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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年6月26日

日本ユニシス
ライセンス管理ソリューション「License Complete」販売開始

〜 ネット経由購入のソフト証跡も管理、不正使用未然防止などリスク・マネジメントに対応 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、パソコン(PC)上のソフトウェア情報を自動的に収集・管理するライセンス管理ソリューション「License Complete(ライセンス・コンプリート)」を、7月1日から販売開始します。

 昨今PC用ソフトウェアの入手がインターネットなど種々の経路から容易に行なえる状況下で、「違法複製ソフトウェアの使用」といった行為に対する厳しい法的処罰や社会的信用失墜などは、企業にとって重大なリスクとなります。

 日本ユニシスでは自らの持つ責任と立場を重視し、これを未然に防止する社内管理用システムとして平成11年にライセンス管理システムを開発、平成14年現在でグループ企業の約15,000台のPC上で使用していますが、昨今のソフトウェア・ライセンスを取り巻く環境と顧客からの要望を受け、このほど一般企業向け製品「License Complete」として販売することにしました。

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 本来、PC用ソフトウェアは利用者が正規に購入すべきものですが、最近インターネット等を通じての不正入手、違法コピーなどが大きな社会的問題として注目を集めています。

 一方企業としては、社内におけるソフトウェアの正しい使用についての管理監督責任が問われています。企業の一部にはPCの利用において、一括配布以外のソフトウェア導入を制限している場合もありますが、多くは業務や業態の必要性に応じて利用者が個別にソフトウェアを導入しています。その結果、数万種類におよぶソフトウェアの実態把握をはじめ導入の妥当性、ライセンスの合法性判断など、手作業に根ざしたライセンス管理形態では、もはや限界に達しています。

 しかし「違法複製ソフトウェアの使用」などの行為に対しては、厳しい法的処罰の対象となる上、「倫理を欠いた企業」「違法行為を野放しにする企業」といった社会的イメージダウンから免れることが出来ません。

 このような事態を回避するため、本来企業や組織では、管理者を置いて適正な運用に努める必要があります。しかし実際には多くの手間とコストが必要であり、実現が難しいのが現状です。そこで日本ユニシスは、ソフトウェアの使用者を管理の主体とし使用者自身に「法の遵守」を促すのが最良と考え、企業内のクライアントPCに搭載された個々のソフトウェア情報を定期的に自動収集し、ライセンス管理を使用者自身の手で適切・容易かつ低コストで行なうことのできるライセンス管理ソリューション「License Complete」を製品化しました。

 「License Complete」には、「License Complete」と「同Lite」の2つの製品があります。

 「License Complete」は、ソフトウェア・ライセンスを無駄なく、そして効率的に一元管理するための豊富な機能を提供します。その特長は、以下の通りです。

  • ソフトウェア辞書によるライセンスの要/不要の判定を行い、管理対象の自動的な絞込みを実施。
  • 実装ソフトウェアへの入手経路の対応付けや、その他情報の加工および検索が、Webブラウザ上から容易に可能。
  • 既存購入システムと連携させたソフトウェア購入情報管理、組織単位でのライセンス在庫管理
    など、精度の高い管理機能を実装。
  • 通常購入経路以外での、例えばインターネット経由で入手したソフトウェアの証跡も管理可能。
  • ライセンス違反者の容易な摘出およびEメールを活用した警告機能を装備。
  • 遊休ライセンスの全社有効活用、組織編成/人事異動への柔軟な対応が可能。

 一方「License Complete Lite」は、ライセンス管理は必要でも、高価で多機能の統合管理製品は不要というニーズに応えたものです。その特長は、以下の通りです。

  • 機能をクライアントPCの実装ソフトウェア自動収集と編集機能に限定。クライアントで採取したソフトウェア情報をテキスト・データとして生成、サーバ上に転送/格納。
  • 簡単な初期設定さえ行なえば以後の情報収集・転送が、スケジュールに従い自動的に行われるため、利用者の負荷はほとんどゼロ。低いコストと導入負荷で、ライセンス管理が簡単に実現可能。

 今回販売開始する製品の販売価格は、高精度なライセンス管理機能を持った「License Complete」が、32万5千円(50クライアント・ライセンス)から。実装ソフトウェアの自動収集と編集機能に焦点を絞った「License Complete Lite」が11万7千円(50クライアント・ライセンス)からとなっています。
 なお出荷時期は、「License Complete Lite」は平成14年7月から、「License Complete」は平成15年1月からの予定です。

◆「License Complete」のサーバ、対象クライアント環境要件
・サーバの環境要件
  −OS:Microsoft® Windows NT® Server 4.0, 2000 Server (Option PackのIISをインストール)
  −DB:Microsoft® SQL Server 7.0)
  −ネットワーク:LANに固定IPアドレスで接続)
・対象クライアント
  −OS:Microsoft® Windows® 95, 98, 98SE, ME, NT4.0, 2000, XP
  −ネットワーク:LANにDHCP/非DHCPクライアントとして接続。
             LAN非接続クライアントも実装ソフトウェア収集機能を用意
  −ブラウザ:Netscape 4.5, Internet Explorer 4.0以上
             (Java Plug In JRE 1.2.2以上)

◆「License Complete Lite」のサーバ、対象クライアント環境要件
・サーバの環境要件
  −OS: Microsoft® Windows NT® Server 4.0 , 2000 Server (OptionPackのIISをインストール)
  −ネットワーク: LANに固定IPアドレスで接続
・対象クライアント
  −OS: Microsoft® Windows® 95, 98, 98SE, ME, NT4.0, 2000, XP
  −ネットワーク: LANにDHCP/非DHCPクライアントとして接続。
            LAN非接続クライアントも実装ソフトウェア収集機能を用意


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