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Foresight in sight

ニュースリリース

2002年2月13日

動画によるe-Learning教材の配信実験を実施

大阪国際大学経営情報学部、日本ユニシス、日本ユニシス情報システム

 大阪国際大学経営情報学部(学部長=柴橋正昭氏 大阪府枚方市杉3-50-1)、日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)、日本ユニシス情報システム株式会社(社長=石田英雄 東京都江東区豊洲1-1-1)の3社は、動画と動画に同期して表示される情報を組み合わせたリッチ・コンテンツからなる「e-Learning教材」のオンデマンドでの配信実験を、3月から約1ケ月間行います。

 今回の実験では、同大学経営情報学部がコンテンツの素材となる映像や資料を提供し、これを日本ユニシスと日本ユニシス情報システムが教材化し、インターネット上で配信します。教材の作成、配信に当たっては、米SeeItFirst社製品のビデオ・オンデマンドのシステムを利用します。

 配信する教材は、同大学の井上市郎助教授が担当する「サイバービジネス起業論」の講義紹介および受講生の評価や、ビジネスゲームの株主総会をベースとするもので、大阪国際大学を志望する受験生にネット上で講義内容を体験受講してもらう目的で、学部の特徴や講義内容を約10分の長さにダイジェスト化したものです。ブロードバンドを活用した今後の授業のあり方を検証します。

 同教材作成には、同大学の映画研究会が映像撮影とシナリオ立案に加わっています。このように一般の教材制作企業によるオートメーション化された教材作成とは異なり、実際に授業を受講する立場から教材のあり方を検討することも、今回の実験のユニークな評価テーマの一つとなっています。

 さらに同教材には、映像と関連資料の同期、任意の個所での映像情報の静止画切り取り、巻き戻し/早送りといった、受講者がインタラクティブ(対話型)に利用することができる機能があり、一部画面を切り出して拡大したり別の資料として利用するなど、自由な教材利用が可能です。

 今回の実験は、ADSL、CATVといったブロードバンド回線が利用可能なインターネット・ユーザを対象とし、日本ユニシスとブロードバンド共同実験を実施中の東京通信ネットワーク株式会社(社長=白石 智氏 東京都港区芝浦4-9-25)のブロードバンド実証実験ホームページ上で1ケ月程度の間公開されます。また同時にナローバンド・ユーザでも閲覧が可能な速度(ISDN64kbps、アナログ56kbps等)で、日本ユニシスと日本ユニシス情報システムが立ち上げるサイトでの教材配信を予定しています。

 この実験を通じ大阪国際大学経営情報学部は、ブロードバンドの活用による受験生への明確で強力なメッセージの発信と、社会への教育ニーズに応えるべく、e-Learning分野への対応強化を目指します。

 また日本ユニシスと日本ユニシス情報システムは、今後のブロードバンド化の到来に際し、教育機関、企業の教育ニーズに対応したシステム構築に関し、関連要素技術、ノウハウの検証をします。


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