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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年7月24日

日本ユニシス
ビジネスアグリゲーションの実験ショーケースサイト「BizCase」を開設

〜 参加パートナー5社と7月末から試行開始 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、ビジネスパートナーとの協業スキームの構築、ビジネスモデルの仮説検証、ビジネスの実現可能性の検証を行うビジネスプロデュース活動をビジネスアグリゲーションサービスの一つと位置づけ、この実験の場として情報ポータルサイト「BizCase」を7月末から試行開始します。なお、「BizCase」は株式会社ベイテックシステムズの協力を得て、7月26日(金) 東京で開催する「Unisys Forum 2002」(注1)で、日本ユニシスにおけるビジネスアグリゲーションの取り組みとともに紹介します。

 昨今、デジタル情報の急激な増加とシステムの混在・複雑化により、コンテンツ利用者のサービス利便性が低下する傾向にあります。こうした状況の下、いくつかのベンダーやコンテンツプロバイダーがアグリゲート(集合)された、より価値の高いサービスが、利便性低下を解決する手段として求められています。日本ユニシスは、利用者メリットを追求した情報ポータルを構築・検証し、実際のビジネスに繋げていく場の提供を目的として、情報ポータルサイト「BizCase」を開設、7月末から参加パートナー企業への公開を始めます。現時点での参加パートナー企業は5社で、今後も様々なベンダー、コンテンツプロバイダーから、参加パートナー企業を増やしていく予定です。

 「BizCase」は、日本ユニシスが提供するiDC(internet Data Center)基盤上で、参加パートナー企業各社が提供するソフトウェアやコンテンツを融合し、その上でビジネスモデルの仮説検証・実現可能性の検証、また新たなビジネスの可能性の追求を行っていきます。日本ユニシスでは、今回の「BizCase」試行を第一段階として、B2Eポータル(注2)でのアグリゲーションビジネスの検証を行い、次の段階として参加パートナー企業の要望を取り入れた新たなテーマを検証していく予定です。また、検証を通じて得られる各種情報は、ナレッジシステムを利用し、参加パートナー企業間で知識・ノウハウの共有を図る予定です。

 今後、日本ユニシスは、ビジネスアグリゲーション事業に本格的に取り組み、異業種企業との連携による事業の提案、事業立上げ支援、情報システムの構築・運営に携わり、顧客企業の変革=Re-Enterprisingを支援・推進することを目指します。

■「BizCase」に参加するパートナー企業
  (敬称略)
1. 株式会社ベイテックシステムズ
(社長=原口豊 氏 東京都千代田区麹町3-3 ベルモードビル3F)
今回の「BizCase」においてECサイト構築支援する多彩な機能を実装するソリューション基盤BayCommerce for .NET」、及び既存のEコマースWebサイト、B2Bサイト、各種情報サイトの集客力を高めるためのトータルソリューションeCRMシステムを実現する「BayMarketing」を提供
2. 株式会社産業経済新聞社(産経新聞)
(社長=清原武彦 氏 東京都千代田区大手町1-7-2)
今回の「BizCase」においてパーソナライズされたニュースコンテンツ「ichimy(イチマイ)」を提供
3. 株式会社データプレイス
(社長=藤田幹夫 氏 東京都港区浜松町1-2-3 泉浜松町ビル2F)
今回の「BizCase」において企業信用情報コンテンツを提供予定
4. デジマ・ジャパン株式会社
(社長=倉橋誠 氏 東京都港区虎ノ門2-7-16 ビュロー虎ノ門 1102)
今回の「BizCase」において、マルチデバイス、マルチモーダルを可能とする使い慣れた話し言葉(自然文)をユーザーインターフェースとした次世代エージェント検索エンジン「Dejima Direct」を提供予定
5. 株式会社ネオジャパン
(社長=齋藤晶議 氏 神奈川県横浜市都筑区中川1-16-14ハーモニーヒルズ中川2F)
今回の「BizCase」において、グループウェア製品「desknet's」(デスクネッツ)を提供予定

■「BizCase」に参加予定のパートナー企業
・専門情報をデジタルコンテンツとして提供している企業
・保険事業・資産運用サービスを提供している企業
・高機能グループウェアソリューションを提供している企業 他



(注1)「Unisys Forum 2002」
Re-Enterprising 〜価値創造を実現するユビキタス・イノベーション〜
 今、ブロードバンド、ユビキタス・コンピューティングの進展により、様々な社会の変革がおきています。このような現状を踏まえ、日本ユニシスでは本フォーラムを開催することにより、「価値創造」企業としてお客さまのビジネスに貢献できる先進のテクノロジーやビジネス戦略そして具体的な事例をご紹介して参ります。(事前登録制、無料)
●開催日時 7月26日(金)13:00〜18:00(受付開始:12:00)
●開催場所 赤坂プリンスホテル(クリスタルパレス・五色の間)

(注2) B2E(Business to Employee)ポータル
 企業と従業員の業務的な作業効率や利便性を向上するための企業ポータル部分と、福利厚生サービスによる従業員の企業へのロイヤリティ向上や利便性向上を主とするB2Eサービスの2つから構成されます。現状のB2Cの伸び悩む要素の1つとして、利用する側から安全性・信頼性・確実性に対する懸念があげられていますが、B2Eの場合はこれらの懸念要素を従業員の属する企業が肩代わりすることにより安心してサービスを利用できます。また、関連サービス提供者側としてもセグメント化されたユーザーが対象となりえるため、効率的かつ確実なビジネス展開を図ることが可能となります。


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