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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年8月7日

日本ユニシス・ソフトウェア
岩崎通信機、オニックス・ソフトウェアとCRM分野で提携

〜 中小規模マルチチャネル・コンタクトセンター構築ソリューション「ハーモニーワークス」発表 〜

 日本ユニシス・ソフトウェア株式会社(代表取締役社長:鳥居 洋介 東京都江東区東雲 1-10-9)は、岩崎通信機株式会社(代表取締役社長:大原 国明氏、東京都杉並区久我山1-7-41)、オニックス・ソフトウェア株式会社(代表取締役社長:橋本 信雄氏、東京都港区虎ノ門3-5-1虎ノ門37森ビル)とCRM分野で提携し、中小規模マルチチャネル・コンタクトセンター構築ソリューション「ハーモニーワークス」を9月1日より販売開始します。

 日本ユニシス・ソフトウェアは、これまで中小規模(数十席)から大規模(千席以上)まで数多くのコンタクトセンターを構築してきました。今回、これまで培った経験とノウハウを基に、今後急速な拡大が予想される50席以下の中小規模コンタクトセンター市場にターゲットを絞り、同市場向けのソリューション「ハーモニーワークス」を商品化しました。「ハーモニーワークス」は、コンパクトでかつ効率的なコンタクトセンター構築を実現します。

 「ハーモニーワークス」は、従来の電話系アクセスだけでなく、FAX、E-Mail、Webといったマルチチャネルからのアクセスを一元管理できます。また、中核となるCTI(注1)ミドルウェアをActiveX(注2)コントロール対応とし、さまざまな業務に対応したインテグレーションを可能にしています。

 「ハーモニーワークス」の基本構成は、CTIミドルウェアとして日本ユニシス・ソフトウェアがネットワークおよびCTI連携開発を通じて培ったノウハウを結集した「MCCS(Multi Channel Contact Solution)」、交換機として日本国内において既に数十センターで稼働実績があり安定性が高い岩崎通信機提供の「INDeX」、CRMアプリケーションとして完全Web対応で、容易にカスタマイズすることができるオニックス・ソフトウェア提供の「Onyx Enterprise CRM」となっています。

「ハーモニーワークス」の主な特徴は以下の通りです。
(1) マルチチャネル・アクセス対応
インバウンド・コール/インテリジェントACD/自動音声対応/プレビューダイアリング/eメール連携/FAX受信/ボイスメール/Webコールバック/音声情報提供/FAX情報提供が利用可能
(2) 効率的なチャネルサービスの提供
一人のオペレータが多種チャネルからのコンタクトを一元処理
コンタクトチャネルを平等、効率的にルーティング
(3) コンパクトなソリューション
マルチチャネル制御の必要機能を選択提供
形態に応じた機能拡張ができ、低コストで構築
(4) 管理機能の提供
リアルタイムに運用状況を把握可能
統計機能を提供
(5) 構築期間の大幅な短縮を実現
CRMアプリケーションとして「Onyx Enterprise CRM」を採用し、稼働開始までの期間を大幅短縮

 中小規模マルチチャネル・コンタクトセンター構築ソリューション「ハーモニーワークス」の価格は1,500万円から。また、同ソリューションは直接販売および他インテグレータを通じて販売する予定であり、3年間で3億円の売上を目指しています。

 今後、日本ユニシス・ソフトウェアは、CRMビジネスを当社のコアビジネスの一つと位置付け、岩崎通信機、オニックス・ソフトウェアとの協業をさらに推進していきます。また、今回の「ハーモニーワークス」開発プロジェクトで得た独自ノウハウを付加した導入コンサルティングサービス、構築支援サービス、保守運用サポートサービスを市場に提供し、CRMビジネスの積極的な拡大を図ります。

 「ハーモニーワークス」は、9月10日(木)日本ユニシス・ソフトウェア・セミナールームにおいて開催される『中小規模向けコンタクトセンター構築ソリューション「ハーモニーワークス」発表セミナー』にて紹介します。セミナーに関するお問い合わせ先は以下の通りです。

日本ユニシス・ソフトウェア・セミナー事務局(担当:山本)
TEL:03−5560−5158(平日10:00〜17:00)
FAX:03−5560−5299
ホームページ:http://www.usk.co.jp/ev/crm/

(注1) CTI: 電話とコンピュータを融合することによる、電話の新しいサービスを提供する技術の総称。内線電話網や電話網などの音声ネットワークとLANなどのネットワークを統合し、テレマーケティングなどの分野で電話番号から顧客データベースを検索するアプリケーションなどが容易に構築できる。
(注2) ActiveX: 注2) ActiveX: WWWサーバー上でActiveXコントロールを動かして、その処理した結果をブラウザに返すというように、WWWブラウザの機能を自由に拡張できるため、イントラネット構築の有力な手段として注目されているマイクロソフトのWWW関連技術。



【関連資料1】
 本発表に際し、日本ユニシス株式会社、岩崎通信機株式会社、およびオニックス・ソフトウェア株式会社は、以下のコメントを寄せています。

<日本ユニシス株式会社 Eマーケティング部 eCRM室長 林 義博>
日本ユニシスは、ユニシスグループのCRMビジネス戦略の一環として、「ハーモニーワークス」のマーケティング販売活動を支援いたします。「ハーモニーワークス」の市場投入により、大規模から中小規模までコンタクトセンタービジネスの全域を視野にいれたビジネスの拡大を図ります。

<岩崎通信機株式会社 取締役ENS事業部長 佐藤信夫>
「ハーモニーワークス」をコアとして、INDeXでのコンタクトセンタ構築実績のある日本ユニシス・ソフトウェア殿との協業関係が益々強まることを確信しております。
また「ハーモニーワークス」が中小規模に特化したソリューションであり、これまで大規模クラスに偏っていたCRM市場を中小規模クラスへも展開できると考えております。当社としても拡販をバックアップし、日本ユニシス・ソフトウェア殿と共に中小規模CRM市場でのさらなる発展を目指します。

<オニックス・ソフトウェア株式会社 代表取締役社長 橋本 信雄>
「ハーモニーワークス」は、当社製品のアドバンテージを最大限活用した競争力のあるコンタクトセンターソリューションであり、中小規模コンタクトセンター市場において、高い実績を収めるものと確信しております。当社も日本ユニシス・ソフトウェア殿との営業・マーケティング面、また技術面での協業を推進し、同市場でのリーダーシップをとるために支援を展開して行きます。



【関連資料2】
日本ユニシス・ソフトウェアについて
 日本ユニシス・ソフトウェア(http://www.usk.co.jp/)は、日本ユニシス株式会社がソフトウェア専門企業として、1985年(昭和60年)に全額出資で設立した会社です。
 ERP、SCM、CRMをはじめとする戦略的統合システムの構築、金融・社会公共など幅広い分野の業務システム構築、ネットワーク、データベース、運用管理等の基盤システム構築など、常に最新技術を追及し積極的に取り組んでいます。


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