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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年8月8日

日本ユニシス、フレックス・ファームと
モバイル・アプリケーションサーバ「クロス・サーブレット」の販売契約を締結

〜 第1号ユーザ オルビス株式会社の「ORBIS THE NET-MOBILE」が開店 〜

 日本ユニシス株式会社(社長:島田精一、本社:東京都江東区豊洲1-1-1、以下日本ユニシス)は、このたび、株式会社フレックス・ファーム(社長:稲垣昭治、本社:東京都新宿区西新宿2-6-1、以下フレックス・ファーム)と、インターネット対応携帯電話の言語仕様を統合するモバイル・アプリケーションサーバ 「クロス・サーブレット」(x-Servlet)の販売契約を締結しました。日本ユニシスでは、同社が販売するWebアプリケーションサーバ製品「BEA WebLogicServerTM」とマイクロソフトの製品などを組み合わせ、モバイルサイト構築の為のソリューションを提供していきます。なお、日本ユニシスの第一号ユーザである、化粧品・機能性食品の通信販売業の大手オルビス株式会社では、7月より「クロス・サーブレット」を使用した「ORBIS THE NET-MOBILE」(URL:http://mobile.orbis.co.jp/)をスタートさせています。

 ブラウザ搭載のインターネット対応携帯電話は、必要な時にいつでも情報収集・発信できる事からその普及は目覚しく、ビジネス面においても活用の幅を広げています。しかし、NTTドコモのiモード、au・ツーカーの EZweb、J-フォンのJ-スカイなどのインターネット対応携帯電話やPDA型情報端末等にコンテンツを配信する場合、携帯電話キャリアごとの言語仕様が異なるため、1つのコンテンツをそれぞれの端末でブラウジングするには、それぞれの機器仕様や言語仕様に合わせたコンテンツ・アプリケーション開発が必要です。モバイルサイト構築においては、コンテンツ作成・運用に関わるコストや労力が大きな負担となっています。「クロス・サーブレット」は、このような問題を解決するためのモバイル・アプリケーションサーバ製品で、シングルソースであらゆるネットデバイスへの情報配信を可能とします。また、既存のPC向けやiモード向けのコンテンツを自動的に変換し、手を加える部分を最小限にし、あらゆるネットデバイスに対し情報を配信することが可能です。


■「クロス・サーブレット」の特長
 インターネット端末の多様化が加速し、複雑化が進むモバイルコンテンツ配信ビジネスを背景に生まれたシンプルかつスマートなソリューションです。
企業のモバイルシステムを低コストで高品質に構築することが可能になります。

(1)シングルソース
1つのソースコードでiモード、EZweb、J-スカイなどのあらゆるモバイル端末に情報を配信することができます。
(2)シングルURL
iモード、EZweb、J-スカイのサービス種類に関わらず、1つのURLでアクセスが可能となり、サイトの認知度の向上が可能になります。
(3)デバイス毎のコンテンツ指定/抽出
PC、PDA、携帯電話、それぞれ画面サイズが異なりますので、画面に出したい項目が違います。コンテンツ内にデバイス毎の抽出設定を行うことでその辺りの制御が可能になります。
(4)端末情報の自動更新
携帯電話は、2、3ヶ月で数機種、新機種が発売されます。その新機種の情報をソフトウェアが自動的に更新する仕組みを備えています。

 本ユニシスでは、日本ユニシスが独自に開発したコンポーネント指向のシステム開発手法「LUCINA」(注1)(ルキナ)をベースに多くのユーザの大規模システム開発をサポートしています。特に BEA WebLogic ServerTM(注2)との組み合わせにおいては、経験の豊富さとノウハウに基づく洗練された開発ツールと作業手法、日本ユニシス提供のコンポーネント群は、ユーザの開発生産性を飛躍的に向上させ、高い評価を得ています。今回、このLUCINAプロダクトセットの1つに「クロス・サーブレット」を加え、モバイルアプリケーション分野でのLUCINAを使用した開発環境の充実を図ります。


 本発表に際し、オルビス株式会社様より、以下のエンドースコメントをいただいております。
<オルビス株式会社 マーケティング部長 高谷成夫氏>

 「オルビス株式会社は、日本ユニシス株式会社が株式会社フレックス・ファームのモバイル・アプリケーションサーバ「クロス・サーブレット」の販売を開始され、モバイルサイト構築のソリューションを提供開始されることを歓迎いたします。当社は、「ORBIS THE NET-MOBILE」を立ち上げるにあたり、代表的な3キャリア(iモード、EZweb、J-スカイ)に対応し、シングルソース・シングルURLでサイト構築が可能なことから「クロス・サーブレット」を採用しました。また、基幹システムやデータベースシステムとの連携が必要であることから、トータルインテグレーションに高い実績のある日本ユニシスを採用いたしました。すでに当社では、7月より「ORBIS THE NET-MOBILE」(URL:http://mobile.orbis.co.jp/)をスタートさせており、システムは順調に稼働しています。今後も積極的に、当社広告・カタログ等で「ORBIS THE NET-MOBILE」をお客様へ紹介し、ビジネスを拡大していきます。

(注1):LUCINA
 「LUCINA」は、日本ユニシスが独自に開発したコンポーネント指向をベースとしたビジネスアプリケーション向け開発手法。アプリケーションを稼働させる実行環境を規定し、対応する開発ツール・作業工程および作業内容を規定しているところが特徴。平成12年4月の発表以降、多くの大規模開発プロジェクトにおいて実績がある。
(注2):BEA WebLogic ServerTM
 大規模なWebベースの分散アプリケーションの開発、統合、運用、管理のためのJavaアプリケーションサーバです。Javaアプリケーションサーバ市場で、最もスケーラビリティの高いアーキテクチャを持ち、ミッション・クリティカルなアプリケーションでの使用に耐えられるパフォーマンスとスケーラビリティを持つ。


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