターネットを通じてサーバに映像情報を送ります。MPAはP2P(Pier to Pier)もサポートしており、イントラネットや小規模でサーバ不要の場合にも対応できます。

 「Pal-Viewシステム」の価格は、最小構成で50万円からです。日本ユニシス情報システムは、今後3年間で関連サービスを含めて50億円の売上を目指しています。

 また、「Pal-Viewシステム」は、9月5日(木)よりTEPIAプラザ(東京都港区北青山2-8-44)において開催される『次世代カーとITホーム』にて展示、紹介します。


注)NTSC:テレビ放送用の映像信号方式