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ニュースリリース

2002年7月16日

日本ユニシス
「Unisys ClearPath Plus Server CS7402/CS7201シリーズ」販売開始

〜 Eビジネスの基幹業務を担うエンタープライズサーバとして汎用機を強化 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一、東京都江東区豊洲1-1-1)は、汎用機2200/IX (OS2200注1)シリーズおよびA/NX/LX(MCP注2)シリーズの、それぞれ中型機種「CS7402シリーズ」12モデル、「CS7201シリーズ」6モデルを発表し、本日より販売を開始します。
 「CS7402/CS7201シリーズ」は、「Unisys Enterprise Server ES7000」(以下ES7000)で高い実績と評価を得ているCMP(Cellular Multi-Processing) 注3技術を採用しています。マルチOSプラットフォームとして、同一筐体にOS2200またはMCP環境と、Windows®2000環境を持ち、最大32プロセッサ・8パーティションの運用環境を提供します。

 「CS7402/CS7201シリーズ」は、ブロードバンド時代において、次世代Eビジネスの基幹業務を担うエンタープライズサーバとして、以下の特徴を備えています。

1. ブロードバンド時代の高速大容量処理に対応する大規模処理能力と拡張性を装備
  CS7402シリーズ:単一2200システム能力を当社中型機種「IX6620シリーズ」に比べ1.4倍に向上
  最新レベルのASIC注4技術を適用し2200プロセッサを1チップで実現。システムで最大20倍の拡張性を備えています。2200プロセッサx8とIntel®プロセッサx16(OS2200+Windows®)の組合せで、最大24プロセッサ、6パーティションまで拡張が可能です。さらに2200プロセッサは、XTPA注5環境で最大8システム32プロセッサの構成が可能です。
  CS7201シリーズ:Intel®プロセッサ上で仮想MCP環境を実現するVirtual Machine技術を採用
  CMP技術を採用、最大32プロセッサ、最大主記憶64GB構成。単一システムで最大6.6倍の拡張性を備えています。MCP仮想プロセッサx4とIntelプロセッサx4 またはx8の組合せで最大8パーティション、32プセッサまで拡張が可能です

2. 既存資産と最新オープンITの融合でEビジネスの変化とスピードへ迅速に対応
  CMPをベースに OS2200/MCP環境とWindows®2000環境を融合
  CS7402/CS7201シリーズ共にWindows®2000環境は、ES7000で実績のあるWindows®2000 Advanced ServerまたはDatacenter Serverをサポートします。CMPをベースに汎用機に蓄積した既存資産を有効に活用し、最新オープンIT技術を取り込むことで、Eビジネス展開にスピーディかつ効率的に対応できます。

3. 「キャパシティオンデマンド機構」-予測困難なトランザクション処理要求に迅速に対応
 ・ システムを止めずにパーティション単位でプロセッサ性能を増強
 ・ 障害時におけるパーティション間のプロセッサ性能バックアップ
 ・ 業務負荷に対応するパーティション間のプロセッサ性能を変更(計画中)

4. 24時間/365日、企業のグローバル活動を支える高度なシステム可用性に対応
  万全なCMP冗長構成、クラスタリング技術、ホットスワップ機能の導入
  ノンストップ・クラスタリング技術を採用し、OS2200/MCPおよび Windows®の無停止処理、プロセッサ/メモリ/クロスバー/電源/冷却ファン/IMS機構などのリダンダント構成の採用、プロセッサ性能増設や障害時のシステム停止を必要としないホットスワップ機能の提供により、高可用性を提供しています。

5. 複雑化するシステム運用の集中化・自動化・効率化に対応
  統合運用管理機構(IMS:Integrated Management System)の導
  最大8パーティションを集中監視制御および自動運転、I/Oサブシステムの自動電源制御をサポートし、より効果的なシステム統合管理機能を提供します。

 「Unisys ClearPath Plus Server CS7402シリーズ」の価格はハードウェア、ソフトウェア、保守料金の合計で月額400万円から。出荷は平成14年第3四半期からを予定しており、販売目標は2年間で200台です。
 また「Unisys ClearPath Plus Server CS7201シリーズ」の価格はハードウェア、ソフトウェア、保守料金の合計で月額327万円から。出荷は平成14年第3四半期からを予定しており、販売目標は2年間で300台です。

注1) OS2200:
  2200/IXシリーズのオペレーティング・システム
注2) MCP:
  A/NX/LXシリーズのオペレーティング・システム
注3) CMP:
  Cellular Multi-Processingの略。米国ユニシスが開発した、マルチOS環境に対応したエンタープライズサーバ用プラットフォーム・アーキテクチャ。「ES7000」に初めて導入された。米国ユニシスの共通プラットフォーム・アーキテクチャとしてCS7402シリーズ、CS7201シリーズにも導入。
注4) ASIC:
  Application Specific Integrated Circuitの略。固有仕様で開発された高集積度IC。
注5) XTPA:
  Extended Transaction Processing Architectureの略。大規模無停止トランザクション・システムを実現する拡張トランザクション処理アーキテクチャ。


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